ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2010年11月27日(土)
You Can Run But You Can't Hide
Solomon Burke "You Can Run But You Can't Hide" [Mr R&B RBD 108]

1. To Thee [Apollo 491] -1956
2. Why Do Me That Way [Apollo 487] -1956
3. This Is It [Apollo 511/527] -1957
4. My Heart Is A Chapel [Apollo 527] -1958
5. A Picture Of You [Apollo 505] -1956
6. You Can Run, But You Can't Hide [Apollo 505] -1956
7.* Friendship Ring [ ? ] -1959
8.* I'm Not Afraid [Singular 1812] -1960
9. Don't Cry [Apollo 522] -1958
10.Christmas Presents [Apollo 485] -1955
11. I'm In Love [Apollo 487] -1956
12.* Leave My Kitten Alone [ ? ] -1959
13. No Man Walks Alone [Apollo 500] -1956
14. I'm All Alone [Apollo 485/491] -1955
15. I Need You Tonight [Apollo 511] -1957
16. Walking In A Dream [Apollo 500] -1956
17. You Are My One Love [Apollo 512] -1957
18. For You And You Alone [Apollo 512] -1957
19.* This Little Ring [Singular 1812] -1960
20. They Always Say [Apollo 522] -1958
21.* Mama, Mama Dear [ ? ] -1959

Atlantic 時代以前の Solomon Burke の作品を集めたアルバム。現在のマーケット・プレイス価格の3分の1程度で入手できたが,「掘り出し物」というには,ちょっと微妙・・・(^_^;)

Made in Czechoslovakia というクレジットのある Mr R&B というレーベルからリリースされた CD 。Original recordings released by exclusive agreement between Solomon Burke and Mr R&B Records. Artist royalities $ 0.40/lp. というクレジットがあるので,「ブートレッグ」ではなくプライベートな正規盤・・・といったところか?
Peter Guralnick がライナーを書いているが,当然,↓ の「キング・ソロモン 流浪の王」と重複する内容が多い。
■ 『スウィート・ソウル・ミュージック』(ピーター・ギャラルニック 著,新井崇嗣 訳,シンコー・ミュージック 刊)

* 印以外の16曲は,↓ にも収録されている,Apollo 時代の作品。
● "Solomon Burke" [Malaco/P-Vine PCD-5464] -1998
○ "This Is It: Apollo Soul Origins" [Shout ]

残る5曲のうち,8. 19. は,Singular からリリースされたシングル曲。'This Little Ring' は,Atlantic に買い取られて ↓ のアルバムに収録されている。
● "If You Need Me" [Sequel RSA CD 860] -1997

Singular 時代のシングル盤は,Soulful Kinda Music というサイトの Artist Discographies によると,↓ の2枚。
○ 'Doodle Dee Doo' / 'It's All Right' [Singular 1314] -1959
○ 'This Little Ring' / 'I'm Not Afraid' [Singular 1812] -1960
このうち,'It's All Right' も Atlantic からのアルバム "If You Need Me" に収録されていたので,'Doodle Dee Doo' のみが未 CD 化ということになる。
できれば,Wilson Pickett のボックス・セット ↓ と同様のリイシューを,Solomon Burke の楽曲についても,お願いしたい・・・m(_ _)m
● Wilson Pickett "Funky Midnight Mover: The Atlantic Studio Recordings 1962-1978 (6 CDs)" [Rhino RHM2 07753] -2010

詳細の不明なのが,残る3曲。Soulful Kinda Music にもデータは無い。
7. Friendship Ring 12. Leave My Kitten Alone 21. Mama, Mama Dear
いずれも,New York City or Philadelphia late 1959 とあるだけで,ミュージシャンなどは unknown 。

『ブルース & ソウル・レコーズ』誌(2009年 12月号) の「ソロモン・バーク アルバム完全ガイド」(p.74) に,Atlantic 以前の「お蔵入り録音」の中に Little Willie John の「'Leave My Kitten Alone' のガヴァーが出色だ。」(中河) とあったので,いろいろ検索していて,この CD を発見したのだが・・・。
たしかに「出色」ではあったものの,その1曲を聴くためだけに CD 1枚というのは・・・(^_^;) こういうとき,mp3 でその曲だけ・・・というのが便利なんですけどね。

Little Willie John のオリジナルは,↓ で。
◎ "The King Sessions 1958-1960" [ace/KING CDCHD 1061] -2005
 13. Leave My Kitten Alone [R&B Singles: 13, Hot 100: 60] -1959
Little Willie John - Leave My Kitten Alone @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=UmyD2AJIqcU


この曲は,オリジナルより ↓ のカバーの方が,はるかに有名なはず。
The beatles- Leave My Kitten Alone @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=H1WytU0yZwI


2010年11月27日 10時43分 | 記事へ | コメント(5) | トラックバック(0) |
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Mr.Pitifulさん、こんにちは
 Made in Czechoslovakia とMr.R&Bの文字に反応しました。
Mr.R&Bというと、アナログ時代にKingのジャンプ・ブルースのリイシューをしていたRoute66というスウェーデンのブートレグ・レーベルを思い出します。
同じ会社なのか不明ですが、85年発売のRoy BrownのLP、I Feel That Young Man's Rhythmの裏ジャケには、Original recordings released by exclusive agreement between Gertie Brown and Mr R&B Records. Royalities $ 0.40/lp.という記載があります。
このアルバムは、Route66から出ていますが、やはり裏ジャケに、Route66,a Division of Mr.R&B Recordsと記載されています。
また、チェコスロバキアは、93年にチェコ共和国とスロバキア共和国に分離していますので、それ以前にリリースされたものですね。
Roy Brown のその LP は,ぼくも持っていたような記憶があります。

Made in Czechoslovakia という表示がある CD は,もう1枚持っています。
● The Original Five Blind Boys of Mississippi "You Done What The Doctor Couldn't Do" [Gospel Jubilee RBD 1402] -1989
'Mr R&B' ではなく,Gospel Jubilee からのリリースですが,RBD で始まる番号が付いています。

また,'Distribution: Mr R&B Records' とクレジットされている CD もありました。
◎ The Dixie Hummingbirds "Jesus Has Traveled This Road Before" [Gospel Friend PN-1503] -2005
↑ には,Mr R&B の住所として Stockholm, Sweden という表示があります。


きちんと確認してからコメントしようと思っていたのですが,Marcia Ball は,Rounder や Alligator から何枚もアルバムをリリースしている女性と同一人物ではありませんか?
 私のブログを見ていただいたようで、ありがとうございます。
 私の表現があいまいですみません。
 マーシア・ボールのくだりは、私がリーダー・アルバムを1枚も所有していないという意味です。

 Mr.R&Bでは、私の記憶違いでなければ、サキソフォニアとかいうレーベルも系列でなかったですか?

 Mr.Pitifulさんのブログは、リサーチの緻密さや、カテゴリの整理など、完成度の高さにいつも感服しています。
 プロの仕事みたいだなあ、とても真似できない、レベルが違うなあ、多分部屋の片づけも完ぺきなんだろうなあ、と心から敬服しています。
Mr.R&B、懐かしい名前です、確か名前はジョナス・(苗字は忘れた)ナンチャラで70年代にスエーデンでレコードのセールもされておりセールリスト(UsedのR&B、Gospel等)を送ってもらってました。 注文の際に私のリクエストで本場のポルノ雑誌をLPジャケットの中に隠し入れてもらい送ってもらってました。


> エル・テッチ さん
身に余るお褒めの言葉をいただき,恐縮です・・・m(_ _)m
ただ,今の小生の部屋の状態は,「整理整頓」とはあまりにもかけ離れていて・・・(T_T)
「プロ」と「アマ」の境界が曖昧になりつつあるのは,「パソコン」と「インターネット」によってもたらされた変化の一つではないでしょうか?
Saxophonia ? というレーベルのアルバムは,手持ちの CD の中には見当たりませんでしたが,ネット上で検索していると,SAXOPHONOGRAPH というレーベルが・・・。
Saxofonmagasinet
http://www.sovde.nu/saxofonmagasinet/record.html

> Gritz さん
Dixie Hummingbirds の CD には,Jonas Bernholm という名前があったので,'Jonas Bernholm Mr R&B' で検索すると,Gospel Friend や Route 66 のページがヒットし,その中には ↑ の SAXOPHONOGRAPH というレーベルのサイトもありました。
インターネットのおかげで,「ポルノ雑誌」というのも「死語」ですね・・・(^_^;)
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