Bryan Ferry "Boys and Girls"
Bryan Ferry "Boys and Girls" [EG VJD-28032]
1. Sensation 2. Slave To Love 3. Don't Stop The Dance 4. A Waste Land 5. Windswept
6. The Chosen One 7. Valentine 8. Stone Woman 9. Boys And Girls
『中村とうよう アンソロジー』(MUSIC MAGAZINE 増刊) 中の「世界の大衆音楽100選」(p.211) のトップにアルバムが取り上げられていたり,「ケルトとアフリカの"再会"がアメリカ音楽を生んだ - ジャズ/ロックのルーツはアイルランドにあり」(pp.260-) を読んで,Enya のベスト盤を購入してみた。
彼女は,『純正律は世界を救う』(玉木宏樹 著,文化創作出版 刊) で,純正律で歌うシンガーとして紹介されていたこともあって,以前から気にはなっていた。
◎ Enya "The Best Of Enya: Paint The Sky With Stars" [wea WPCR-1900]
聴いてみて,Bryan Ferry の,特に "Avalon" 以降のサウンドに似通っているように感じた。
共通点を感じたのは,"Avalon" が,ケルトの英雄であるアーサー王と因縁の深い場所であるためだけではないような気がするのだが・・・。
◎ Roxy Music "Avalon" [EG/Virgin VJD-28013] -1982
表題の CD は,やはり今年亡くなられた今野雄二さんが,その "Avalon" の「デラックス版」と紹介しておられたアルバム。グループ名義ではないため,豪華なセッション・ミュージシャンを集めて,正に「デラックス」なサウンドが展開されている。
クレジットされているメンバーの中には,ロックだけでなくソウルの分野で有名なミュージシャンもいる。
Alfa Anderson, Jon Carin, Michelle Cobbs, Rhett Davies, Yanick Etienne, Colleen Fitz-Charles, Lisa Fitz-Charles, Simone Fitz-Charles, Guy Fletcher, David Gilmour, Omar Hakim, Virginia Hewes, Ednah Holt, Neil Hubbard, Neil Jason, Chester Kamen, Mark Knopfler, Tony Levin, Jimmy Maelen, Martin McCarrick, Marcus Miller, Andy Newmark, Nile Rodgers, David Sanborn, Keith Scott, Alan Spenner, Anne Stephenson, Fonzi Thornton, Ruby Turner
アナログ時代は,そのサウンドのあまりの濃密さに A 面(1.〜 5.) を聴いただけで疲労困憊してしまい,B 面はほとんど聴いていなかったが,それは iPod になっても同様で,'Windswept' の後どうしても一休みしてしまう・・・(^_^;)
Bryan Ferry Windswept (Lyrics) (HQ) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=qeZFx4f-67w
Bryan Ferry というシンガーのテーマ曲と言ってもいい 'Slave To Love' は,オリジナルの公式な Promo Video を EMI 自身がアップしてくれている。
Bryan Ferry - Slave To Love @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=UH1CMCtV4to&ob=av2e
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2011年11月18日 23時04分
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Avalon以降とエンヤは似てるところがあるような気もしますが、心地良さはだいぶ違いますね。
フェリーさんの粘着系?の声はヘビィです。当時はハマってたのですが。。。
ケルト神話の中で,ある種の「理想郷」の位置を占める 'AVALON' をタイトルにしたアルバムを作った Bryan Ferry と,ケルトの文化を色濃く残すアイルランドの「歌姫」である Enya ですからね。共通点があっても不思議ではない・・・?
中村とうようさんの「ケルトとアフリカの"再会"がアメリカ音楽を生んだ - ジャズ/ロックのルーツはアイルランドにあり」という記事は1996年7月号に掲載されていて,当時もう「MUSIC MAGAZINE」からは遠ざかっていたため,『アンソロジー』で初めて読みました。
「長年アメリカン・ミュージックを黒人系中心に捉えて来た」とうようさんが,「白人重視の方向へ大きくシフトした」理由が,おぼろげながら見えてきたような気がします。