ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2008年09月20日(土)
Junior Parker "I'm So Satisfied"
Junior Parker "I'm So Satisfied: The Complete Mercury & Blue Rock Recordings" [Mercury 314 558 549-2]

1. Country Girl 2. You Can Make It if You Try 3. Wish Me Well 4. Hey Lawdy Mama 5. Sometimes I Wonder 6. (Ooh Wee Baby) That's the Way You Make Me Feel 7. Come Back Baby 8. Just Like a Fish 9. Baby, Please 10. You Ain't Got No Heart 11. Cracked Up Over You
12. Easy Lovin' 13. I'm So Satisfied 14. You Can't Keep a Good Woman Down 15. You're the One 16. Reconsider Baby 17. Lover to Friend 18. Your Bag Is Bringing Me Down 19. Ain't Gon' Be No Cuttin' Loose 20. Lovin' Man on Your Hands 21. Your Love's All Over Me 22. What a Fool I Was 23. I Got Money 24. It Must Be Love
25. Just Can't Put My Fingers on It 26. If I Had Your Love 27. Hurtin' Inside
28. I'm in Love With Someone Else 29. Movin' Out 30. I Found Love 31. Don't Let It End This Way

Junior Parker が Duke を出て,1966〜69年の間に Mercury とその系列の Blue Rock で録音した2枚のアルバムを完全収録し,さらに Not on LP のシングル曲(25.〜 27.) と未発表曲(28.〜 31.) まで詰め込んだお買い得盤。残念ながら廃盤になっているが,Mercury の部分のみが収録された CD もある。
○ "The Mercury Recordings" [Collectables ]

全31曲のうち,4曲(15. 27. 30. 31.) を除いて,すべて Memphis 録音。ただし,Memphis のどのスタジオかは明記されていない。その他の4曲は,Fame Studios で録音されている。
Personnel のクレジットがはっきりしているのは,最初のアルバムだけ。

1. 〜11. ○ "Like It Is" [Mercury SR-61101] -1967
プロデューサは Bobby Robinson で,Gene Miller がアレンジを担当。
Trumpet - Gene "Bowlegs" Miller, Willie Mitchell; Tenor saxophone - Fred Ford; Baritone saxophone - Jimmy Mitchell; Organ - Bobby Emmons; Piano - Joe Hall; Guitar - Reggie Young, Tommy Cogbill; Electric bass - Mike Leech; Drums - Sam Creason

珍しいことに Tommy Cogbill がギターを弾いていて,Reggie Young とのからみはなかなかおもしろい。テクニック的には今ひとつだがブルージーな味わいのあるギターが Tommy Cogbill か?

10. You Ain't Got No Heart は,タイトルは異なっているが,Spencer Wiggins "The Kind Of Woman" と同じ曲。作者も同じ Dan Greer。
1966年11月の録音で,Spencer Wiggins のシングルは5月頃にリリースされたということなので,こちらのほうが後?
ゴスペルあがりの Spencer と,10代のころから Sonny Boy Williamson II や Howlin' Wolf といっしょに演奏していたという Blues シンガーである Junior Parker のバージョンの微妙な違いは,聴き比べる価値があるかも。
もっとも,このアルバムでの Junior Parker は,Ray Charles "Come Back Baby",Gene Allison / Solomon Burke "You Can Make It If You Try" を歌っているなど,かなりソウルより。ブルース・ハープも演奏していない。
11. Cracked Up Over You は,Don Bryant の作品。

12.〜 24. ○ "Honey Drippin' Blues" [Blue Rock SRB-64404] -1969
2枚目のアルバムでは,Crazy Cajun Music が管理している曲(17. 21. 23. 24.) や Doug Sahm がアレンジしている曲(16. 18. 20.) があるので,クレジットは無いが,Huey Meaux が関わっていたらしい。
Floyd Morris という人物がアレンジしている曲(12.〜 14. 19.) のサウンドは,Howard Grimes と Hodges Bros. のように聴こえるのだが・・・?
Fame Studios で録音された 15. のほか,22. のアレンジも Gene Miller。

シングル曲のうちでは 27. ,未発表曲では 30. 31. も,Gene Miller がアレンジを担当した,1968年夏の Fame 録音。


Junior Parker は,Sun 時代に録音した "Mystery Train" が Elvis Presley にカバーされたことで莫大な印税が転がり込み,Houston, Texas に豪邸を構え奥さん一筋で酒も飲まず休日にはゴルフをたしなむという極めて健康的な生活を送っていたらしいが,40前に脳腫瘍で亡くなっている。
酒を飲まなくても早死にすることはあるのだから,どうせなら・・・(^_^;)

2008年9月20日 09時02分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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