Rolling Stones "Shine A Light [Martin Scorsese] (2 CDs) [LIVE]" [Polydor UICY 1408〜9]
チャーリーのドラムの音は,近ごろは,徳の高いお坊さんが叩く木魚のように,尊く有り難い音に聴こえて仕方が無い。
初めて聴いたとき,1曲目はキースのギターがミス・トーンではないことを確認してから録音レベルを上げているのではないかと勘繰ってしまった・・・(^_^;)
数千人程度収容という狭いホールで収録しているので,エンディングを無理矢理伸ばしてステージを走り回ったりするような無駄なエネルギーを費やす必要がないためか,特にミックのボーカルは,いつもより元気なように聴こえる。
なかなかアルコールと縁が切れないロニーだが,オーガニックな食生活のお陰か,なかなか元気にギターを弾いている。
ウォッカやワインもオーガニックにかぎる・・・?
Chuck Leavell の自伝本 『ロック・アンド・ホーム・プレイス』 を読んだ後のためか,キーボードの音がいつもより大きく聴こえるように感じたのだが,"Loving Cup" はそれほどでも・・・? Nicky Hopkins に敬意を表したのだろうか ?
Sam Dees に雇われていたことがあるという Chuck は,彼が日本ではカルト的な人気があり,彼のレアな CD が買い取り価格ですでに \10,000 を超えているということを知ったら,驚くだろうか ?
公式なライブ盤には初めて収録された "She Was Hot" だが, 最近 の曲の中では隠れた名曲だと思っていたのでうれしかったのだけれども,もう25年も前の曲だったことに気が付いて,唖然とした・・・(^_^;)
彼らのキャリアの長さについていろいろ考えていると,ブライアン・ジョーンズが亡くなった(1969) 後に母親が生まれたというファンもいるかもしれないということに気が付いて,ガックリしてしまった。
このライブ盤で初めてストーンズを聴くという連中も,The Temptations "Just My Imagination" からソウルの世界に興味を持ち,"Champagne & Reefer" から Buddy Guy や Muddy Waters などブルースの世界に足を踏み入れることになるのだろうか・・・?
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2008年4月20日 21時45分
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