ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2005年02月10日(木)
Middle Man
Boz Scaggs "Middle Man" [SONY SRCS 9296]

1980年の作品で,アナログ時代は前作の "Down Two Then Left"(1977) が好きでよく聴いていたのだけれど,その後しばらくしてから出されたこのアルバムは,ほとんど記憶に無かった。中古ショップで,\1,260。
今聴いてみると悪くは無いが,おそらく当時は,あまりにも洗練されすぎていてお上品過ぎたのが,気に入らなかったのだと思う。

1曲だけだがストリングスのアレンジを担当している Marty Paich という人は,"Silk Degrees" のアレンジャーだった David Paich の父親で,Jesse Belvin のアルバムでアレンジャー兼コンダクターを務めていた。
そのアルバムのエンジニアだった Al Schmitt は,David Paich たちの結成した TOTO のアルバムのエンジニアとしてグラミー賞をもらっている。
Al Schmitt は,結果的に Sam Cooke の最後の晩餐となった食事を共にした人。
2005年2月10日 10時49分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月08日(火)
Diamond Cuts
Dobie Gray "Diamond Cuts" [Dobie Gray 4]

1. Drift Away
2. I Can See Clearly Now
3. Cupid
4. What A Wonderful World
5. Slip Away
6. I've Got My Heart Set On You
7. Ain't That Good News
8. I Can Live Without That
9. The In Crowd
10. Lean On Me
11. Loving Arms
12. Crazy
13. It's Not Because We Didn't Try
14. Slow Rain
15. We Had It All
16. I'm Only Speaking My Heart
17. If I Ever Needed You
18. Streets Of Fire
19. Until The Dream Becomes Real
20. It's Over

Rod Stewart がカバーした "Drift Away" で有名なカントリー・ソウルのシンガー。
この CD は,いわゆる再録物でオリジナルの録音ではないのだけれど,十分楽しめる内容。
3. Cupid
4. Wonderful World
7. Ain't That Good News
と,3曲も Sam Cooke の曲を取り上げている。
2. Johnny Nash,5. Clarence Carter,10. Bill Withers,12. Willie Nelson,20. Roy Orbison などのカバーも悪くない。
この CD は,廃盤になっているようだが,最近一部が "Drift Away and Other Classics" というタイトルで再発されている。

南部スレ1さんの情報によると,この Dobie Gray は,Charlie Daniels Band のライブ・アルバムでゲスト・ボーカルとして "A Change Is Gonna Come" も歌っているらしい
● The Charlie Daniels Band "Volunteer Jam VII" [Platinum/Sony 28822]


Keith Richards は,"We Had It All" を,この人のバージョンで初めて聴いたと,自分で話していた。
◎ Willie Nelson & Friends "Outlaws And Angels" [Lost Highway B0002794-02]
17. We Had It All / Keith Richards
2005年2月8日 01時28分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月06日(日)
Otis Blue
Otis Redding "Otis Blue / Otis Redding Sings Soul" [MMG 20P2-2370]

Sam Cooke に影響を受け,Sam Cooke の曲をカバーし,Sam Cooke になろうとしたシンガー。
彼は,あるインタビューで "I want to fill the silent void caused by Sam Cooke's death." と言っていたらしい。

ほとんどのアルバムで Sam Cooke の曲をカバーしているが,この1965年の3作目 "Otis Blue" では,3曲も歌っている。
3. A Change Is Gonna Come
6. Shake
8. Wonderful World

演奏している MG's を中心とした STAX のハウス・バンドの連中は,Otis のバックを務めるときは,気合の入り方が違うように聴こえる。すべての楽器と Otis の歌声が一体となって押し寄せ,その過不足の無い完璧さは,息苦しくなるほど。
オリジナルである "Ole Man Trouble","Respect","I've Been Loving You Too Long" の出来も素晴らしく,このアルバムを Otis のベストとする人も多い。
それほど良く出来たアルバムなのに,このジャケットの写真はいったい・・・? 当時のソウル・ミュージックのおかれていた状況が想像できる。

Rolling Stones の "Satisfaction" もカバーしているが,その原曲と "A Change Is Gonna Come" の原曲との共通点は,同じスタジオ(RCA Studio Hollywood)で,同じエンジニア(Dave Hassinger)によって録音されていること。
2005年2月6日 08時38分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月05日(土)
You Send Me
Sam Cooke "You Send Me: Sam Cooke Golden Hits 25" [TEICHIKU/KEEN 25CP-41]

1. You Send Me
2. Everybody Loves To Cha Cha Cha
3. Only Sixteen
4. That Lucky Old Sun
5. Danny Boy
6. Stealing Kisses
7. Ol' Man River
8. Steal Away
9. All Of My Life
10. Win Your Love For Me
11. Moonlight In Vermont
12. Lover Come Back To Me
13. Ain't Misbehavin'
14. There I've Said It Again
15. The Little Things You Do
16. I Love You Most Of All
17. God Bless The Child
18. I Cover The Waterfront
19. Almost In Your Arms
20. Running Wild
21. Bells Of St.Marys
22. When I Fall In Love
23. Comes Love
24. Solitude
25. It's The Talk Of The Town

1989年の日本盤 CD。KEEN 時代の曲を集めた編集盤。CD なのに,AM ラジオ並みの音質の曲がほとんど。おまけに,オルガンなどがオーバーダビングされている曲もあって,あまりオススメできない・・・(^_^;)

"Almost In Your Arms" と "Bells Of St. Marys" あたりが CD としては珍しいが,どちらも,昨年イタリアの Get Back というレーベルからリイシューされたアナログ盤で聴ける。
2005年2月5日 21時28分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(1) |
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2005年02月03日(木)
Stay In School
Various Artists "STAX / Stay In School Don't Be A Drop Out" [STAX VICP-62929]

今年,初めて買った新譜。1967年発売のレアなアルバムが初 CD 化。
Otis のアナウンスメントなどは4枚組のボックスセットを持っているので重複を覚悟していたが,その他の曲もすでに CD で持っていた・・・(^_^;)

2. The Hucklebuck
→◎ Otis Redding "The Dock Of The Bay" [MMG 20P2-2362]
5. I Want To Be Your Baby
→◎ Carla Thomas "The Queen Alone" [ATLANTIC/Rhino R2 71015]
7. Holding On With Both Hands
→Eddie Floyd in ◎ Various Artists "At The Club" [KENT CDKEND 168]
10. It's Happening All Over
→◎ William Bell "Soul Of A Bell" [ATLANTIC 7 82252-2]
12. My Reason For Living
→◎ Sam & Dave "Sweat 'n' Soul: Anthology (1965-1971) [Disc 1]" [ATLANTIC/Rhino R2 71253]
14. Soul Sanction
→◎ Booker T. & The MG's "Hip Hug-Her" [ATLANTIC/Rhino R2 71013]
17. Plantation Inn
→◎ Mar-Keys, The "The Great Memphis Sound" [ATLANTIC 7 82339-2]

このジャケットをアレンジして使った日本盤コンピ LP は,もう手元に無いが,CD でも "Stax Deep Soul Collection" のシリーズなどは,その一部を拡大したモノクロ写真が使用されていた。

13. Group Discussion では,Al Jackson や "Duck" Dunn,Booker T. の声が聞こえるのに,Steve Cropper だけ参加していないのは,なぜだろう・・・?
2005年2月3日 06時36分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月02日(水)
月次更新
蔵 CD のリストに1月購入分を加えて,[〜2005.1] とし,記事で取り上げた CD には,その記事へのリンクを貼り付けた。
行頭の ◎ が ● になっているのが,記事のある CD。
Rolling Stones のリストも,Keith や Mick のソロなどを含め,「〜関連の CD 」に変更した。

今年はまだ中古ばっかりで,マトモに新譜の CD を買っていない・・・。
息子が現役で国立大にでも入ってくれれば,多少なりとも小遣いに余裕ができるかもしれないが,浪人でもしようものなら,中古の CD すら買いにくくなるという,恐ろしいことになりそう・・・(^_^;)
まあ,ここ数年はちょっと買い過ぎたところもあって,じっくり聴き込んでいない CD もあるので,それをネタにしてでも,何とかこのブログを継続して更新していきたいと考えている,今日このごろであります。
2005年2月2日 01時01分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年02月01日(火)
Guess Who
Jesse Belvin "Guess Who: The RCA Victor Recordings" [ace CDCH2 1020]

この Jesse Belvin は,Sam Cooke の伝記本「Mr.Soul サム・クック」にも何回か登場していた重要人物の一人。
Sam Cooke よりちょっと年下だけれども,直接 R&B の世界にデビューしているため,Specialty でも RCA でも,ポップの分野では先輩。おまけに,死ぬのまで Sam Cooke を先行。無事に生き延びて RCA に在籍し続けていたら,Sam にもかなりの影響があったはず。
この CD は,RCA 時代の2枚のアルバムとシングルを収録したもの。こんな風に Sam Cooke の RCA 初期の楽曲も CD 化してくれるとありがたいのだが・・・。

彼が,1950年代のロスの R&B シーンで,いかに重要な人物であったかを示す証言として,Lou Rawls の次のような言葉が残っている。
"We all bowed to Jesse... he was our leader."
この we には,Sam Cooke や Larry Williams のほか,Eugene McDaniels,Les McCann も含まれているらしい。

彼とすれ違うようにして Sam Cooke は RCA と契約を結ぶわけだが,RCA は Sam Cooke を Jesse Belvin の後釜と考えていたわけではなく,Presley のように,もっと幅広い層にアピールするポップ・シンガーにしたかったらしい。
もし Sam Cooke が,このアルバムで演奏している Art Pepper たちのような本格的な Jazz バンドをバックに歌っていたら,どうなっていたか・・・?
2005年2月1日 06時38分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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Sings Doc Pomus
Johnny Adams "Johnny Adams Sings Doc Pomus: The Real Me" [ROUNDER CD 2109]

1991年の Rounder での5作目。中古で,\1,344。
前作 "Walking On A Tightrope" が Percy Mayfield の曲を集めたアルバムだったのに続いて,ここでは Doc Pomus の作品を取り上げている。
Doc Pomus の作品集ではあるが,11曲中7曲は Mac "Dr.John" Rebennack との共作。
"Save The Last Dance For Me" とか "Lonely Avenue","This Magic Moment" などの有名曲を歌っているわけではなく,比較的地味な,ブルース色の強い曲をじっくりと歌い上げている。
Dr.John がキーボードのほかプロデュースにも参加していて,Alvin "Red" Tyler もサックスを吹いている。

3. There Is Always One More Time は,後に Rounder 時代のベスト盤のタイトルにもなっている曲で,その CD は,Johnny Adams をちょっと聴いてみたい人にはオススメの名盤。
2005年2月1日 06時34分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(1) |
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2005年01月31日(月)
You Send Me
Sam Cooke "You Send Me (Double Play CD)" [RCA/pair PDC2-1006]

1. You Send Me
2. Hey There
3. Mona Lisa
4. Too Young
5. The Wayward Wind
6. Secret Love
7. The Gypsy
8. Venus
9. Jamaica Farewell
10. Don't Get Around Much Anymore
11. Far Away Places
12. Little Girl Blue
13. Bali Hai
14. They Call The Wind Maria
15. Swing Low, Sweet Chariot
16. Since I Met You Baby

"An Original" 同様,1988年に RCA から発売された CD。
9. 11. 13. は RCA の 1st LP "Cooke's Tour",2.〜 6. 8. は 2nd LP "Hits of the 50's",14. 15. は 3rd LP "Swing Low",10. 12. 16. は 4th LP "My Kind of Blues",1. 7. は KEEN 時代の曲。

CD としてコレだけでしか聴けないのは,9. "Jamaica Farewell",11. "Far Away Places",13. "Bali Hai" など 1st LP の曲と,14. "They Call The Wind Maria",15. "Swing Low, Sweet Chariot" など 3rd LP に収録されていた曲。

この時代の曲は,4枚組ボックス・セットでもほとんど CD 化されていないので,早くまとめて再発してもらいたい。
もっとも,ハーレム・スクエアのライブで Sam Cooke を好きになった人が,その後すぐに聴いたら「何だコレは??」と戸惑ってしまうようなタイプの曲がほとんどだが・・・(^_^;)
2005年1月31日 07時01分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年01月30日(日)
An Original
Sam Cooke "An Original (Double Play CD)" [RCA/pair PDC2-1186]

1. The Great Pretender
2. Unchained Melody
3. The Song From Moulin Rouge
4. Cry
5. Chain Gang
6. Out In The Cold Again
7. You Belong To Me
8. Goin' Home
9. Love Man (Oh Where Can You Be) [Lover Girl(Man)]
10. Crazy She Calls Me
11. Ain't Misbehavin'
12. Lover Come Back To Me
13. They Can't Take That Away From Me
14. I Gotta Right To Sing The Blues
15. Tain't Nobody's Business If I Do
16. Let's Call The Whole Thing Off

1988年に RCA から発売された CD。
1.〜 4. は RCA の 2nd LP "Hits of the 50's" から,5. 7. 8. は 3rd LP "Swing Low",6. は 4th LP "My Kind of Blues" に収録されていた曲で,9.〜 16. は KEEN 時代の作品。

CD としてコレだけでしか聴けないのは,8."Goin' Home" くらいだけど,その歌い方はいかにも Sam Cooke で,お気に入り。
「遠き山に日は落ちて」という日本語の歌詞でもおなじみの,ドヴォルザーク「新世界より」第2楽章を原曲とする「家路」。この歌をこれほど味わい深く歌えるとは,さすが Sam Cooke ・・・。
2005年1月30日 06時59分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年01月29日(土)
Souvenirs
Betty Lavette "Souvenirs" [Art & Soul 851012]

1. It Ain't Easy 2. Fortune Teller 3. Our Own Love Song 4. Soul Tambourine 5. Your Turn To Cry 6. Ain't Nothing Gonna Change Me 7. All The Black And White Children 8. If I Can't Be Your Woman 9. Outside Woman 10. The Stealer 11. My Love Is Showing 12. Souvenirs
13. Heart Of Gold
14. You'll Wake Up Wiser 15. My Man - He's A Lovin' Man 16. Shut Your Mouth 17. You'll Never Change 18. Here I Am

なぜか最近になって,この2000年の CD が直輸入盤として出回っているらしい。
"Your Turn To Cry" とか "My Man - He's A Lovin' Man" などは,英KENT のコンピ CD に収録されていたので,それらが気に入った人はもちろんのこと,Millie Jackson の "Caught Up" などが好きな人には超オススメ。
Brad Shapiro プロデュースの Muscle Shoals 録音が中心のアルバム。

1972年の録音当時,お蔵入りになった理由はよくわからないが,ジャケ写のミニスカートはちょっと・・・。
ライナーの写真でも,金髪のカツラで Ted Taylor と肩を組んでいるショットでは Ted Taylor のほうの腰が引けているように見えるが・・・(^_^;)
2005年1月29日 20時31分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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At His Finest
Larry Williams "At His Finest: The Specialty Rock'n'Roll Years" [Ace CDCH2 1021]

Original Singles と Original Sessions の CD 2枚組。
"Bony Moronie" は,Previous unissued extended version とクレジットされているが,手持ちの P-Vine 盤(PCD-1910)と同じバージョンみたい。もちろん,お目当ては別テイクなどを集めた2枚目のほうなので,たいしたことではないが・・・(^_^;)

おもしろかったのは,John Lennon お気に入りの "Bad Boy" の別テイクのうち,Junior Cha Cha Cha というバージョン。ちょうど Sam Cooke の "Everybody Likes To Cha Cha Cha" と同じ1959年の録音なので,ひょっとするとその影響だったかも・・・? というのも,Larry Williams はこの時代もほとんどをロスで録音していて,そのセッションには Rene Hall が参加しているから。
Rene Hall は Sam Cooke との付き合いが長く,コパの Arranger/Conductor ということで,ポップ・スタンダード調のどちらかと言うとおとなしめの人のようだが,このセッションではかなり過激なギターを弾いている。
"Bony Moronie" の印象的なリフは,Rene Hall が New Orleans standard の "Bon Ton Roulet" から発展させたものということだし,Sonny Boy Williamson I の "Good Morning School Girl" をパクった "Little School Girl" などでもギターを弾いている。

ドラムは,もちろんほとんどが Earl Palmer で,その "Bad Boy" の別テイクも含めた3パターンの叩き分けなどは,絶妙としか言いようが無い。
2005年1月29日 20時04分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年01月27日(木)
The Two Sides Of Sam Cooke
Sam Cooke with The Soul Stirrers "The Two Sides Of Sam Cooke" [Specialty/P-Vine PCD-1908]

Gospel Side
1. The Last Mile Of The Wey
2. Touch The Hem Of His Garment
3. Jesus Gave Me Water
4. Were You There
5. Pilgrim Of Sorrow
6. He's My Guide

Pop Side
7. I'll Come Running Back To You
8. I Don't Want To Cry
9. Lovable
10. That's All I Need To Know
11. Forever
12. Happy In Love - alternative take
13. That's All I Need To Know - without overdubs
14. I Don't Want To Cry - without overdubs
15. Forever - without overdubs
16. Lovable - without overdubs
17. Happy In Love

珍しい CD でも何でもないのだけれど,この P-Vine 編集の日本盤には,Pop Side の曲のオーバーダブ有り・無しのバージョンがどちらも収録されていて,"The Complete Specialty Recordings" に入っていないバージョンも含まれているので,貴重。

その昔,このアナログ盤こそが,Sam Cooke にハマるきっかけとなった。
アルバム・タイトルやジャケットのイラスト(LPサイズで持っておきたい)は,Sam Cooke という存在の本質をかなり衝いているように思う。

Pop Side のうち4曲は,New Orleans R&B のメッカである Cosimo's Studio で1956年12月に録音されていて,その時のバンド・リーダーであった Earl Palmer は,これ以後 "You Send Me" や "A Change Is Gonna Come" なども含めて,スタジオ録音全体のおそらく3分の1ほどで,ドラムを叩くことになる。
2005年1月27日 21時29分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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Walking in the Shadow of Life
Neville Brothers "Walking in the Shadow of Life" [EMI 72435-70989-2-2]

Dr.John の新作と,どちらを BEST 10 に入れるか迷ったのだが,"Songbook" の続編が出ていれば確実に候補となっていたはずの Randy Newman のゲスト・ボーカルも捨てがたかったけれども,Dr.John の New Orleans ネタはさすがにちょっとマンネリ気味のような気もしたので,コチラを選んだ。

今回は,ジャケットで杖をついている Art の調子が悪かったせいでもないだろうが,Ivan Neville がソングライティングも含めて大活躍していることが,出来が良かった最大の原因ではないか?
彼や Ian Neville の若さと,兄弟たちの円熟味がうまくバランスをとって相乗効果を挙げているように聴こえる。
そろそろ 〜 Brothers ではなく,〜 Family と名前を変えたほうがいいかも・・・(^_^;)
2005年1月27日 21時26分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年01月25日(火)
Original Sun Greatest Hits
Jerry Lee Lewis "Original Sun Greatest Hits" [RHINO R2 70255]

定評ある Rhino の CD が中古で \1,000 と安かったので買ったところ,ライナーが見当たらず,失敗したと思っていたら,もともとライナーは付いていなかったらしく,Rhino にしては珍しい手抜き。

この人の従兄弟だという Mickey Gilley が "Bring It on Home to Me" をカバーして,Country のチャートで1位にしているので気になり,あらためて聴いてみたくなった。

やっぱり,こういうタイプの Rock'n'Roll では,Little Richard のほうがお気に入り。
2005年1月25日 23時33分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年01月24日(月)
Small Faces
Small Faces "Small Faces +5" [DERAM POCD-1946]

彼らの 1st アルバムに,フランス盤の EP バージョンがボーナス・トラックとして収録され,デジタル・リマスターされた日本盤 CD を,中古ショップで,\1,200
もちろんお目当ては,Steve Marriott が若々しくシャウトする "Shake"

ジャケットやライナーの写真を見ていると,みんな若い・・・というよりむしろ幼い感じを受けてしまう。
このころは夢と希望にあふれていて,将来,自分が寝タバコで焼け死んだり,車椅子でステージに上がったりすることになるとは,全く予想もしていなかったはず。人生というのは,かくも残酷なもの・・・(^_^;)

後に,Steve Marriott の後釜としてこのグループに参加することになる Rod Stewart も初期に,この "Shake" をカバーした録音が残っているが,個人的には,そちらのほうがお気に入り。
2005年1月24日 19時56分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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Simple Truths
Holmes Brothers "Simple Truths" [Alligator ALCD 4893]

1. Run Myself Out Of Town 2. Shine 3. We Meet, We Part, We Remember 4. If I Needed You
5. Hey Baby 6. I'm So Lonesome I Could Cry 7. Everything Is Free 8. Big Boss Man 9. Opportunity To Cry 10. Concrete Jungle 11. You Won't Be Livin' Here Anymore
12. He'll Have To Go
13. I'm So Lonely

もうベテランで来日もしているが,個人的には,昨年発見して一発で気に入ってしまったグループの最新作。
そもそものきっかけは,彼らが 2nd アルバムで Sam Cooke の "That's Where It's At" をカバーしているのを聴いたこと。以後,Rounder 時代のベスト盤とこの最新作を入手して完全にハマってしまい,残りの作品も集めたいと思っている。

基本的なスタイルは,ゴスペル・カルテット風のコーラスを聴かせるブルース・バンドなのだが,レパートリは種々雑多で,何でもアリというグループ。みんな60歳以上で,このジイサンたちカッコ良過ぎる。

3曲目の "We Meet, We Part, We Remember" を聴いて,ストーンズの "Beast of Burden" を思い出してしまったのだけれど,その曲でアコースティック・ギターを弾いている Chris Bruce は,Solomon Burke "Don't Give Up On Me" でも,全編に渡って,何とも言えず渋くて味のあるギターを弾いてサポートしていた。

彼らが "Beast of Burden" をカバーしているアルバム ↓ もある。
◎ Various Artists "Paint It, Blue: Songs Of The Rolling Stones" [House Of Blues 51416 13152]
8. Beast of Burden - The Holmes Brothers
2005年1月24日 19時53分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年01月23日(日)
Hits of the 50's
Sam Cooke "Hits of the 50's" [RCA/BMG 74321 26056 2]

1. Hey There
2. Mona Lisa
3. Too Young
4. The Great Pretender
5. You, You, You
6. Unchained Melody
7. The Wayward Wind
8. Secret Love
9. The Song From Moulin Rouge
10. I'm Walking Behind You
11. Cry
12. Venus

RCA での2枚目,1960 年の作品を 1995 年にヨーロッパで CD 化したもの。数年前はタワレコでも普通に見かけたが,廃盤になってしまったらしい。

このアルバムは,日本でも 1966 年に LP として「バラードを歌う」(SHP-5522) というタイトルで発売されているが,当時,なぜかジャケットは "The Best Of Sam Cooke, Vol. 2" のものが使われていた。
曲目を見ても想像がつくように,タイトルどおり '50 年代のヒット曲(ポップ・スタンダード)を収録したアルバム。

この時代の楽曲を「評価しようがない代物」と断言してしまう評論家もいるが,ファンとしてはやっぱりどんな曲でも聴いてみたいと思っているはずで,前作の "Cooke's Tour" なども含めて RCA 初期の作品も,だれもが気軽に聴けるように完全な CD 化を期待したい。
2005年1月23日 18時21分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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Let Me In Your Life
Aretha Franklin "Let Me In Your Life" [RHINO R2 71854]

1974 年という Atlantic 後期の作品で,廃盤になっている CD をブクオフで,\1.000。
Atlantic 初期の名作ほどではないだろう・・・とあまり期待はしていなかったが,それほど悪くはなかった。
ただ,前半の Bill Withers(1),Bobby Womack(4),Stevie Wonder(5) などの一連の名曲に比べると,後半はもうひとつで,特に Aretha 自作の曲(8・10) あたりでだれてしまう。ラストの "A Song For You" のアレンジも盛り上がらない。
LP なら,A 面だけ繰り返し聴いて,B 面はほとんど聴かないというパターンのアルバムだったかも・・・。

2曲目の "Every Natural Thing" の作者は,Eddie Hinton。
"Dear Y'all" に収録されていた曲だが,あのギターとドラムだけのシンプルなサウンドとは違って,こちらは,Bernard Purdie,Chuck Rainey,Cornell Dupree,Richard Tee という豪華なミュージシャンの演奏で,原曲の面影はほとんどない。
2005年1月23日 17時17分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2005年01月22日(土)
That's Heaven To Me
Sam Cooke with The Soul Stirrers "That's Heaven To Me" [Specialty/TEICHIKU 30CP-237]

1. That's Heaven to Me
2. I Gave Up Everything To Follow Him [I'd Give Up All My Sins and Serve the Lord]
3. My Lord Done Just What He Said [Jesus Done Just What He Said]
4. I'm So Happy (in the Service on the Lord)
5. Come, Let Us Go Back To God
6. I Have a Friend Above All Others
7. Mean Old World
8. Joy, Joy to My Soul
9. All Right Now
10. Wait on Jeus [He's My Rock]
11. Jesus Will Lead Me to That Promised Loand
12. Lord Remember Me

1972年に出された LP の日本盤 CD。このアルバムはカセット・テープで現在でも入手可能のようだが,CD 化されたのは 1987 年のこの日本盤だけのはず。
収録曲そのものは,一部タイトルが変更されたりしているが,すべて "The Complete Specialty Recordings" に入っている。
ただし,アカペラとして録音された曲も,ほとんどがドラムやギター,キーボードなどをオーバーダビングされていて,当時はこれが普通だったので,その後オーバーダブなしのバージョンを初めて聴いたときは,逆に違和感を感じたもの・・・。

今でもこの CD は,うちのカミサンの愛聴盤。
2005年1月22日 19時18分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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