ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2005年07月24日(日)
Live @ The Fillmore
Lucinda Williams "Live @ The Fillmore [2 CDs]" [Lost Highway B0002368-02]

[Disc 1]
1. Ventura 2. Reason To Cry 3. Fruits Of My Labor 4. Out Of Touch 5. Sweet Side 6. Lonely Girls
7. Overtime 8. Blue 9. Changed The Locks 10. Atonement
[Disc 2]
1. I Lost It 2. Pineola 3. Righteously 4. Joy 5. Essence 6. Real Live Bleeding Fingers And Broken Guitar Strings 7. Are You Down 8. Those Three Days 9. American Dreams 10. World Without Tears 11. Bus To Baton Rouge 12. Words Fell

きっかけは,Keith Richards with Norah Jones の歌う "Love Hurts" が聴きたくて購入した DVD "Return to Sin City: Tribute to Gram Parsons"。このコンサートで Lucinda Williams は,"Sleepless Night" と G.P.版の "A Song For You" を歌っていた。Keith と Norah 以外は初めて聴くシンガーばかりだったのだが,その中でも彼女はピカ一の存在感を示しており,単独のアルバムも聴いてみたいと思っていたところ,ちょうど,この2003年収録のライブ盤が発売されていた。
店頭にあるパッケージには,Elvis Costello の署名入りのシールが貼られていて,そこには Keith Richards の名前が・・・。
(前略) It is a bonus that her rock and roll vocal style will shake up any band in a fashion that I can only compare to Keith Richards' guitar playing.

早速ネットで取り寄せて聴いてみたところ,どっぷりとのめり込んでしまった。
すでに,1998年にグラミー賞を受賞したという "Car Wheels on a Gravel Road"(2曲がこのライブ盤に収録)や,2001年の "Essence"(7曲収録)も入手し,2003年の,スタジオ録音としては最新作にあたり,このライブ盤で最も多くの曲が取り上げられている "World Without Tears"(11曲収録)は,どうしても聴きたかったので新品の日本盤を買ってしまったほど。
一言でまとめてしまうと,カントリーやブルース,フォーク,ソウル,ロックなどのジャンルをクロスオーバーした曲を書いて歌うシンガー・ソング・ライターということになるのだろうが,このライブ盤全体の印象は,Neil Young の "Live Rust" に極めて近い。ディストーションのかかったギターがうなりだし,ベースとドラムがドスンバタンというリズムを刻み始めると,もう Crazy Horse そのもの。実際に Neil Young といっしょにツアーを回ったこともあったらしい。
このバンドのメンバーは,"Return to Sin City" の DVD にも参加していて,特にギタリストの Doug Pettibone は,Sin City All Stars というコンサートのレギュラーバンドの一員として活躍していた。ただし,Lucinda Williams のパートは James Burton が中心で少ししかギターを弾かせてもらっておらず,"Wild Horses"では短いけれども間奏のソロを弾いているのだが,カメラにほとんど捕らえられていなかったのは可哀想だった。

このアルバムとほぼ同時に "Live from Austin, TX" という DVD も発売されているのだけれども,それは1998年のコンサートを収録したもので,当然バンドのメンバーやレパートリも異なっているため,このライブ盤が非常に気に入っている自分としては,見たいような見たくないような・・・(^_^;)
それよりも,"Timeless: Hank Williams Tribute" というアルバムには,共演はしていないようだが,彼女も Keith Richards も参加しているので,それを聴いてみたいと思っていて,その予習のために Hank Williams のベスト盤を買ってしまった。

なにしろ,"Return to Sin City: Tribute to Gram Parsons" の DVD にハマって以来,かなりカントリーづいていて,このブログのタイトルにも Country をつけようかなと思っているくらいなのだが・・・。
2005年7月24日 21時12分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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