ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2011年12月10日(土)
The Otis Redding Dictionary of Soul
Otis Redding "Complete & Unbelievable: The Otis Redding Dictionary of Soul" [ATCO/Rhino 8122 79827 4]

1. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song) (Redding/Cropper)
2. I'm Sick Y'All (Redding/Cropper/Porter)
3. Tennessee Waltz (Stewart/King)
4. Sweet Lorene (Redding/Hayes/Isbell)
5. Try A Little Tenderness (Connelly/Woods/Campbell)
6. Day Tripper (Lenon/McCartney)
7. My Lover's Prayer (Redding)
8. She Put The Hurt On Me (Redding)
9. Ton Of Joy (Redding)
10. You're Still My Baby (Willis)
11. Hawg For You (Redding)
12. Love Have Mercy (Porter/Hayes)

1966年にリリースされた Otis Redding の5枚目のアルバム。LP チャートでは,R&B Albums: 5, Billboard 200: 73 という成績を残している。シングルカットされたのは,1. [R&B Singles: 12, Hot 100: 29] と 5. [R&B Singles: 4, Hot 100: 25]。
'Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)' は,ミックのお気に入りだった・・・?

当時,Sam & Dave のソングライターとして頭角を現し始めていた Isac Hayes と David Porter のコンビが曲作りに参加するようになった。
3. 5. はもちろん "Sam Cooke at the Copa" からの選曲だが,どちらも大胆なアレンジが施されている。
10. は Chuck Willis のカバーで,Otis が彼の曲を取り上げるのは,'It's Too Late' に続いて,2度目。

このブログを始めてから,Otis Redding の命日を迎えるのは,もう7回目。正直,これほど継続できるとは,全くの想定外・・・(^_^;)
初期の記事の中には訂正が必要なものがあったり,複数の記事で同じ内容を繰り返していたりするので,そろそろ整理しなければならないのだが・・・m(_ _)m

表題の CD は,昨年「命日ネタ」として取り上げた ↓ の内の1枚。
● "Original Album Series (5 CDs)" [Atlantic/Rhino 8122 79827 4]
↑ にも書いたように,モノラル・バージョンが収録されている。
単独で CD 化されていたものは,ステレオ・バージョンだった。
◎ "Complete & Unbelievable: The Otis Redding Dictionary of Soul" [MMG 20P2-2378]

当時の Stax のステレオ・ミックスはお粗末なもので,このアルバムでも Otis のボーカルが曲によって右や左に偏っており,特にヘッドホンで聴くと不自然極まりないものだったため,最近は聴く回数が減っていたが,このモノラル・バージョンのおかげで,iPod でも楽しめるようになった・・・(^_^)v
モノラルで聴いていると,サウンドの核が Al Jackson, Jr. のドラムであることが,はっきりとわかる (^^♪


書店で音楽書のコーナーを眺めていたら,このアルバムのジャケット・デザインをぱくったとしか思えないような本があった。「THE BAWDIES 初のオフィシャル・ルーツ本!」なのだそうだ。
付属の CD に収録されている曲もほとんど知っているので,購入する予定はないが・・・(^_^;)
□ 『THE BAWDIES:THIS IS MY SOUL』 THE BAWDIES 著,丸屋九兵衛 監修,P‐Vine BOOKs 刊

2011年12月10日 09時19分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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なんとモノラルですか。
この時代のモータウンの諸作でもそうなのですが、断然モノの方がカッコいい音のが多いですね。
そういった事も宣伝すれば、もっと売れますね!
当時は録音機材や録音技術が未発達だったため,特に南部のローカルなスタジオではステレオ用のミキシングに対応できなかっただけで,モノラルだったら何でもいい・・・というわけではないと思いますが・・・。
Stax や Motown の場合,シングル購買者層にアピールするためのメディアとして AM ラジオが重要視されていたはずですから,ステレオにする必要がなく,モノラルで迫力のあるサウンドにミックスするための技術が発達したわけですね。
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