ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2009年07月05日(日)
Bob Dylan "Together Through Life"
Bob Dylan "Together Through Life (2 CDs + DVD)" [Sony SICP 2250-2]

Disc I:
1. Beyond Here Lies Nothin' 2. Life Is Hard 3. My Wife's Home Town 4. If You Ever Go To Houston 5. Forgetful Heart 6. Jolene 7. This Dream Of You 8. Shake Shake Mama 9. I Feel A Change Comin' On 10. It's All Good

Disc II:
Theme Time Radio Hour is hosted by Bob Dylan
Tonight's Episode: Freinds & Neighbous

DVD
Roy Silver - The Lost Interview

Bob Dylan の新作。
大好きな Bryan Ferry が,Dylan のカバー集 "Dylanesque" をリリースしたことをきっかけに,Dylan の過去の作品を中古ショップなどでボツボツと発掘してきて,やっと,リアル・タイムでの新作に追いつくことができた・・・。

前作の "Modern Times" で,"Rollin' And Tumblin'" なども含めて All Songs Written by Bob Dylan とクレジットして顰蹙を買ったためか,今回はストーンズもカバーしている "I Just Want To Make Love To You" を改作した "My Wife's Home Town" には Willie Dixon のクレジットがある。
Bob Dylan - My Wife's Home Town @ Youtube

しかし,1曲目の "Beyond Here Lies Nothin'" も Otis Rush "All Your Love" の改作としか聴こえない・・・(^_^;)
Bob Dylan- Beyond Here Lies Nothin' (Together Through Life) @ Youtube
OTIS RUSH - All Your Love @ Youtube
もちろん,その曲にはさらに Jody Willimas "Lucky Lou" という元ネタがあって,Johnny Jones のバンドがカバーしているバージョンがあり,「タンタ,タララララ」というリフは,Sam Cooke "Summer Time" の Keen バージョンでも聴けるのだが・・・。
Summertime/Sam Cooke- Keen Records @ Youtube

結局のところ,Willie Dixon にしたところで,これを自作としてしまうのは図々しいわけで・・・(^_^;)
今回の Dylan の新作には,Special thanks to the estate of Willie Dixon というクレジットもある。この "estate" という表現は強烈な皮肉のようにも思えるが・・・?
まあ,恥を知らない Led Zeppelin に比べると,よっぽどマシか・・・(^_^;)

ほかにも,元ネタが思い浮かぶような曲はいくつかあるが,個人的に最も気になるのは Sam Cooke "A Change Is Gonna Come" のアンサー・ソングのようにも聴こえる ↓
Bob Dylan- Feel A Change Comin' On (Together Through Life) @ Youtube

Disc II には,Rolling Stones "Neibors" も収録されているけれども,Disc Jockey としての Bob Dylan が聴きもの。どの程度の放送原稿を元にしゃべっているのだろう・・・?

この CD がチャートで1位を記録したというのは,不思議な気がする。いったいどういう人がこれを聴いて楽しんでいるのだろう?
ヒットするということ,ポップであるということ・・・を改めて考えさせてくれるアルバムだった。

2009年7月5日 19時39分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 |
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そうですね

これがチャートの1位になるなんて、気持ち悪いですね

若年層が「音源を購入する」という行為をしない分、ディランのような年配層に幅広く支持されている人の作品は、上位にランクされやすいのかもしれませんね

昨年のCD生産量は、ピークの98年の半分だそうですから
最近 CD で売れているのは,新作よりも,紙ジャケと Micheal Jackson 関連だけのようですね。

ぼくが Dylan でいちばんよく聴いたのは,"Before The Flood"『偉大なる復活』 の D 面でした。
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