THE !!! BEAT LEGENDARY R&B AND SOUL SHOWS FROM 1966 VOL.3
視聴してみたいとは思っていたものの,まったく購入する予定はなかったのに,タワレコの店頭に並べてあるのが目に入り実際に手にとって見ると,やっぱりそのままレジに向かってしまった。
とりあえず1枚ということで,最初に Vol.3を選んだのは,昨年 Grapevine からリイシューされた "ATLANTA SOUL" に収録されていた "Shadow Of Another Man's Love" や "Thinkin' About The Good Times" が素晴らしかった Jimmy Church が "(I Can't Get No) Satisfaction" を歌っていたから・・・(^_^;)
その Jimmy Church は Lip Sync ではなかったものの,その他はあまりにも口パクが多く,不愉快を通り越して少々腹が立ち始めていたところ,最後のほうになって Johnnie Taylor "Rome Wasn't Built In A Day" のパフォーマンスで腰が抜けてしまい,それまでの不満が一挙に消し飛んでしまった。
曲良し,アレンジ良し,演奏良し,歌良し・・・と,文句のつけようがなく,結局6枚とも買ってしまった。全部見終わった今でも,この曲の J.T. が,このシリーズのベスト・パフォーマンスではないかと思っているほど。
ここでの J.T. には Sam Cooke が乗り移ってしまっている。歌い終わった後の笑顔も口パクの後の引きつった笑いに比べるとはるかに気持ちがよさそうで,見ているこちらまでうれしくなってくる。
その Vol.3以外でも口パクはかなり多く,いくら動いている姿を見ることが出来るだけでも貴重だとは言え,あまりにも多いと見ていて気分が悪くなってくるので,最近では 口パクかどうかのリスト を作って,口パクの曲は飛ばして見るようにしている。
Otis Redding が 本当に Big だったのはよくわかったけれども,Louis Jordan は とても背が低くて Little 〜 とか 〜 Jr, という偽者ではないかと思ってしまった・・・(^_^;)
The Ovations には「もっと動けよ!」と思ってしまったが,Maurice & The Radiants はちょっと動きすぎではないか・・・(^_^;)
あと,Freeman Brown は,手数が多くて小技も抜群に上手いのには驚いてしまった。
そのほかにもいろいろと興味深い新発見があっておもしろく,これがきっかけになって当時の映像の発掘が進められ,一部のマニアのためだけでなくこうやって一般に販売されることを期待している,今日この頃であります。
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2005年7月23日 19時27分
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