ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2010年01月16日(土)
"Soul Serenade / Willie Mitchell Live"
Willie Mitchell "Soul Serenade / Willie Mitchell Live" [Hi HILO 181]

1. Ooh Baby, You Turn Me On (Mitchell/Love/Thomas/Hodges)
2. Soul Finger (King/Cunningham/Jones/Cauley/Caldwell)
3. Cleo's Mood (DeWalt/Fuqua/Woods)
4. Slippin' And Slidin' (Penniman/Bocage/Collins/Smith)
5. Soul Serenade (Ousley/Dixon)
6. Willie's Mood (Mitchell/Hodges)
7. Sunny (Hebb)
8. Pearl Time (Williams)
9. Papa's Got A Brand New Bag (Brown)
10. Respect (Redding)
11. Have You Ever Had The Blues? (Logan/Price)
12. Toddlin' (Miller/Love/Mitchell)
13. 20-75 (W.Mitchell)
14. My Girl (Robinson/White)
15. Mustang Sally (Rice)
16. Mercy Mercy Mercy (Zawinul)
17. Smokie (Black)
18. Late Date (Mitchell/Emmons/Young)
19. Tequila (Rio)
20. Bum Daddy (Hodges/Mitchell)
21. Boot-Leg (Axton/Hayes/Dunn/Jackson)
22. Honky Tonk (Doggett/Butler/Scott/Shepherd)
23. Pin Head (Young/Mitchell)

Willie Mitchell の7枚目(1.〜 12.) と8枚目(13.〜 24.) の LP を2on1にした CD。
彼が Hi 時代にリリースした LP は,全部で14枚(セット)。リリース(?)年については,CD のライナーと Soulful Kinda Music の Label Discographies にあるデータでズレがあるが,Soulful Kinda Music の方が整合性があるようなのでそちらで統一しておいた。
○ "Sunrise Serenade" [SHL 32010] -1963
○ "Hold It!!!" [SHL 32021] -1964
○ "It's Dance Time" [SHL 32026] -1965
○ "Driving Beat" [SHL 32029] -1966
○ "It's What's Happenin'" [SHL 32031] -1966
○ "The Hit Sound of Willie Mitchel" [SHL 32034] -1967
○ "Soul Serenade" [SHL 32039] -1967
○ "Willie Mitchell Live" [SHL 32042] -1967
○ "Solid Soul" [SHL 32045] -1967
○ "On Top" [SHL 32048] -1968
○ "Soul Bag" [SHL 32050] -1968
○ "The Many Moods Of Willie Mitchell" [SHL 32056] -1969
○ "Robbin's Nest" [SHL 32058] -1969
○ "The Best Of Willie Mitchell (2 LPs)" [Hi SHL 32068/9] -1972

シングルとしては,この後も 'Last Tango In Paris' [1973, Hi 2237] がリリースされているけれども,LP では "The Best Of Willie Mitchell" というベスト編集盤が最後だった。Hi からはその直後に Al Green "Let's Stay Together" [SHL 32070] がリリースされている。

これらの Willie Mitchell 名義の楽曲は,全て2on1で CD 化されたことがある。
◎ "Sunrise Serenade / Hold It!!!" [Hi HILO 178] -2002
◎ "It's Dance Time / Driving Beat" [Hi HILO 179] -2002
◎ "It's What's Happenin' / The Hit Sound of Willie Mitchel" [Hi HILO 180] -2001
● "Soul Serenade / Willie Mitchell Live" [Hi HILO 181] -2001
◎ "Solid Soul / On Top" [Hi HILO 182] -2001
◎ "Soul Bag / The Many Moods Of Willie Mitchell" [Hi HILO 183] -2001
◎ "Robbin's Nest / Rarities" [Hi HILO 184] -2001

最後の CD に "Rarities" とあるのは,Not on LP のシングル集で,LP としてのリリースは無いようだ。
先週の連休中は,これらの CD を聴きながら,曲目リストの作成に励んでいた。→ W.Mitchell.xls
複数枚の CD をくり返して聴くときにはデジタル化して iPod で・・・というのが便利なのはわかっていて,娘からのお下がりである nano(8GB) はいつでも使えるようにはしてあるものの,なかなか踏ん切りがつかず,ちょっとかさばる USB メモリ状態・・・(^_^;)

いずれの CD も廃盤になっているが,なぜか,表題の "Soul Serenade / Willie Mitchell Live" だけプレミアが付いていない。"Live" とあるのは明らかに擬似だが,当時のクラブの様子を再現したものと思えばさほど腹は立たないし,前半のアルバム・タイトルになっている,King Curtis のカバー "Soul Serenade" は,Willie Mitchell としては最大のヒット(1968, R&B Singles: 10, Hot 100: 23) 。Hodges Bros. と Howard Grimmes たち Hi Rhythm Section による演奏も,快調そのもの。
ジャケ写では Willie Mitchell はトランペットを手に持っているが,トランペットのソロがフィーチャーされているわけではなく,それどころかホーン・セクションがほとんど目立たない曲もある。
当時の The MG's が,贅肉の無いスレンダーな素肌美人とすれば,Hi Rhythm Section による演奏は,薄化粧で少しぽっちゃりとした三十路を過ぎたばかりの熟女・・・という印象がある。


Willie Mitchell が Hi Records に入社する前,The Home Of The Blues というレーベルでプロデューサとして録音した作品を収録した CD は,中古ショップで発掘済み。
◎ Roy Brown / Willie Mitchell / Larry Birdsong "Rocking All The Time" [P-Vine Club PVC-22006] -1995

2010年1月16日 09時23分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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良く伺ってる音系戯言(ezeeさんのブログ)経由で、何度か伺ったことはあります。
今回、初カキコです。よろしくお願いします。

ちょうどウィリーのアルバムを聴いてて、レビュー読ませていただいてました。
僕もソウル好きで、なるべく日課でソウルのレビューをするようにしています。
またちょくちょく遊びにきますねー。失礼しました。
"SOUL FOOD, SOUL LIFE" は,ぼくも ezee さんのブログ,あるいは "Golden Age Of Soul Music" 経由で,何度か拝見しております。こちらこそ,よろしくお願いします m(_ _)m

昨年リリースされた Willie Mitchell の原点ともいえる作品集は,もう聴きましたか? 非常に面白い内容で,ライナーノートもためになります。
● Willie Mitchell "Original Memphis Rhythm 'n' Blues featuring The Willie Mitchell Combo and The Four Kings" [Stomper Time STCD 26]
「ザ・メンフィス・リズム&ブルース・サウンド・オブ」というアルバムですかね。
今、アマゾンで試聴してます。すんごいヴォリュームです、全29曲。
コンピなんぞは、レビューするにあたってくたびれてしまうがゆえに避けがちでした(汗)。
でも、ライナーノート気になります。ありがとうございます。

Willie Mitchell がシリンガー・システムと呼ばれる音楽理論を学んだ Onzie Horne は,シカゴ音楽大学で Quincy Jones や,Duke Ellington のアレンジャーとして有名になる Billy Strayhorn という人物と同級生だったそうです。
記事中に書いた 『憂鬱と官能を教えた学校』 に収録されている解説によると,シリンガー・システムの生みの親である Joseph Schillinger というロシア系ユダヤ人が開いた私塾シリンガー・ハウスで学んだミュージシャンとして,ジョージ・ガーシュイン,グレン・ミラー,ベニー・グッドマンの名前が挙げられています。
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