ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2012年06月13日(水)
Clarence Carter "The FAME Singles Vol.1"
Clarence Carter "The FAME Singles Vol.1: 1966-70" [Kent CDKEND 376]

1. Tell Daddy (R&B: 35)
2. I Stayed Away Too Long [1966, Fame 1010]
3. Thread The Needle (R&B: 38, Hot 100: 98)
4. Don't Make My Baby Cry [1967, Fame 1013]
5. She Ain't Gonna Do Right
6. The Road Of Love [1967, Fame 1016]
7. Looking For A Fox (R&B: 20, Hot 100: 62)
8. I Can't See Myself [1967, Atlantic 2461]
9. Funky Fever (R&B: 49, Hot 100: 88)
10. Slip Away [1968, Atlantic 2508] (R&B: 2, Hot 100: 6)
11. Too Weak To Fight (R&B: 3, Hot 100: 13)
12. Let Me Comfort You [1968, Atlantic 2569]
13. Back Door Santa (Hot 100: 4)
14. That Old Time Feeling [1968, Atlantic 2567]
15. Snatching It Back (R&B: 4, Hot 100: 31)
16. Making Love (At The Dark End Of The Street) [1969, Atlantic 2605]
17. The Feeling Is Right (R&B: 9, Hot 100: 65)
18. You Can't Miss What You Can't Measure [1969, Atlantic 2642]
19. Doin' Our Thing (R&B: 9, Hot 100: 46)
20. I Smell A Rat [1969, Atlantic 2660]
21. Take It Off Him And Put It On Me (R&B: 23, Hot 100: 94)
22. (The Few) Troubles I've Had [1969, Atlantic 2702]
23. I Can't Leave Your Love Alone
24. Devil Woman [1969, Atlantic 2726]

Clarence Carter が FAME Studios で録音したシングル集の第1弾。
Atlantic 時代の not on LP のシングルについては,以前,英 Sequel で CD 化されたことがあったが,'utilising Fame master tapes for the first time in the CD era' ということで,十分満足できる音質になっている。
◎ "This Is Clarence Carter (+4)" [Atlantic/Sequel RSA CD 903] -1996
● "The Dynamic (+3)" [Atlantic/Sequel RSA CD 904] -1996
● "Testifyin' (+4)" [Atlantic/Sequel RSA CD 905] -1996
● "Patches (+4)" [Atlantic/Sequel RSA CD 906] -1996
↑ では,シングル・オンリーの曲もステレオだったが,この CD に収録されているのは,迫力のあるモノラル・ミックス。

1. と 11. については,デモ・バージョンが ↓ で公表された。
◎ V.A. "Hall Of Fame: Rare And Unissued Gems From The Fame Vaults" [Kent CDKEND 372]
 13. Tell Daddy 19. Too Weak To Fight

くわしい曲目リストは,→ CCater_Atl.xls

録音年月のデータが正しいとすると,1969年1月録音の 16. Making Love までが Roger Hawkins や Jimmy Johnson たちの Muscle Shoals Rhythm Section(The Swampers),同年5月の 17. The Feeling Is Right 以降は Fame Gang による演奏ということになるが・・・?

FAME で録音したサザン・ソウルのシンガーの中では,どちらかというと地味な,玄人受けする歌手という印象があったけれども,チャート・データを見ると,ヒット曲が多いことに驚かされる。
ライナー・ノート(Dean Rudland) によると,初めてミリオン・セラーになった 'Slip Away' は,当初は B 面曲だったそうだ。

ライナーの内容で,いちばんびっくりしたのは,Clarence Carter とコンビを組んでいた Calvin Scott が一時リタイアすることになったのは自動車事故のためではなく,'His wife shot him and he's still got a bullet in his head.' ・・・のためだったそうだ。
Calvin Scott は,後に Stax と契約してアルバムもリリースしているのだけれども,その時点では,弾丸は摘出されていたのだろうか・・・?
○ Calvin Scott "I'm not blind...I just can't see." [Stax ]
↑ のアルバムは,昔,P-Vine から CD 化されたことがあり,何度か入手する機会があったものの,いつのまにか廃盤になってしまって残念に思っていたのだが,↓ にその内の1曲が収録された (^_^)v
● V.A. "Nobody Wins - Stax Southern Soul 1968-75" [Kent CDKEND 370]
 18. I've Never Found A Girl To Love Me Like You Do - Calvin Scott
残りも,未発表曲などと一緒に CD 化されることを期待している今日この頃であります・・・m(_ _)m

2012年6月13日 20時55分 | 記事へ | コメント(3) | トラックバック(0) |
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2012年06月16日(土) 11:48 by Mr. Soulsatisfaction  コメント削除
早速取り上げていただきありがとうございます。
"The Road of Love"はデュアンのギターを被せたLPヴァージョンでなく、正しいシングル・ヴァージョンが収録されているのでしょうか?
"Making Love"もちゃんとシングルエディットになっているのでしょうか? 
目玉となる曲がないため購入を躊躇していますのでお教えいただけると助かります。
Duane Allman のギターは,残っています。ただしモノラル・ミックスですから,とってつけたような LP バージョンのように,意味もなく左右をふらついていませんので,曲全体との一体感は,あるように思います。
ライナーには,'It(='The Road Of Love') failed to chart and is today best remembered by fans of Duane Allman as one of the first recordings he played on at Fame.' とあるので,これを消してしまうことはできなかったのでしょう。

'Making Love (At The Dark End Of The Street)' は,Sequel 盤の 5:08 に対してして,3:51 ということですので,edited version です。'At the dark end of ...' で始まる「うた」の部分はどちらも1分ほどですから,編集されているのは,前半の語りの部分だと思われます。

この CD では,過去にリリースされたシングル盤を忠実に再現するのではなく,残された master tape を最大限に活用するということに重点が置かれているようです。
その意味では,シングル・コレクターの方々にも十分満足していただけるサウンドになっているのではないかと思います。
もちろん,LP や CD でしか聴いていなかった僕には,満足以上の,素晴らしいアルバムでした。
2012年06月16日(土) 22:23 by Mr. Soulsatisfaction  コメント削除
早速のご回答ありがとうございます。
Jazzdisco.orgのAtlanticのディスコグラフィでは"The Road of Love"のシングル・LPヴァージョン共に1967年7月26日に録音された同一のものように表記されていますが、デュアンのギター・パートが録音されたのは1968年11月12日です。このシングル Fame 1016 がリリースされたのは1967年9月、同曲が収録されているLP”The Dynamic”がリリースされたのは1969年ですから、LPのためにデュアンのギターを追加したヴァージョンを作ったと解釈するのが妥当でしょう。実際シングルの収録時間が2:25なのに対し、LPのそれは2:52とデュアンのギターパートの分だけ長くなっています。もしかしたらデュアンのギターが被されていないマスターテープはもう残されていないのかもしれませんね。手持ちのシングルは状態があまり良くないし、Edsel盤LPは音が悪いのでこのCDに期待していたのですが、残念です。
ただ、Dr.CCのLPでモノ盤があったのは1枚目の”This Is..."だけのはず(DJ盤は分りませんが)。なのでこの曲のLPヴァージョンのモノ・ミックスは聴いてみたいとは思います。
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