ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2009年07月30日(木)
Jody Williams "You Left Me in the Dark"
Jody Williams "You Left Me in the Dark" [Evidence ECD 26130-2]

1. You Left Me in the Dark 2. I Can't Get You Off My Mind 3. Don't Get Caught Sleeping in My Bed 4. She's Got a Spell on Me 5. I'll Be There 6. Good Things 7. What Kind of Gal Is That? 8. Hideout 9. Young Men Don't Know 10. Someone Else 11. I Make Money 12. Looking for My Baby 13. Nothing Can Change This Love 14. I've Been Watching You

1950〜60年代に Chess や Cobra など,シカゴでのブルース・セッションでギタリストとして活躍していた Jody Williams が,30年近いブランクの後,現役に復帰して発表した2作目のアルバム(2004)。Robert Jr. Lockwood (2. 5.) と Lonnie Brooks (4. 10.) がゲストとして参加している。
音楽業界から離れていた時期の仕事は,Xerox の technical engineer で,それを1994年に退職してから再び音楽に取り組む気持ちになったそうだ。

13. Nothing Can Change This Love が,Sam Cooke のカバー。名曲の一つだが,その割に取り上げられることが少ないのは,ここまで手放しでおめでたいラブ・ソングは,歌う側にテレがあるからだろうか・・・?
この Jody Williams のバージョンは,67歳という年齢もあって,即物的な色気抜きの,枯れた情愛のようなものが感じられる,渋いカバーになっている。

○ "Return of a Legend" [Evidence 26120] -2002
未入手だが,復帰第1作となった ↑ で再演されていた "Lucky Lou" が,Otis Rush "All Your Love" の元ネタになったと思われるインスト・ナンバー。再演バージョンのサンプルを聞くと,ドラムが均等なビートを叩いているので,それほど似ていないように聞こえるが,オリジナルのバージョンを聞くと,ソックリ。
◎ V.A. "Chess Blues Guitar: Two Decades of Killer Fretwork, 1949-1969 (2 CDs)" [CHESS/MCA MVCE-30013] -1998
Disc I: 21. Lucky Lou - Jody Williams
1957年5月の録音で,シングル(Argo 5274) としてリリースされている。セッションのメンバーは,
Jody Williams - guitar; Harold Ashby - tenor sax; Lafayette Thomas - organ; Willie Dixon - bass; Phil Thomas - drums.
ソングライターのクレジットは,Jody Williams 。
この "Chess Blues Guitar" 中では,ほかに 自身のボーカルによる "What Kind Of Gal Is That?" や Morris Pejoe "Tired Of Crying Over You",Bo Diddley "Who Do You Love?" でギターを弾いている。Bo Diddley とは近所づきあいをしていたらしい。

Otis Rush "All Your Love" の録音は1958年で,ミュージシャンは,
Harold Ashby - tenor sax; Jackie Brenston - bariton sax; Little Brother Montgomery - piano; Ike Turner - guitar; Willie Dixon - bass; Billy Gayles - drums.
ライターは Otis Rush となっている。てっきり Willie Dixon との共作としてクレジットされていると思っていたのだが・・・(^_^;)

ひょっとすると,Bob Dylan の "Beyond Here Lies Nothin'" は,"Lucky Lou" に歌詞をつけただけ・・・というつもりなのかもしれない。博識な Dylan なら,"All Your Love" に元ネタが存在していることを知っていたとしても,不思議ではない・・・?



"Lucky Lou" は,Johnny Jones がレパートリにしていて,The Beat Boys としての演奏(1966) が DVD 化されており,
◎ "The!!!!Beat Vol.5" [SHOW 19] 10. Lucky Lou - Johnny Jones
The Imperials としての未発表ライブ・バージョン(1962) が ↓ に収録されている。
◎ "Night Train to Nashville 1945-1970 Vol.2 (2 CDs)" [Lost Highway B0005228-02] -2005
どちらのバージョンも,ドラムは Freeman Brown。
2009年7月30日 21時40分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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