ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2012年05月27日(日)
Nobody Wins - Stax Southern Soul 1968-75
Various Artists "Nobody Wins - Stax Southern Soul 1968-75" [Kent CDKEND 370]

ず〜っと長い間モヤモヤとしていたわだかまりのいくつかのうち,一つだけだが,やっと解決した。
なんと,四度目の正直・・・(^_^;)

この CD を初めて手にしたのは,4月7日のこと。日アマで予約注文していたものが届き,早速パソコンにセットして iTunes を起動し,取り込み始めた。
表示された曲目リストを見ると,日アマの登録データと違っている(現時点では修正されているが)・・・? 20曲目のはずの Little Milton がラストの21曲目に収録され,全体でも1曲少ない。まあ,曲順が当初の情報と異なっていたり,収録曲数が少なかったりするのは,このレーベルではよくあることなので,ああ,またか・・・と,苦笑しながら,ブックレットをペラペラとめくり始めた。
1. 2. 3. ...14. 15. 16. ・・・アレッ,また William Bell の写真が・・・,よく見ると,写真だけでなく,ページそのものが全く同一 (?_?) いったいどういう手違いがあれば,16ページに15ページと同じ内容が印刷されるのか・・・?
以前なら,返品してしまうと CD を聴くことができなくなるので迷うところだったが,既に iTunes に取り込み済みだったので,躊躇することなく返品の手続き。日アマで返品するのは初体験だったが分かりやすい指示でスムーズに処理できたので,あとは,交換商品の到着を待つのみ・・・。
5月2日に届いた,その「交換商品」のブックレットには,同じ印刷ミスが・・・(T_T)
速攻で返品して,前回同様「交換」を希望したのだが,日アマの場合,二度返品すると自動的に「返金処理」されてしまうらしく,再度注文しようとしても,なぜか,「出品者からお求めいただけます。」状態・・・。
「出品者」からの商品がエラーだった場合の返品は,日アマより処理が複雑そう・・・。
ネット上で検索してみると,この商品について特にトラブルがあったという報告はなく,ぼくの運が悪かっただけかと,タワレコで購入してみると,同様の印刷ミス・・・(T_T)
早速,タワレコでも返品の手続きをし,2週間以上待って,異常のない商品が,やっと手元に届いた。

こういう印刷ミスがごく一部で発生するとはとても考えられず,泣き寝入りしている人が結構いるのではないかと思うので,正しい「16ページ」をアップしておく。→
クリックすると,実用に耐える,それなりの解像度で表示され,ダウンロードできるはず。

ただし,ブックレットにそういう印刷ミスがあっても,内容そのものは素晴らしいので,誤解のないように。ライナーノートも,印刷ミス以外は読み応えのある内容になっている。

1. Stay Baby Stay - Johnny Daye [Stax 0004] -1968
 ◎ V.A. "Country Got Soul Volume 1" [CASUAL LOUPE004CD] -2004
2. I've Done It Again - The Charmels [A Volt recording]
 ◎ V.A. "Let's Crossover Again" [KENT CDKEND 174] -1999
3. Love Changes - Charlene & The Soul Seranaders [Volt 4052] -1970
4. Move Over - The Soul Children [Stax 0008] -1968
 ◎ "Soul Children / Genesis" [STAX/ace CDSXD 944] -1990
5. Hold On This Time - Chuck Brooks [Previously unissued]
6. Where Was He? - Jimmy Lewis [Volt 4091] -1973
 ◎ "Give The Poor Man A Break" [KENT CDKEND 204] -2002
7. Nobody Wins 'Til The Game Is Over - Sir Mack Rice [Truth 3212] -1974
8. Groovin' On My Baby's Love - Freddie Waters [Stax 0246] -1975
9. Stealing Love - Eddie Floyd [Stax LP 0232] -1974
 ◎ "Soul Street" [Stax SCD-88035-2] -1997
10. Crossing Over The Bridge - Inez Foxx [Volt 4096] -1973
11. Make A Joyful Noise - Bettye Crutcher [Previously unissued]
12. Lovin' On Borrowed Time - William Bell [Stax 0157] -1973
 ◎ "Phases Of Reality / Relating" [Stax SCD-88037-2] -1999
13. Two Fools - Willie Singleton [Truth 3215] -1974
14. You're Leaving Me - Ollie & The Nightingales [Stax 0014] -1969
 ◎ Ollie & The Nightingales "Ollie & The Nightingales" [Stax/P-Vine PCD-4453] -1997
15. The Fault Is Not In Me - Sylvia And The Blue Jays [Previously unissued]
16. Shouldn't I Love Him - Mable John [Stax 0016] -1968
 ● "Stay Out Of The Kitchen" [Stax CDSXD 048] -1992
17. Will You Love Me Forever - Johnnie Taylor [Stax LP STS 2046] -1972
 ◎ "One Step Beyond" [STAX SCD-8598-2] -1971
18. I've Never Found A Girl To Love Me Like You Do - Calvin Scott [Stax LP STS 2046] -1972
19. Let'em Down Baby - Jimmy Hughes [Volt 4051] -1970
 ◎ "Something Extra Special: The Complete Volt Recordings 1968-1971" [Kent CDKEND 331] -2010
20. A Love Affair That Bears No Pain - Shack [Volt 4051] -1970
21. Woman Across The River - Little Milton [Stax 5515] -1974
 ● "Blues 'N' Soul" [Stax SCD-8518-2] -1974

例によって,手持ちの CD との重複はかなりあるけれども,Otis Redding 亡き後の Stax の音が堪能できる,よく出来た編集盤 CD になっている。
初めて CD 化されたのは,5. 7. 11. 13. 15. 18. 20. の7曲。

ぼくは第1集しか持っていないが,↓ の曲は第2・3集で CD 化されたことがある。
○ V.A. "The Complete Stax-Volt Soul Singles, Vol. 2: 1968-1971"
 1. 3. 14. 19.
○ V.A. "The Complete Stax-Volt Soul Singles, Vol. 3: 1972-1975"
 8. 10. 12.

当初,収録曲に予定されていた John Edwards 'Lonely Life' は,Youtube にアップされている。
john edwards - 'lonely life' soul funk 45 on twin stacks!
http://www.youtube.com/watch?v=GwwyRE57RAk

↑ のフリップサイド [Weis 3007] である 'There Will Never Be Another Woman' は,↓ に収録されていたのに,なぜ・・・?
◎ V.A. "Let's Crossover Again" [Kent CDKEND 174]


個人的には,ラストが Little Milton 'Woman Across The River' に変更されたのは大歓迎 (^_^)v
この CD を聴き終わった後,ごく自然に "Blues 'N' Soul" のアルバムに手が伸びる。
そのアルバムで 'Woman Across The River' の次に収録されている Charlie Rich のカバー曲をタイトルにした編集盤 CD も楽しみ。
今度は,ブックレットの印刷ミス等がないようにお願いしたい・・・m(_ _)m
● V.A. "Behind Closed Doors - Where Country Meets Soul" [Kent CDKEND 375]

2012年5月27日 22時28分 | 記事へ | コメント(10) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2012 |
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私のもウィリアム・ベルのページ2回でした!
今のところ,お一人だけですか・・・?
当ブログを御覧になられている方なら,この CD を購入した人はもっと多いと思っていましたが。
「印刷ミス」でケチが付いてしまいましたが,内容そのものは決して悪いわけではなく,かなり愛聴しているのですが,・・・。
先日勢いでコメント残してしまいましたが、Ace/Kent愛好者としては、イイカゲンな仕事をして欲しくないです。特にこれからFame音源を商品化してくれるのならば。
アメリカのソウル・ミュージックのリイシューは、イギリスのAceと日本のPヴァインに掛かってます。一音楽ファンとしては、宜しくお願いしたいだけです
2012年05月31日(木) 11:14 by エル・テッチ
こんにちは
私も、同じ状態でした。
が、私は放置していました。
交換を請求された行動力には敬服します。
加えて、Aceが修正プリントを行ったことに驚きました。
英国も捨てたものじゃないですね。

ところで、Mr.PitifulさんはHiのリイシュー・プロジェクトには関心を持たれていますか?
プレス・リリースに誤りがなければ、3年間に渡るリリースを予定していて、その第一弾が今回の毎月10枚×6か月=60枚ということになります。
3年間の全貌はおろか、60枚の詳細も発表されていないと思いますが、もし本当に継続するのならスゴイです。
私は、とりあえずジーン・シモンズ、エース・キャノンなど、この機会を逃したら二度と出ないだろうものに注目しています。
チャーリー・リッチも、内容はレア度が低いですが、この形でのパッケージはやはり貴重なのでゲットするつもりです。
ただ、途中で完結せずに終わりそうですが…。
> z さん
「イイカゲンな仕事をして欲しくない」というのは,ぼくも全く同感です。6・7月リリース予定で,予約注文している CD が5枚もありますからね・・・(^_^;)
○ Clarence Carter "Vol.1 - Fame Singles 1966-70" [Kent ]
○ Etta James "Queen of Soul" [Kent ]
○ V.A. "Have Mercy! the Songs of Don Covay" [Kent ]
○ V.A. "Lost Soul Gems from Sounds of Memphis" [Kent ]
○ V.A. "Behind Closed Doors Where Country Meets Soul" [Kent ]

他にも聴いてみたい CD はありますが,先立つものが・・・(T_T)
これらの CD に何かエラーがあったとしても,文句は言いますが,予約を取り消すつもりはないし,今後も買い続けるでしょう。
「イイカゲンな仕事をして欲しくない」と思う反面,完璧を目指しすぎて,リリースが遅れてしまうのも,困る・・・(^_^;)
> エル・テッチ さん
ぼくも,Charlie Rich のだけは,↓ に全部収録されているのですが,購入の予定です。
● "The Complete Hi Recordings Of Charlie Rich" [Hi/Cream HIUKCD 250] -2000

Hi の音源については,昔,UK でかなりまとめて CD 化されていましたし,日本でも以前 Sony が権利を持っていたときに,面白い編集盤 CD がリリースされていました。
60枚と言っても,今のようにオリジナル仕様のまま紙ジャケ化するのであれば,あっという間に終わってしまいそうです。
Willie Mitchell だけでも10枚以上ある・・・(^_^;)
遅ればせながら、ワタシもSAM'Sさんのお盆恒例BON BONセールにて
少し安く購入しました♪(8/19まですべて\200引き)
ブックレットを確認したところ、正常でした。

しかし、内容は素晴らしいですね〜。STAXは、有名どころしか
聴いていないので、1曲ごとに「おお〜っ」と思いながら聴いています。(^^♪
ところで、バックは、全般的にMG'sなのでしょうか???
Booker T. & The MG's のオリジナルなグループとしての最後のアルバムは "Melting Pot"(1971) ですが,Martin Luther King, Jr. 牧師の暗殺(1968) によって激しくなった黒人と白人の対立に否応無しに巻き込まれてメンバー間もギクシャクし始め,Stax の実権を握り始めた Al Bell とも対立して,1969年の夏には Booker T.Jones が Stax を去って A&M と契約しています。
MG's が解散した後,Stax のセッション・ミュージシャンの中心となるのは,The Bar-Kays のリズム・セクションや,Muscle Sholas Sound Studio のハウス・バンドでした。このあたりの事情は,『スタックス・レコード物語』(ロブ・ボウマン 著,シンコーミュージック 刊) にくわしいです。
当然,この CD で演奏しているのは,MG's 以外のミュージシャンが多いと思われます。
Mr.Pitifulさん、
詳しい情報をありがとうございました♪
お返事が遅くなって申し訳ありません。
やはり、MG's以外が大半だったのですね。
スッキリしました。(^^♪
(個人的には、KENTに曲毎のクレジットも載せてもらいたいです;)
MG's は分裂状態ではあっても,Steve Cropper や Al Jackson が単独でプロデュースしている曲もありますからね。MG's のサウンドと全くかけ離れているわけではないのですが・・・。

このアルバムの収録曲が録音された時期に,創業者の一人である Jim Stewart に代わって実権を握っていた Al Bell が目指していたのは,一言で言うと,Stax の Motown 化でした。
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