『虚無回廊 III』 小松左京
『虚無回廊 III』 小松左京著,ハルキ文庫 刊
追悼出版の一環として,3冊を合本にしたものが発行されているが,それには,単行本に収録されていた巻末対談(聞き手・堀晃) や,この文庫に収録されていた解説(瀬名秀明) は含まれていない。
合本で初めて『虚無回廊』を読んだ人には,ぜひ,この文庫本も入手して,瀬名秀明さんの解説を読んでいただきたい・・・m(_ _)m
最近,涙もろくなってしまったこともあるけれども,「泣ける」解説になっている。その最後の一節は・・・
「現代の『神曲』である『虚無回廊』は,最後に天国で愛を見出すだろう。それは限定された神によってもたらされる愛ではなく,宇宙不変の愛だろう。」という文で始められている・・・(T_T)
この『虚無回廊』に登場する S S (Super Structure) は,「直径 1.2 光年,長さ 2 光年という,人類の英知をはるかに超えた巨大人工天体」。
合本版には,巻末に,大森望司会,堀晃,山田正紀,谷甲州(『日本沈没 第二部』の共著者) の座談会が収録されているのだが,さすがに,その座談会だけを読むために購入する余裕は,ない・・・(T_T)
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2011年12月6日 20時50分
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