ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2007年11月26日(月)
The Voice Of Black America
Various Artists "Change Is Gonna Come: The Voice Of Black America 1963-1973" [KENT CDKEND 270]

1. A Change Is Gonna Come - Otis Redding
2. We're A Winner - The Impressions
3. When Will We Be Paid - The Staple Singers
4. Blues For Mr Charlie Pt 2 - Lou Gossett, Paul Sindab, Joe Lee Wilson & Little Butter
5. Only In America - The Drifters
6. Stay With Your Own Kind - Patrice Holloway
7. The Ghetto - Homer Banks
8. And Black Is Beautiful - Nickie Lee
9. I Don't Want Nobody To Give Me Nothing (Open The Door I'll Get It Myself) Pt 1 - James Brown
10. Message From A Black Man - The Spinners
11. Forty Acres And A Mule - Oscar Brown Jr.
12. Have You Ever Seen The Blues - Yaphet Kotto
13. Oh Lord, Why Lord - Parliament
14. We Are Neighbours - The Chi-Lites
15. I Was Born Blue - Swamp Dogg
16. The Prayer - Ray Scott
17. Cryin' In The Streets Pts 1 & 2 - George Perkins and The Silver Stars
18. Free At Last - Jackie Day
19. George Jackson - J.P. Robinson
20. Run Charlie Run - The Temptations
21. Someday We'll All Be Free - Donny Hathaway
22. The Revolution Will Not Be Televised - Gil Scott-Heron
23. To Be Young, Gifted And Black - Nina Simone

今年,英 KENT/Ace からリリースされたコンピレーション。そのテーマは "The Voice of Black America" 。
アルバムの冒頭を飾り,全体のタイトルにもなっている "A Change Is Gonna Come" は Otis Redding のバージョン。このアルバムを編集しライナーを書いている Tony Rounce は Sam Cooke のオリジナルを使いたかったようだが,We were contractually unable to use Cooke's original recording in this compilation, .... ということなので,例によって Allen Klein が許可しなかったらしい。もちろん,Otis のカバーも Sam のバージョンに勝るとも劣らない出来映えであることは言うまでも無いが・・・。

こういうコンピ盤の楽しみは,耳慣れている曲が前後の曲との関係でいつもとは違った味わいで楽しめることと,新しい出会い・発見があること。
今回は,ラップの元祖のような 11. Forty Acres And A Mule - Oscar Brown Jr. と 12. Have You Ever Seen The Blues - Yaphet Kotto がおもしろかった。しゃぺっている内容がほとんど聞き取れないのは情けないが・・・(^_^;)

掘り出し物として大きな収穫だったのは,7. The Ghetto 。
Homer Banks / Bonnie Bramlett / Bettye Crutcher というクレジットのある曲だが,作者の一人である Homer Banks がギターの弾き語りで歌うデモ・バージョン。収録曲の中で,この CD で初めて公表されたのは,この曲だけ。
Delaney & Bonnie や Staple Singers のバージョンで耳にしていたが,同じタイトルで Donny Hathaway の大名曲があるため,こちらは影が薄いように感じていたのだけれども,この Homer Banks の弾き語りバージョンで,かなりイメージがアップされた。
◎ Delaney & Bonnie "Accept No Substitute" [ELEKTRA/Collector's Choice CCM-283-2]
◎ The Staple Singers "Soul Folk in Action" [STAX/Fantasy SCD-8561-2]

Ace Records の公式サイト で,この CD の Related Releases として紹介されているアルバム(未入手のものがかなりある) はどれも素晴らしいのだが,なぜか ↓ の2枚が抜けている。
◎ V.A. "Vietnam Through The Eyes Of Black America 1966-73: A Soldier's Sad Story" [KENT CDKEND 226] -2003
◎ V.A. "Vietnam Through The Eyes Of Black America 1962-72: Does Anybody Know I'm Here?" [KENT CDKEND 245] -2005


CD のブックレットには掲載されているし,その趣旨からすると,この2枚のほうがはるかに関連が深いように思うのだが・・・。



15. I Was Born Blue は,Swamp Dogg の1970年のアルバム "Total Destruction to Your Mind" に収録されていた曲。↓ で CD 化されている。
◎ Swamp Dogg "The Excellent Sides of Swamp Dogg, Vol. 1" [S.D.E.G. SDE 1940]

Swamp Dogg と言えば,同じ KENT から "Swamp Dogg's Southern Soul Girls" という CD がリリースされたばかりだが,S.D.E.G. という自身のレーベルから "The Excellent Sides of Swamp Dogg" の Vol. 3 〜 5 のほか,"Doris Duke & Patti Labelle and the Bluebells" などというような CD がリリースされている。気にはなるのだが,年末はただでさえ出費がかさむ上に,来年早々には娘の受験があるので多少は貯えておかなければ・・・(T_T)

The Official Swamp Dogg Homepage
2007年11月26日 20時43分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2007 / COVERs of Sam Cooke |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/shinozrsb/trackback/554/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
>Swamp DoggVol. 3 〜 5 のほかDoris Duke & Patti Labelle and the Bluebellsというような CD がリリースされている
彼のHP(www.swampdogg.net/)では内容は知りませんがResurrection Albumというやつも売ったはりました。
"Resurrection"

星条旗を腰に巻いた人物が,十字架にかけられているジャケットの CD ですね。
背景は,イラクかアフガニスタンあたりの砂漠?

8曲目の "Raw Spitt" というのが気になりますね。Charlie Whitehead のと同じ曲でしょうか?
>8曲目の "Raw Spitt" というのが気になりますね。Charlie Whitehead のと同じ曲でしょうか?

Charlie Whiteheadは持って無く未聴です
ワタシのとこにSwamp Doggのライブビデオ(FABCHANNELから)を貼り付けておいたので確認してください。
リンク先の Fabchannel で "Raw Spitt" のライブを見ました。ウチの環境では数秒ごとの細切れですが・・・(^_^;)
アレンジはかなり違っているようですが,Charlie Whitehead と同じ曲みたいです。

その "Raw Spitt" を歌い終えた後,客席からのリクエストに応えて "When A Man Loves A Woman" を一節うなっていましたが,彼のコンサートに出かける人は,Swamp Dogg をそういうレトロなソウルを歌うシンガーとして認識しているのでしょうか?
新作の "Resurrection" のジャケ写や曲目などを見ると,反戦集会のゲストとして呼ばれても不思議ではないような気もしますが・・・。
コメントを記入  
お名前(必須)
 
パスワード:
 
メール:
 
URL:
 
非公開:  クッキーに保存: 
※非公開にチェックを入れると、管理者のみにコメントが届きます。
ブログの画面には表示されません。
captcha


※画像に表示されている文字を入力してください(半角・大文字/小文字の区別なし)。
文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク