『ロック・アンド・ホーム・プレイス』チャック・リーヴェル,J・マーシャル・クレイグ 共著 [発行:レインボウブリッジ 発売:星雲社]
書店で見つけて立ち読みし始めたら非常に面白かったので,図書館に入庫するのが待ちきれずに買ってしまった本。
DVD "The Biggest Bang" を注意して見ると,この Chuck Leavell が,ステージ上ではほとんどバンド・マスターと言ってよい存在であることは,よく分かるはず。
そして,ステージ上だけでなく,セット・リストの作成においても,彼が基本的なリストを作り,それをミックやキースに見せて承認を受けるというシステムになっているそうだ。
コンサートでレアな曲を演奏して欲しかったら,Chuck にお願いするのがいちばんの近道かも・・・?
「十代の頃にこなしたセッションの中ではフレディ・ノースの『 She's All I Got 』における演奏こそ最も成功したものだ。それは私にとって初めてのゴールドレコードになっただけでなく,フレディーのキャリアにおける最大のヒット曲でもあった。」(p. 87)
その Freddie North の "She's All I Got" が収録されている CD が,↓ 。
◎ Z.Z. Hill & Freddie North "The Brand New Z .Z. Hill / Friend - Freddie North" [ace CDCHD 532]
"Friend" に Organ でクレジットされているのは,Chuck Leavell だけ。
カップリングされている Z.Z. Hill "The Brand New Z.Z. Hill" にも,Piano & Organ として,Jerry Williams, Jr. や Clayton Ivy,Ronnie (Spooner?) Oldham と並んでクレジットされていた。
Chuck Leavell の公式サイト の Discography にリスト・アップされている Doris Duke "Legend in Her Own Time" は,↓ の CD に収録されている。
● Doris Duke "I'm A Loser: The Swamp Dogg Sessions and More" [KENT CDKEND 242]
なんと,Sam Dees に雇われてデモ・テープの制作に参加していたこともあったらしい。
「あの頃の我々は演奏の出来る音楽があるだけで満足していたのだが,そんな時近所でセッション・ミュージシャンとして活動していたサム・ディーズという黒人と知り合いになる幸運に恵まれた。我々は一日25ドルの給料を貰ってデモ・テープの制作に携わる事になったのだ。サムは才能のある作曲家で,編曲においても頭の切れる男だった。我々もアイデアを少しずつ提供したのだが,サムはそれらを快く受け入れてくれたものだ。こういったデモの殆どは,より有名なアーティスト達に彼の曲を録音してもらう事が目的で制作されていた。事実それらのセッションのいくつかはレコードとなりリリースされたのだが,それがどれだったか今では私にも分からない。我々は演奏しているだけで幸せだったし,25ドルも稼いでいたことに満足していたのだから!」(p. 83)
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2008年2月13日 20時02分
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CHEAP TALK |
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