いよいよ,RCA のリイシュー CD 3枚は,9月20日発売が確実なようで,各ネット・ショップでも予約の受け付けが始まっている。
"Night Beat" はライナーが新しくなるだけのようだが,その他の2枚は ABKCO の SACD(Hybrid)盤で定評のある Steve Rosenthal がリマスターを手がけ,追加トラックもあるようだ。
まず,"Harlem Square" のほうだが,発表された新しいカバー(→)を眺めているだけで,いやがうえにも期待が高まってくる。
残念ながら,Sam 自身による追加曲はないが,カバーにも登場している King Curtis の "Soul Twist" がオープニングに収録される。1分間だけの短いもののようだが,それでもうれしい。
"Feel It" と "Having A Party" は,slightly longer versions になるということで,これも楽しみ。
どうせなら,Aretha Franklin の,例の限定盤ライブのように,そっくりそのまま,編集などされていないものを聴いてみたいところだが・・・。
その Aretha Franklin & King Curtis の "Live at Fillmore West" のサブタイトルは,"Don't Fight The Feeling" で,実際に最後の夜 "Eleanor Rigby" を歌う直前に Aretha 自身がそう言っているのだけれども,この文句は一般的なイディオムではあっても,そう言った時の Aretha は,この "Harlem Square" の冒頭を飾る "Feel It" 中の歌詞を頭に浮かべていたにちがいないと,思いたい。
"The Best Of 〜" に収録される予定のボーナス・トラックは,"Win Your Love For Me","You Were Made For Me","Nothing Can Change This Love" という3曲で,それはそれでうれしいのだけれども,現行の CD に収録されている "Summertime [Alternate Take]" がカットされてしまうのは残念。この Alternate Take は,最近 CD が発売された The Ovations の "Don't Cry" という曲の元ネタになった重要なバージョンなので,ファンならこちらのほうも今のうちに買っておきましょう。
まだ中途半端ですが,Sam Cooke's SONGs にデータをかなり追加しました。これから録音情報などを追加して,だんだんと充実させていく予定。
最近,新たに購入したカバー・バージョンの中では,Bo Gumbos という日本のグループのものが予想以上に素晴らしい出来で,気に入っております。
特に "Twinstin' The Night Away" は,Harlem Square でのバージョンをコピーしていて,なかなかの盛り上がりでした。
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2005年8月27日 18時52分
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Marvin Gaye "Marvin Gaye At The Copa" [Motown/Hip-O Select B-0003629-02]
1. I Concentrate On You
2. Just In Time
3. How Sweet It Is (To Be Loved By You)
4. Motown Medley: You're Wonderful One/Stubborn Kind Of Fellow/Baby Don't Do it/Try It Baby/One More Heartache
5. Laia Ladaia (Reza)
6. Georgia Rose
7. The Song Is You
8. Ain't That Peculiar
9. Every Once In A While
10. The Shadow Of Your Smile
11. Night Song
12. Pride And Joy
13. This Could Be The Start Of Something Big
14. Strangers In The Night
15. Introduction Of Orchestra
16. Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me)
17. Motown Medley 2: I'll Be Doggone/I Can't Help Myself (Suger Pie, Honey Bunch)/Uptight (Everything's Alright)/Hitch Hike
東京みやげ(?)第3弾。このアルバムも,アマゾンではまだのようだが,amazon だと Hip-O Select が直接出品していて入手可能なのだけれども,ネット・ショップでジャケ写を眺めているだけだとそれほどではないものも,実際に手にとってしまうと少々割高であっても財布のヒモが緩んでしまう。もっとも,この CD は,自分自身のためではなく,カミサン用・・・(^_^;)
1966年夏の録音。'67年初めには発売される予定で,ジャケットの試し刷りまで完成していたのに,お蔵入りになっていたアルバム。
その原因は,Marvin Gaye と Berry Gordy の,絶え間なく続く確執の一つで,Berry Gordy はバラードが多すぎるとクレームをつけたらしい。
'65年に,Supremes の "At The Copa" がそこそこの成功(Black Albums で2位,Pop Albums でも11位)を収めたので,その柳の下のドジョウを狙ったのだろうが,正直,出さなくて正解だったのではないか・・・?
Marvin Gaye 自身も "I wasn't old enough." と言っていたらしいが,この時点("What's Going On" の5年前,27歳)では,Sam Cooke(33歳) "At The Copa" の足元にも及んでいない。
ただ Marvin Gaye は,この時期 "A Tribute to the Great Nat King Cole" というようなアルバムも出していて,それは CD 化されて入手も簡単なので,それを聴いて,そういう Marvin Gaye が好きな人には気に入ってもらえるかもしれない。
おそらく,Sam Cooke が初めてコパに出演したとき(27歳)も,このような状態だったのではないか?
技術的には上手いのだろうが,譜面どおり淡々と演奏しているだけのようなハウス・バンドの演奏についていくのがやっとで,余裕などほとんど感じられず,コチコチに緊張して歌っているように聴こえる。
この数年後に,Kim Weston や Tammi Terrell などとのデュエットの形で出演していたら,もっとましなライブになっていたかもしれない。
いくらなんでも "What's Going On" はコパには似合わないだろうな・・・などと考えていたら,Sam Cooke は,そのコパで "Blowin' In The Wind" を歌っていたのを思い出し,改めて感心した次第。
東京では,ほかにも旧譜や中古を数枚購入しましたが,とりあえずの紹介は,コレで打ち止め。
D.U. は,やっぱりおいしそうなのがいっぱいで目移りして困ったし,タワレコでも大阪に比べると品揃えが豊富なように感じました。
7〜8月はちょっと散財しすぎたので,当分は控えなければ・・・(^_^;)
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2005年8月27日 10時48分
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Past MUSIC in 2005 |
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