ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2007年03月29日(木)
The Lord Will Make A Way
Five Blind Boys Of Mississippi / Sensational Nightingales "The Lord Will Make A Way: The Early Recordings 1947-1951" [P-Vine PCD-5837]

Rolling Stones が The Valentinos の "It's All Over Now" をカバーしてオリジナルよりもヒットさせたとき,Bobby Womack は,I kept sayin' to Sam, "This guy[Mick Jagger] ain't no singer." Because I'm comparing him to a real singer, like Archie Brownlee or June Cheeks. ・・・ということだったらしい。("Dream Boogie" by Peter Guralnick pp. 587-8)

たしかに,当時(1964)まだ21歳のミックは,畏れ多くも勿体無くも Archie Brownlee 師や Julius Cheeks 師に比べれば,月とスッポンどころかミミズかアメーバみたいなものだったかもしれない。
実際おっしゃる通りではあるし,まだ下品にがなり立てるしか能の無かった Bobby Womack に言われても,たいして腹は立たないが,アメリカには「一寸の虫にも五分の魂」ということわざは無いのだろうか?

ちなみに "It's All Over Now" は,武道館で聴いた Rod Stewart / Faces のバージョンも思い出深いが,Chess のスタジオで録音され,リズム・パターンは "Hi Heel Sneakers" を借用し,イントロとエンディングのギター(ブライアン)は Bo Diddley をパクリ,間奏のギターソロ(キース)は Chuck Berry をコピーした,ストーンズのバージョンが,未だにいちばん好き・・・(^_^;)


表題の CD には,そんな a real singer である Archie Brownlee 師や Julius Cheeks 師の初期の録音が収録されている。

Five Blind Boys of Mississippi のうち,11./12.(Coleman 5971) と 17./18.(Coleman 6002) は, Acrobat 盤 では聴けないので貴重。これらの4曲が収録されていなかったことも,中途半端な感じがした理由の一つ。
また,この時代の音源は原盤から針起こしするしかないため,曲によっては Acrobat 盤よりマシな音質のものがある。

Julius Cheeks 師が在籍していたころの Sensational Nightingales の CD 化の状況は,Mississippi よりさらに悲惨で,単独アルバムが 1枚だけ というのは残念無念。こちらもやはり Acrobat Music に期待するしかないのだろうか?


Gritz さんに教えてもらったサイトは,コメント欄に埋もれさせておくのはもったいないので,ここでも紹介させていただくが,
http://www.dovesong.com/
それでもやっぱり完全版ではないという点で,中途半端な感じがぬぐえないのは,欲が深すぎるでしょうか・・・?

Black Gospel 以外の Mountain Gospel とか Southern Gospel にも興味をそそられている今日この頃であります。

2007年3月29日 21時08分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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