Hill / Barbata / Ethridge "L.A. Getaway" [Atco/east west japan AMCY-2763]
1971年に,Joel Scott Hill(guitar), John Barbata(drums), Chris Ethridge(bass/piano) という3人の連名でリリースされた LP[ATCO SD33-357] を日本で1998年に CD 化(後に米でもリイシューされたが,この時点では世界初だった) したもの。解説(天辰保文) と歌詞・対訳が付いている。
二つ折りジャケットで表に写っているのは Joel Scott Hill だけで,彼がほとんどの曲でリード・ボーカルを担当しているけれども,3人で始めたセッションを,最後まで残ってプロデューサの Paul Rothschild と共に仕上げたのは,Chris Ethridge だったそうだ。
最初に John Barbata が C, S, N & Y のツアーとレコーディングのため,次に Joel Scott Hill が Canned Heat のヨーロッパ・ツアーに参加するために抜けている。
以前から中古ショップでのチェック・リストには入れてあったものの,なかなか手頃な値段のブツに出会えなかったのだが,やっと送料込みでも \2K 以下のものが発掘できた・・・(^_^)v
1. Bring It To Jerome (Jerome Green)
2. It's Your Love (C.Ethridge/J.S. Hill/D.Mason)
3. Long Ago (D.Penn/B.Killen)
4. Craney Crow (M. Rebennack)
5. The Promised Land (C.Berry)
6. Ole Man Trouble (Booker T.Jones)
7. Eyesight (Trad. Arr. J.S. Hill)
8. L.A. Getaway (C.Ethridge/J.S. Hill/L.Russell)
9. Big City (J.S. Hill/C.Ethridge)
10. So Long (A. Touissant)
3. の作者が歌った「デモ録音」が,↓ で聴けるようになった。
● Dan Penn "The FAME Recordings" [ace CDCHD 1353]
L.A. Getaway - Long Ago @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=C8B4DM-IyOY
↑ のセッションに参加しているのは,Spooner Oldham(piano) と Larry Knechtal(organ) で,コーラスを担当しているのは,Clydie King and The Blackberries 。
1. は Bo Diddley,5. は Chuck Berry のカバーだが,6. は Otis Redding のとは同名異曲。
LA GETAWAY-Ole Man Trouble.wmv @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=I5bhpV_rF2U
↑ の作者としてクレジットされている Booker T.Jones は,2. と 9. のセッションにも参加しているそうだ。
このアルバムのセッションには,他に John Sebastian(1.),Dr.John(4.),Sneaky Pete(4.) も参加している。アルバム・タイトルになっている 'L.A. Getaway' でギター(Stringbender?) を弾いているのは Clarence White,ピアノをオーバーダブしているのは,共作者としてもクレジットされている Leon Russell。
Joel Scott Hill は,この後,The Flying Burrito Brothers の何度目かの再結成に参加していて,そのアルバムには 'You Left The Water Running' が収録されている。
Gram Parsons 在籍時に比べると評判はもう一つなので迷っていたが,注文してしまった・・・(^_^;)
○ Flying Burrito Brothers,The "Flying Again / Airborne" [T-Bird ]
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2012年11月16日 00時51分
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