ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2008年10月07日(火)
Howard Tate "Blue Day"
Howard Tate "Blue Day" [Evidence ECD 26137-2]

1. Miss Beehive 2. 40 Days 3. Blue Day 4. If God Brought You to It 5. Improvising 6. Good 'n' Blue 7. Hope Springs Eternal 8. Buried Treasure 9. First Class 10. If I Was White 11. Live Like a Millionaire 12. Back to My Old Ways Again 13. Stalking My Woman 14. Your Move 15. If You're Giving I'm Takin'

Howard Tate の新作。
プロデュースは,ベテランの R&B/Soul シンガーに新作を録音させることについては経験豊富な Jon Tiven 。
最近も,同じ Evidence というレーベルから,Betty Harris と Garnet Mimms の新作をプロデュースしてリリースしているし,新生 Stax からの Steve Cropper & Felix Cavaliere "Nudge It Up A Notch" にもプロデューサとしてクレジットされている。

その "Nudge It Up A Notch" ではプロデュースの仕事だけで演奏には参加させてもらえなかったためか,この Howard Tate の新作ではギターを初めとしてサックス,キーボード,ハーモニカ,コーラスなど,ほとんどの楽器を演奏して弾きまくっている。その分,ぼくが聴いてもロック色の強すぎるサウンドになっていて,ピュアな Black Music のファンには物足りないかもしれない・・・(^_^;)

奥さんの Sally Tiven がベースで,Chester Thompson のドラムというのが基本で,曲によって数人のゲストが参加しているというバンド構成。Felix Cavaliere と Steve Cropper は,演奏だけでなく曲作りにも協力(9.) している。作曲者のクレジットには,Ellis Hooks(2. 4.),Hubert Sumlin(3. 10.),Dan Penn(6.),Syl Johnson(10.),Sir Mack Rice(13.) などという名前もある。Howard Tate 自身がクレジットされているのは,9. 14. 。

全体的に,前作 "A Portrait Of Howard" ほどの緊張感はないが,Howard Tate 自身がリラックスして楽しんで歌っているという点では,この新作のほうが勝っているかも・・・。



Jon Tiven が何らかの形で関わっているアルバムを AMG で調べてみると,手持ちの CD だけでも コレだけ あった。

◎ B.B. King"King Of The Blues 1949 - 1991 (4 CDs)" [MCA 112 418-2] -1992
 Disc IV: 17. Many Miles Travelled (Previously unreleased) を,Vernon Reid という人物と共作し,共同でプロデュースしている。いっしょに guitar fills というクレジットのある Sally Tiven は,B.B. のバンドにベーシストとして所属していたことがあるそうだ。
◎ V.A. "Back To The Streets - Celebrating The Music Of Don Covay" [SHANACHIE 9006] -1993
 Ron Wood, Mick Taylor, Bobby Womack, Robert Cray, Ben E.King などが参加している。
◎ Arthur Alexander "The Ultimate Arthur Alexander" [Razor & Tie/Buddah RE 2014] -1993
 ライナーノートを書いている。
◎ Don Covay "Checkin' In With Don Covay" [Mercury 836 030-2] -1988
 Mercury 時代の編集盤。選曲とライナーノート。
◎ "Adios Amigo: A Tribute To Arthur Alexander" [Razor & Tie RT 2814] -1994
 ミキシング担当。
◎ Jon Tiven's Ego Trip "Blue Guru" [Fountainbleu Entertainment 7007021004-2] -1996
 自身のバンド。ギターとプロデュース。リード・ボーカルは Alan Merrill。1曲だけ Arthur Alexander がゲスト参加。
● Donnie Fritts "Everybody's Got a Song" [Oh Boy OBR-017CD] -1997
 ギター,コーラス,プロデュース。
◎ Don Covay & Friends "Adlib" [Cannonball CBD 29116] -2000
 オルガン,ギター,ライナーノート,ミキシング。
◎ Freddie Scott "Brand New Man" [Evangeline GEL 4021] -2001
 ギター,プロデュース,ライナーノート。
◎ Don Nix & Friends "Going Down - The Songs of Don Nix" [EVIDENCE ECD 26125-2] -2002
 ギター,プロデュース,写真。
● "Vanthology - A Tribute To Van Morrison" [EVIDENCE ECD 26128-2] -2003
 ギター,コーラス,プロデュース,ライナーノートなど。
◎ Betty Harris " Intuition" [Evidence ECD 26135-2] -2007
 ギター,キーボード,コーラス,プロデュースなど。
● Arthur Alexander "Lonely Just Like Me: The Final Chapter" [Elektra/Hacktone R2 271932] -2007
 ギター,アシスタント,アドバイザーなど。
◎ Garnet Mimms "Is Anybody Out There?" [Evidence ECD 26136] -2008
 ギターキーボード,プロデュースなど。
◎ Steve Cropper & Felix Cavaliere "Nudge It Up A Notch" [Stax/Universal UCCO 2013] -2008
 ミキシング,ライナーノート,プロデュース。

ほかにも,Alex Chilton や Graham Parker,Nick Lowe,Robert Plant,Wilson Pickett,P.F. Sloan などのアルバムに関係しているようだが,今のところ,特に気になっているのは,Little Milton の遺作となった ↓ 。
○ Little Milton "Think Of Me" [Telarc Blues ]
2008年10月7日 20時17分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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