ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2010年07月10日(土)
ザ・ゴールドワックス・ストーリーVOL. 3
Various Artists "The Goldwax Story vol. 3" [P-Vine PCD-17359]

1. You Hurt Me So Good - Lee "Shot" Williams
2. Let The Best Man Win - Unknown
3. Do The March - George & Greer
4. Ticket To Ride - Wee Willie Walker
5. I've Got A Girl (Who Looks Like A Queen) aka Standing On The Corner - Lylics, The with Percy Millem
6. Mother-In-Law Trouble - Oboe
7. I'm Living Good - Ovations, The
8. Recipe For Love - Unknown
9. A Lucky Loser - James Carr
10. I Think I'm Gonna Cry - Unknown
11. Don't Wake Me Up - George Jackson
12. I Can't Be Satified - Ovations, The
13. Arabian Jerk - Merit, The
14. Rhythm Marie - Phillip & The Faithfuls
15. I Can Make You Happy - Ivory Joe Hunter
16. It's Really Alright - Unknown
17. What Can I Call My Own - Unknown
18. I Can See Sadness Ahead For Me - George Jackson
19. Looking Back - Ovations, The
20. The Greasy Frog - Jeb Stewart
21. Soul City USA - Ben Atkins & The Nomads
22. What Time Ye Got - Gene "Bowlegs" Miller
23. The Kind Of Woman That's Got No Heart - Spencer Wiggins
24. I'll Be True To You - Ovations, The

● V.A. "The Goldwax Story vol. 3" [KENT CDKEND 335]
↑ に日本語解説(鈴木啓志) を付けて販売されている CD。輸入盤でも初回出荷分以外は修正済みらしいが,ひょっとして売れ残りにあたって交換してもらうのもわずらわしいし,解説も読んでみたかったし・・・。

重箱の隅をつついたような 英 ace/KENT による GOLDWAX 関連のリリースについて,さらにほじくりかえしてアルコールで消毒したような,詳細な解説とディスコグラフィーが,『レコード・コレクターズ』(6/7,2010) に掲載されていて,非常に参考になったのだが,その記事の中で,Ben Atkins 'Soul City USA' について,「最近になりこの同じトラックを使ったベン・アトキンズの曲がエイスの手で発掘されたが,正直,天と地,いや宇宙空間と海の底くらいの差があるヴォーカルにたまげてしまった。」(2010/7 p.107,鈴木啓志) と書いておられるのを読むと,どうしても聴いてみたくなった。
別のページ(p.109) では同じシンガーを「ベン・ワトキンズ」と書いておられるので,こういうブルーアイド・ソウル・シンガーなどどうでもいいと思っておられるのでしょうが,それにしても・・・(T_T)

ぼくが Donnie Fritts の歌をボロクソにけなすことについて,「ひどいことを書くヤツだ」と思っておられる方があるかもしれないが,コレに比べればアレくらいはたいしたことではない・・・(^_^;)
もちろん,個人的に Spencer Wiggins 以上だとは決して思わないけれども,スワンプ・ロックのファンなら,Ben Atkins のボーカルの方が好みだという人がいるかも・・・?

この Ben Atkins のバージョンには,Spencer Wiggins のバージョンにあったノイズ(?) が無いので,Ben Atkins の方が先に録音されていることは,確実だと思われる。おそらく,'Love Is A Beautiful Thing' のようにカラオケのテープが存在していたのだろう。


あの『レコ・コレ』の記事で最大のショックだったのは,Spencer Wiggins "The Goldwax Years" の初回出荷分にも収録ミスがあったという部分・・・
「また『アイム・ア・プア・マンズ・サン』(333) の別テイクというのもあり,それがエイスでは彼の CD "The Goldwax Years" のファースト・プレスに入り損ね,セカンド・プレスでようやく入れられたなんてこともあった。」(2010/7 p.110,鈴木啓志)
あわてて確認してみると,手持ちの CD は,「ファースト・プレス」だった・・・(T_T)
Vivid 盤の "Soul City U.S.A." で,耳になじんでいたバージョンとは異なるバージョンが収録されていることには気が付いていたのだが・・・(^_^;)

2010年7月10日 09時28分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2010 |
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最近読み物にも飢えているので、日本語解説(鈴木啓志)は魅力的です。
CDを買う余力が無いくせに廃盤ものがオークションとかで出ると、新譜ものよりそちらを先に購入してしまってるので、ついつい買いそびれることが多いです(^_^;)
たまにですが、アマゾンで購入する時はココ経由で買わせていただくように努力します(笑)
直輸入盤仕様の日本盤 CD に付けられた「日本語解説」は,価格差からすると質・量ともに物足らないものがあります。少なくとも,英文解説の日本語訳は最低限付けてもらいたいものです。
オークションは,あまりのめりこむと,アイテムそのものを入手する喜びよりも,落札することの快感を追い求めてしまいがちなので,注意しましょう・・・(^_^;)

今後とも,よろしく・・・m(_ _)m
>こういうブルーアイド・ソウル・シンガーなどどうでもいいと思っておられるのでしょうが

レココレ「ゴールドワックス」特集を読んで、まったく同じ事を思いました。
鈴木氏がホワイトソウルに言及しているのを読んだことがないので、
白人シンガーなんてまったく問題外なのだろうとは思っていたが、これほどとは。

>Ben Atkins のボーカルの方が好みだという人がいるかも・・・?

Wigginsよりもって事はさすがにないですが、Atkinsも好きです。

しかし、氏はダン・ペンについても同じように感じておられるのだろうか。
数曲しか聴いたことは無いけれど、ダン・ペンのデモ録音なんか私は鳥肌モノなんだけれど…

氏が、「Cheater Man」での Irma Thomasとの、
「Don't Lose Your Good Thing」での、Jimmy HughesやEtta Jamesとの差を
どの様に例えるのかぜひ聞いてみたい。
最近,英 ace の編集盤 CD に Dan Penn の '60 年代の作品がぽつぽつと収録され始めているのは,「デモ録音」が公式にリリースされることの前触れではないかと,密かに期待しているのですが・・・。

結局のところ,肌の色や血の問題にこだわるのなら,われわれ黄色人種が黒人の音楽を聴いて感動できること自体が不思議なんですけどね。
2010年07月14日(水) 01:58 by feed the flame
>重箱の隅をつついたような 英 ace/KENT による GOLDWAX 関連のリリースについて,さらにほじくりかえしてアルコールで消毒したような

あまりにも的確な表現で笑いました(笑)
鈴木のおっさんのKENT/ACEに対する密かな敵意は只ならぬものがありますよね。
でも、VIVID/PVINEで俺はこれだけの偉業を成し遂げてきたんだ、世界啓志、いや広しと言えども先駆者は俺なんだ!という誇りからだと思うし、実際その通りです。
私は未だ反骨精神バリバリのそんな彼が大好きで、金銭的な余裕があれば(笑/輸入盤と千数百円は違いますからね=御大、貴方のライナーを読みたくて千数百円余計に払っている人が沢山いるんですよ)巻き帯の日本盤を買っています。
因みに最近(でもないが)の御大のライナーのヒットはイリミネイターズとアーサーコンレー(SSM)かな。
「御大」に対して「先駆者」としての敬意を払いつつ,同じように「反骨精神」も持ち続けたい・・・と考えておりますが,バランスが難しいですね・・・(^_^;)

Spencer Wiggins "Feed The Flame" の日本盤 CD にどんな解説を書いておられるのか非常に気になります。
もしファースト・プレスに収録ミスがあるようなら日本盤の購入も考えますが,今回は大丈夫らしい・・・?
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