ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2008年09月14日(日)
Clarence Carter "Testifyin'"
Clarence Carter "Testifyin' (+ 4)" [Atlantic/Sequel RSA CD 905]

1. Bad News 2. Snatching It Back 3. Soul Deep 4. I Smell A Rat 5. Doin' Our Thing 6. You Can't Miss What You Can't Measure 7. Instant Reaction 8. Making Love (At The Dark End Of The Street) 9. Feeling Is Right 10. Back Door Santa 11. I Can't Do Without You
12. Devil Woman
13. Court Room
14. Slipped Tripped And Fell In Love
15. I Hate To Love And Run

Clarence Carter の 3rd アルバム。ボーナス・トラックとして Not on LP だった曲(12.〜 15) が追加された Sequel 盤。
同じようにボートラの追加された CD の内,1st "This Is ..."{ASIN: B000005RGO } と 4th "Patches"{ASIN: B000006XH9 } は,英アマゾンと日米アマゾンで同じ ASIN でも,内容が異なっている ?

すべて Fame Studios で録音されているが,10. は1968年,13.〜 15. は1971年。
問題の1969年のセッションでは,2. 8. が1月,1. 3.〜 7. 9. 11. が5月,12. が9月の録音というデータがある。このデータが正しいとすれば,1月を除けばあとは Fame Gang による演奏ということになるが・・・?
Atlantic 時代のアルバムが日本で2007年にまとめて CD 化されたとき,4枚のうちなぜかこの1枚だけ見送られている。Fame Gang による演奏であることがはっきりと確認できる曲が多いのはこのアルバムだけなのだが,日本のソウル・ファンの間で評価が低いのはなぜだろう。

7. Instant Reaction は,Soul satisfaction などという歌詞も含まれていて,明らかにストーンズの "Satisfaction" を意識した曲。ライターは,3. Soul Deep と同じ Wayne Carson Thompson。その "Soul Deep" は,The Box Tops のオリジナルのほうがカッコよくてお気に入り。
15. のアレンジは,ビートルズの "Come Together" によく似ている。

14. Slipped Tripped And Fell In Love は,George Jackson 作の Ann Peebles のカバー。2. 4. 9. 11. 12. の曲作りにも George Jackson が参加している。

1970年にリリースされた,Clarence Carter 最大のヒット曲である "Patches" が収録された次のアルバムには1曲だけ1969年9月のセッション時の曲 "I Can't Leave Your Love Alone" が入っているが,その他は1970年の録音で,その時点ではもうバックのメンバーは Fame Gang ではない。

Atlantic から離れて Capitol と契約を結んでいた Rick Hall は,Atlantic に所属していた Clarence Carter に,スタジオは使わせてもミュージシャンは使わせなかった・・・?

1972年には,当時結婚していた Candi Staton とのデュエットでシングル( Sequel盤 "Patches" に収録) を1枚残した後,Clarence Carter は Fame に移籍している。
2008年9月14日 17時05分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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