Guitar Slim "The Things That I Used to Do" [Specialty/P-Vine PCD-1909]
Specialty 時代の Guitar Slim と言えば,やっぱりこのジャケ写でなければ・・・。
最近の CD でも,わざわざブックレット中の1ページを割いて,このジャケットを掲載している。
Eddie "Guitar Slim" Jones (1926-59) の大ヒット曲 'The Things That I Used To Do' が録音されたセッションで,ピアノとアレンジを担当していたのは,Ray Charles だった。
Ray Chales の Atlantic 時代のコンプリート集 "Pure Genius" 付属のブックレット中の解説(David Ritz) によると,当時 New Orleans のクラブに出演していた Ray Charles に,Guitar Slim のほうから声をかけたのだそうだ。
"One night he[Guitar Slim] heard me play and asked if I'd help on a session. Why not? When I got there things were a little unorganized, so I took over. I wrote the arrangements, right on the spot. I set the tempo. I led the band. Slim was happy."
Guitar Slim "The Things That I Used to Do" @Youtube
http://youtu.be/fj33EGMbazY
1953年10月に録音された 'The Things That I Used To Do' は,翌年1月には R&B チャートで1位を獲得し,1954年のベストセラーとなった。
「灼熱の説教的絶叫で,レイ・チャールズに明白なる影響を与えた男。スリムはチャールズの指揮でスペシャルティにヒット曲を,悔恨,改心,悔悟の不朽の賛歌『ザ・シングス・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ドゥ』を吹き込んでいた。」(ジェリー・ウェクスラー 『私はリズム&ブルースを創った』 p.108)
Guitar Slim は「えげつない」ギターの元祖のような人で,同様に過激なギターを弾くジミヘンの場合でもどこかに知性・理性が感じられるのに対して,Guitar Slim の場合は,むき出しの野性・本能しか感じられない・・・(^_^;)
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2014年6月13日 07時23分
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