『ライフ (キース・リチャーズ自伝)』 キース・リチャーズ 著,棚橋志行 訳,楓書店 発行
発売以来チラチラと立ち読みしていたが,「ポイント3倍クーポン」を活用して購入。
翻訳の質はともかく,「索引」が省略されているのはなんとも不便なので,ペーパーバック版を注文済み。
□ "Life: Keith Richards" [Phoenix ]
読書中の BGM は ↓ で,飲んでいるのはもちろん,安物のワイン・・・。
◎ "Vintage Vinos" [Mindless 59704 53719] -2010
アマゾンの「カスタマーレビュー」ではボロクソだが,「内容最高、編集最悪」は,表題の訳本と同じということで・・・,MP3 ダウンロードなら \900 だし,'Hurricane' だけなら \100 ・・・(^_^;)
↓ のような CD もあったが,例によってダブりが多いので,そのうち・・・。
○ V.A. "Keith Richards' Jukebox: The Songs That Inspired The Man" [Chrome Dreams ]
「索引」どころか「目次」まで省略されていて,まだパラパラと流し読みしただけだけれども,やはりなかなか面白そう。
'64〜'68 年にかけての RCA Hollywood Studios でのセッションに関係して Sam Cooke の名前が登場するのを期待したが,見当たらなかったのは残念だった。原書の「索引」に期待しているのだが・・・。
RCA Hollywood で録音された 'Play With Fire' の bass は Phil Spector で,harpsichord を弾いたのは Jack Nitzsche だったそうだ。(pp.194-196)
オルタモントの数日前に行われた Muscle Shoals でのセッションについては詳細な記述があった。(pp.306-314)
'Wild Horses' でピアノを弾いている Jim Dickinson の証言が非常に面白い。
Allen Klein については,もっと過激な発言を期待していたが・・・,キース自身は貴重な「教訓」だったと考えているらしい。(pp.324-325)
「クラインはできそこない弁護士だった。法律の条文を愛し,正義と法律にはお互い何の関係もないという事実を愛していた。あいつにとってはゲームだったんだ。最終的に俺たちの全作品の著作権とマスターテープを所有することになった。デッカと契約中に書かれたものや録音されたものをすべて。」
現在,abkco からリリースされている Rolling Stones のアルバムは,彼らが Allen Klein と手を切るために支払った代償。英 Decca と契約する前に録音されたデモ・テープがいまだに公式にリリースされないのも,abkco が権利を主張しているためではないかと思っているのだが・・・?
驚いたのは,Billy Preston が,「大っぴらにゲイと言えない時代からゲイだった」ということ。(p.402)
知らなかった・・・(^_^;)
何しろ分厚い本なので,じっくり読むと,まだまだいろいろな発見がありそうだ・・・(^^♪
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2011年5月29日 22時22分
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