ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2008年02月04日(月)
Tokyo ... Live
Al Green "Tokyo ... Live" [Cream/Hi HI UK CD 104]

1. L-O-V-E (Love)
2. Tired Of Being Alone
3. Let's Stay Together
4. How Can You Mend A Broken Heart?
5. All 'N All
6. Belle
7. Sha-La-La (Make Me Happy)
8. Let's Get Married
9. God Blessed Our Love
10. You Ought To Be With Me
11. For The Good Times
12. Dream
13. I Feel Good
14. Love & Happiness

Al Green も,Otis Clay と同じ1978年に日本でライブ・アルバムを残している。
International Tokyo Music Festival という催しに参加するための来日で,そのグランプリを "Belle" で獲得していた。ナマでは見ていないが,当時,TV 「ミュージック・フェア」に出演して,数曲歌っているのを見た記憶がある。

1970年代の初めに "Tired Of Being Alone","Let's Stay Together" を皮切りに Top 10 ヒットを連発していた時代に比べると人気に陰りが見え始めていたとはいえ,Otis Clay よりもはるかに知名度は高く,ライブ録音のオーディエンスの反応にもそれははっきりと現れている。
Otis Clay が,ろくに英語の分からない聴衆と必死にコミュニケーションをとろうとし,まるで牧師のように LOVE and PEACE を真剣に語りかけているのに対して,Al Green のコンサートでは,ヒット曲のイントロが流れるだけで勝手に盛り上がってくれている。
それに気をよくしたわけでも無いだろうが,Al Green は,羽目を外しすぎでは無いかと思えるほどシャウトしまくっていて,端正なスタジオ録音とはかなり印象がちがう。ちょうど Sam Cooke にとっての『ハーレム・スクエア』と似たような位置付けのアルバムになっていて,Hi 初期のブルージーな Al Green もお気に入りだが, Al Green を聴きたくなったときにまず手が伸びるのは,この CD 。
ジャケットを変えて,何度もリイシューされており,現在でも簡単に手に入る。
ラストの "Love & Happiness" は,Otis Clay O.V. Wright もライブで歌っているので,聴き比べてみるとおもしろい。

スタジオ録音では,"Explores Your Mind" のアルバムもお気に入り。
"God Blessed Our Love" のオリジナルや,Bryan Ferry,Lou Reed,Talking Heads という,ある意味,似たもの同士がカバーした "Take Me To The River" が収録されているだけでなく,Keith Richards が最初のソロ・アルバムで1曲だけだが Willie Mitchell にアレンジを依頼していて,その時のインタビューで "Sha-La-La" が好きだと言っているのを読んだ記憶もある。


ご多分にもれず,Al Green も Sam Cooke の影響下にあり,直接カバーした曲は少ないが,映画 "Ali" で流れていた "A Change Is Gonna Come" は,Al Green のバージョンだった。ここでも,シャウトする Al Green を聴くことができる。

◎ V.A. "The Concert For The Rock And Roll Hall Of Fame (2 CDs)" [SONY SRCS 7893]

Disc 1: 6. A Change Is Gonna Come

1995年に Rock and Roll Hall of Fame + Museum の開館を記念して行われたコンサートをライブ録音したアルバム。
そのコンサートのハウス・バンドのメンバーは,G.E. Smith, Booker T. Jones, Donald "Duck" Dunn, Steve Cropper, Jim Keltner, Lenny Pickett, Wayne Jackson, Andrew Love 。

主な出演者は,The Allman Brothers Band, Booker T & MG's, James Brown, Jackson Browne, Johnny Cash, George Cliton & The P-Funk AllStars, Bob Dylan, Melisa Ethridge, John Fogerty, Aretha Franklin, Al Green, Bruce Horsby, Jerry Lee Lewis, John Melencamp, Natakie Merchant, Sam Moore, Iggy Pop with Soul Asylum, The Pretenders, Lou Reed with Soul Asylum, Slash/Boz Scaggs, Bruce Springsteen & The E Street Band 。

2008年2月4日 21時32分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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