ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2009年04月29日(水)
Jesus Is The Light Of My Life
Laura Lee "Jesus Is The Light Of My Life" [A&M D32Y3195]

1. Shoes 「シューズ」
2. I'll Fly Away 「フライ・アウェイ」
3. God Will Take Care Of You 「愛の救い」
4. Jesus Is The Light Of My Life 「輝きの時」
5. Look For Tomorrow 「明日をさがして」
6. Beam Of Heaven 「ビームス・オブ・ヘヴン」
7. The Greatest Story 「ザ・グレイテスト・ストーリー」
8. What Would Happen To Me 「私を導いて」
9. Jesus Will Fix It 「ジーザス・ウィル・フィックス・イット」

Laura Lee が1983年にリリースしたゴスペル・アルバム。邦題は『輝きの時』。CD 化されたのは,この日本盤だけのようだ。歌詞とその対訳(泉山真奈美),解説(高地明) が付いている。

Produced by Al Green, Co-Produced by Laura Lee というクレジットがある。録音は,American Music Studio in Memhis, TN だが,ミュージシャンは当時の Al Green のバック・バンドが中心で,ベースがチョッパーをかましたりするが,やはり,あの Hi Sound の残り香が漂っている。
Al Green がプロデュースしたのは,同じ年に Al がリリースしたアルバム "Higher Plane" 中で,"People Get Ready" をデュエット してくれたことのお返しという意味合いがあったらしい。

ライナー中に引用されている,「カナダで発行されているソウル雑誌『ソウル・サヴァイヴァー』のインタビュー記事」から,Laura Lee の言葉をそのまま孫引きさせていただくと・・・
「デトロイトで一緒にアパート借りて住んでいたの。メンフィスから来た内気な坊や,それがアル・グリーンよ。アルの人気が出る前のことで,わたしが目を付けたのよ。わたしが彼を育て上げたと言ってもいいわ。すべてのことを教えてあげた。同棲し始めた時,彼はまだ19歳で,わたしは8つ年上なの。彼ってカントリー・ボーイだったから,服の着方まで教えたのよ。ほんとにシャイなコでね。いつも,うつむいたままで歌うの。どうやってステージで動いてファンの気をつかむのか,"セクシーにね。そうすれば女の子はメロメロよ"ってね。だから,いま彼,あんなにクレイジーなのよ」
Hi で Al Green の同僚だった Syl Johnson の「ローラはアルにつくしたのに,アルが捨てたんだ」という言葉も引用されている。

結婚については,Al が人気の出る前 Laura がその話を持ち出したときには Al が断り,後に Al の人気が出て,Al の方からメンフィスに来て結婚しないかと誘われたときには,Laura が断ったのだそうだ。
このアルバムを作っている間もいい感じだったらしいが,すぐにまたケンカして別れてしまっている・・・(^_^;)



AMG によると,Laura Lee は1945年3月生まれで,Al Green は1946年4月生まれということなのだが・・・?
手元にある CD のライナーなどでも,Laura Lee の生年は1945年となっている。
インタビューで,Laura が「8つ年上」と言っているのが本当だとすると,いったいいくつサバを読んでいたのか・・・? まさか,逆に Al がごまかしているとも思えないが・・・?

まあ,Laura Lee になら,いくらだまされてもかまわない・・・(^_^;)
2009年4月29日 16時27分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2009 |
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ローラ・リーとアルのデュエットは最初発見したとき心躍りましたが、聴いて「こんな、もんか・・」って印象でした。
しかしアルがプロデュースしたアルバムまで、あったんすね。いや〜、知らんかった。ぜひ聴いてみたいです!
このアルバムは日本盤の LP もあって,せいぜい千円台のものを,かなりよく見かけます。
ただし,いくら Hi の香りが残っているといっても,基本的には,いわゆる「ブラ・コン」というサウンドですので,手放しでおすすめできるような内容ではありません・・・(^_^;)
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