Timi Yuro "Vol.2 The Voice That Got Away" [r.p.m. RPM 167]
「目の毒」であることがはっきりしていても,それでもチラチラと覗き見したくなるのが人情(スケベ根性とも言うが (^_^;) ) で,『楽ソウル』 の前半部 「DEEP SOUL 45」 をパラパラとめくっていたら目に飛び込んできたのが,この Timi Yuro の名前 (p. 159) 。
白人女性シンガーだが Hi 録音があり,それがシングル・コレクターの間でも評判になっているらしい。
巻末の CD 化リストにはなかったが,調べてみると CD 化されていたので取り寄せてみた。
ありがたいことに,シングル盤 [Frequency 101] が両面とも収録されている。
4. When Something Is Wrong With My Baby
5. Nothing Takes The Place Of You
シングル・コレクターの間で人気があるというのも十分うなずける出来映え。
『楽ソウル』 には1970年の作品として記載されているが,CD のディスコグラフィーには1979年のリリースとなっている。サウンド的には,Hi が最も元気だった1970年代前半の音のように聴こえるのだが・・・?
この2曲以外はフル・オーケストラをバックにした楽曲がほとんどで,ピュアなソウル・ファンにはとっつきにくいかもしれないが,個人的には,一昨年の Ronnie Milsap に匹敵するような大発見だった。
こんな風に,ぼくが聴いたことのない素晴らしい歌手がまだまだいっぱいいるのだと思うと,それだけで,なんとなくうれしくなってくる。
早速,Mercury 時代の編集盤 CD を注文したところ・・・。
そのアルバムは,いつなぜ入れたのか忘れてしまっているほど以前からウィッシュ・リストに入っていたのだが,やっと注文する気になった。この時代には Jack Nitzche がプロデュースした作品もある。
○ "Amazing Timi Yuro: The Mercury Years" [Universal ]
引き続き,この CD の Vol.1 にあたる CD やライブ・アルバムも注文する予定。
○ "The Lost Voice of Soul!" [RPM ]
○ "Live at PJ's [Live]" [RPM ]
"When Something Is Wrong With My Baby" は,Charlie Rich にも Hi 録音がある。
◎ Charlie Rich "The Complete Hi Recordings Of Charlie Rich" [Hi/Cream HIUKCD 250]
1. When Something Is Wrong With My Baby
もともと Charlie Rich のために書かれた曲らしいが,なぜか発表されず,Sam & Dave のバージョンが先にリリースされてヒットしてしまったらしい。
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2008年4月24日 22時08分
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