Rod Stewart / Faces "Live: Coast To Coast Overture And Beginners" [MERCURY PPD-3036]
1. It's All Over Now
2. Cut Across Shorty
3. Too Bad / Every Picture Tells a Story
4. Angel
5. Stay with Me
6. I Wish it Would Rain
7. I'd Rather Go Blind
8. Borstal Boy / Amazing Grace
9. Jealous Guy
最近はコンサートが始まってもボケーッと突っ立っているだけで,周囲の顰蹙を買っている腰痛持ちの中年だが,このライブ録音とほぼ同時期に行われた武道館コンサートでは,最初の "It's All Over Now" の2コーラス目が歌われるころには前から2〜3列目のイスの上に立ってちょっと長めのマフラーを振り回し,周囲の顰蹙を買っていた (^_^;)
当時は,ブロックごとの警備はそれほど厳しいものではなくフェンスも無かったので,要領さえ良ければ・・・最初に動き出した連中が警備員に捕まえられた後そのスキを狙って動き出せば,比較的簡単にステージのすぐ下まで行くことができた。
ただ,昔は今とちがって,ずっと立ちっぱなし騒ぎっぱなしというわけではなく,"I'd Rather Go Blind" や "Jealous Guy" などのスローな曲ではステージの前でピョンピョン飛び跳ねていた連中もみんな腰を下ろして歌や演奏に聴きほれるという Change of pace がきちんとあったように思う。
あのころの外タレのコンサートは,大げさかもしれないが,一度見逃したらもう一生見ることができないかもしれないという緊張感が観客の側にもあり,騒ぐのは二の次でしっかりとこの目に焼き付けておこうという雰囲気が漂っていたように思うが・・・。
今回,ストーンズの前座を務めたバンドが,当時の Faces 同様,Temptations の "I'm Losing You" をやっていたので,このライブ盤を久しぶりに引っ張りだして聴いてみたら,懐かしさがこみ上げてくるだけでなく,その演奏の水準の高さに改めて感心した次第。
特に,のびのびと弾きまくるロン・ウッドのギターが素晴らしい。
"I'd Rather Go Blind" のギター・ソロは,彼のベスト・プレイではないか・・・?
このあと間もなく Faces は解散してしまうわけだが,その直前にキースをゲストに迎えて行われたコンサートが DVD 化されていて,メニューに表示される曲名がメチャクチャだったり画質も悪かったりするのだけれども,"Bring It On Home To Me" と "You Send Me" のメドレーや "Twistin' The Night Away" なども演奏されているので,貴重。
"I Can Feel The Fire" とか "Take A Look At The Guy" など,ロン・ウッドのソロ作からも選曲されているのは,キースが参加しているからか ?
もちろん,このコンサートでも "I'd Rather Go Blind" は歌われていて,ロンのあとキースも少しだけソロを弾かせてもらっている。
◇ Rod Stewart and Faces "The Final Concert With Keith Richards"
つい最近,ロン・ウッドのアンソロジーが発売され,2枚目の CD の冒頭におもしろそうな曲が入っているので,思案中。
○ Ronnie Wood "Ronnie Wood Anthology: Essential Crossexion (2 CDs)"
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2006年7月8日 08時42分
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Past MUSIC in 2006 |
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