Ted Hawkins "The Ted Hawkins Story: Suffer No More" [Rhino R2 72956]
1. Whole Lot Of Women 2. Baby
3. Who Got My Natural Comb? 4. Watch Your Step (Acoustic Version) 5. Sorry Your Sick 6. The Last Ones 7. Bad Dogs 8. Happy Hour 9. Cold & Bitter Tears 10. I Got What I Wanted 11. North To Alaska 12. Don't Ever Leave Me 13. Who Do You Love 14. I Ain't Got Nothng Yet 15. You're Beautiful To Me 16. Happy Days
17. Be With Me Jesus
18. Strange Conversation 19. Biloxi 20. The Good And The Bad
2. Baby は,Bettye Swann で知られている Money Records の編集盤 CD に収録されていた曲。
◎ V.A. "The Soul Of Money Records" [KENT CDKEND 209] -2002
19. Baby - Ted "Soul" Hawkins
ライナー(Ady Croasdell) には a pretty singer/songwriter styled ballad heavily influenced by his hero Sam Cooke と紹介されていた。1. Whole Lot Of Women は,そのシングルのフリップ・サイド。Sam の 'Whole Lotta Women' とソックリのタイトルだが別の曲。アレンジを担当しているのは,Bettye Swann と同じ Arthur Wright 。
Ted Hawkins - Baby @ Youtube
Youtube には,↑ のほかにも Ted Hawkins のビデオがかなりアップされており,この曲のライブ弾き語りバージョンもあった。
「ソウル・シンガーとは,サム・クックに影響を受けたシンガーのことである。また,ソウル・ミュージックとは,そういったシンガーたちがサム・クックのスピリッツを受け継いで完成された音楽のことである。」(石黒恵 『レコード・コレクターズ増刊 ソウル&ファンク』 p.38) という仮説が十分な説得力を持っているように思えるほど,「ソウル」と呼ばれるジャンルには,Sam Cooke の声や節回しを真似たシンガーが,星の数ほど,はいて捨てるほど,無数に存在するが,シングル盤を数枚リリースしただけで商業音楽の世界から消えてしまったシンガーも多い・・・。
そんな中で,この Ted Hawkins は,Money からリリースしたデビュー・シングル(1966) が売れなかった後,ストリート・シンガーとして路上で歌い続けることを選んだ。
ストリート・パフォーマー発祥の地として有名な,南カリフォルニアの Venice Beach で歌っているところが Bruce Bromberg の目に留まり彼のプロデュースでアルバムを録音(1971) するものの,それがリリースされたのは10年後のこと。
◎ "Watch Your Step" [Rounder CD 2024] -1982
どうやら,録音直後に警察と揉め事を起こして路上から消えてしまい連絡が取れなくなってしまったらしい。
この Ted Hawkins が歌手を志すようになったのは,何度目かの出所の後 Sam Cooke の歌を聴いたのがきっかけということで,Parchman Farm に入っていたこともあるそうだ・・・(^_^;)
表題の CD の 3.〜 6. がデビュー・アルバムに収録されていた曲。プロデューサもバックで演奏している Phillip Walker もブルース畑の人だが,Phillip Walker にも Sam Cooke のカバー曲がある。
◎ Phillip Walker "Heritage of the Blues: The Best Of Phillip Walker" [Hightone/Rounder HCD8157]
2. Laughin' & Clownin'
Rounder からリリースされたデビュー・アルバムがそこそこ評判となり,続いて2枚目のアルバム "Hapy Hour" も1枚目同様 Bruce Bromberg のプロデュースで録音(1986) された。表題の CD の 7.〜 9. がそのアルバムの収録曲。
その後,イギリスの DJ に誘われてヨーロッパに渡り各地で演奏しながら,ギター弾き語りを中心としたアルバムをいろいろなレーベルからリリースしていて,表題の CD の 10.〜 17. はその時代(1986-1992) の作品。17. Be With Me Jesus は,Soul Stirrers のカバー。
● "Songs From Venice Beach" [Evidence ECD 28000-2] -1995
● "The Unstoppable" [Catfish KATCD176FP] -2001
18.〜 20. は,David Geffen の DGC というレーベルからリリースされたスタジオ録音盤に収録されていた曲。Tony Berg という人物のプロデュースで,Jim Keltner, Chris Bruce, Greg Leisz, Kevin McCormick, Patrick Warren などのミュージシャンがバックアップしたアルバム。
◎ "The Next Hundred Years" [DGC DGCCD-24627] -1994
1995年に亡くなっているが,最後のツアーを記録したライブ盤もリリースされている。
◎ "The Final Tour" [Evidence ECD 28002-2] -1998
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2010年8月22日 20時19分
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