ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2011年06月19日(日)
"Sweet Soul - Love Songs"
Various Artists "Sweet Soul - Love Songs" [103 Ediz. Mus. Milano ]

1. I Cried a Tear - LaVern Baker
2. Sorry Wrong Number - Howard Tate
3. I've Got Dreams to Remember - Dan Penn
4. Puoring Water On a Drowing Man - James Carr
5. Chained and Bound - James Govan
6. Fa, Fa, Fa, Fa, Fa (Sad Song) - Eddie Hinton
7. Stand By Me - James Govan
8. I've Been Loving You Too Long - Millie Jackson
9. I Can't Stand the Rain - Ann Peebles
10. Taxi - J.Blackfoot
11. You Don't Miss Your Water - William Bell
12. Spendimi Charlie Wood, - The Memphis All Stars
13. I Wish I Would Rain Down - Millie Jackson
14. These Arms of Mine - James Govan
15. When Something Is Wrong With My Baby - James Govan
16. Too Weak to Fight - Clarence Carter
17. Out of Left Field - Dan Penn
18. Woman to Woman - Shirley Brown
19. Aces of Spades - Bill Coday
20. Take Another's Man Place - Jackie Johnson
21. It Hurts Me To - Barbara Carr
22. (You Keep Me) Hangin' On - Ann Peebles
23. I'll Make It Up to You - Clay Hammond
24. Come to Me - James Govan
25. Trouble In Mind - Rufus Thomas
26. Try a Little Tenderness - David Hudson
27. Pain In My Heart - James Govan
28. Precious Precious- Otis Clay
29. Soul Serenade - The Memphis All Stars
30. Private Number - William Bell

日アマゾンで MP3 ダウンロードのサービスが始まってからしばらくして,CD を買うと MP3 1曲分のクーポンがもらえるようになった。そのクーポンの有効期限が6月末なので,たまっていたクーポンを利用するため,いろいろ検索していて発見したアイテム。
いかにも胡散臭いジャケ写(MP3 では Artwork というらしい) とタイトルのアイテムだが,Porretta Soul Festival という,イタリアで毎年行われているコンサートでライブ録音された曲を集めたアルバム。
2010年にリリースされているので,それ以前の録音ということになる。Porretta Soul Festival のオフィシャル・サイト 内には過去の出演者がリストアップしてあるので,そこでこのアルバムに収録されているシンガーが出演した年を調べてみると,・・・
LaVern Baker(1996), Howard Tate(2004), Dan Penn(1994), James Carr(1992), James Govan(1993, 1995-7), Eddie Hinton(1991), Millie Jackson(1993, 2004), Ann Peebles(1992, 1996, 2001-2), J.Blackfoot(1991-2, 1997-8, 2009), William Bell(1994), The Memphis All Stars(1999, 2003), Clarence Carter(2004), Shirley Brown(1995), Bill Coday(1998), Jackie Johnson(1997-9, 2003), Barbara Carr(1998), Clay Hammond(2001), Rufus Thomas (1988, 1991, 1993-5, 1997, 2003), David Hudson(1993, 1995), Otis Clay (1995, 1997)

以前(1996?),"The Best of Porretta Soul Festival 1994-1995" というタイトルの CD が発売されていて,中古ショップでのチェックリストに入っているのだが,その CD の収録曲も含まれているらしい。
同じ 103 Ediz. Mus. Milano というレーベルから,やはり MP3 で ↓ のようなアルバムもリリースされていた。
◎ V.A. "The Memphis Giants Meet The Legends" [103 Ediz.Mus.Milano ]
 なぜか,表題のアルバムとの重複が4曲もあるのだけれども,こちらも購入の予定。


Poretta Soul Festival は Youtube に「チャンネル」があり,そこにかなりの動画をアップしている。
http://www.youtube.com/porrettasoul

なかでも面白いのが ↓
James Carr Jam.mp4 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=hCWpS7h0Jg0

 J.Blackfoot がでしゃばりすぎて,Ann Peebles がちょっと切れかけているように見えるのだが・・・?
2011年6月19日 03時32分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年06月14日(火)
"The Essential Tammy Wynette"
Tammy Wynette "The Essential Tammy Wynette" [Sony MHCP 471]

1. Apartment #9 (J.Paycheck/B.Austin)
2. Your Good Girl's Gonna Go Bad (B.Sherrill/G.Sutton)
3. My Elusive Dreams [duet with David Houston](C.Putnam/B.Sherrill)
4. I Don't Wanna Play House (B.Sherrill/G.Sutton)
5. D-I-V-O-R-C-E (B.Braddock/C.Putnam)
6. Stand By Your Man (B.Sherrill/T.Wynette)
7. He Loves Me All The Way (B.Sherrill/C.Taylor/N.Wilson)
8. We Sure Can Love Each Other (B.Sherrill/T.Wynette)
9. Take Me [duet with George Jones](G.Jones/L.Payne)
10. 'Till I Get It Right (R.Lane/L.Henley)
11. Bedtime Story (B.Sherrill/G.Sutton)
12. Kids Say The Darndest Things (B.Sherrill/G.Sutton)
13. Woman To Woman (B.Sherrill)
14. 'Till I Can Make It On My Own (G.Richey/B.Sherrill/T.Wynette)

キース・マニアには 'Apartment #9',サザン・ソウルのファンには 'Stand By Your Man' のオリジナルを歌っていることで知られている(はずの) カントリー・シンガー。
Tammy Wynette - A Medley of Hits @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=66n8snHUtNA

↑ でもその2曲が歌われている。途中で歌われているのは 'D-I-V-O-R-C-E' という曲。彼女は5回結婚しているそうだから,少なくとも4回離婚している・・・?

Keith Richrads が歌っているので公式にリリースされているのは,The New Barbarians の一員としてのパフォーマンス。珍しく,キーボードを弾きながら歌っている。
New Barbarians - Apt #9 - live 1979 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=AZqXpovxP0s

● The New Barbarians "Buried Alive (2 CDs)" [MSIG  0316] -2006

Tammy Wynette ~ Apartment # 9 @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=RlpYp8yF2L4

 彼女が24歳のときのデビュー曲(1966)。プロデュースしているのは,Charlie Rich 'Behind Closed Doors' と同じ Billy Sherrill 。

Tammy Wynette-Stand By Your Man (60's) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=zc4e-HdlhPY

 Youtube にはいろいろなバージョンがアップされていたが,これが一番若そう。冒頭で彼女を紹介しているのは,後に結婚する George Jones 。

Candi Staton-Stand By Your Man @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=0thtwgPIFHU

 2つのバージョンを聞き比べて気が付くのは,ビートが異なるのはもちろんだが,Candi Staton のバージョンではストリングスやホーンが大活躍していること。

ホーンのアレンジャーは Muscle Shoals Horns の一員としておなじみの Harrison Calloway だが,ストリングスをアレンジしているのは Jimmie Haskell だったと,Candi Staton "Evidence (2CDs)" のライナーノート(Dean Rudland) に書かれていた。
Jimmie Haskell がアレンジした曲でもっとも有名なのは,おそらく Simon & Garfunkel 'Bridge Over Troubled Water'。
Rick Hall は,most of Fame's orchestrations を Jimmie Haskell と契約していたそうだ。
2011年6月14日 23時22分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年06月13日(月)
Music Of The Medicine Shows
Various Artists "Good For What Ails You: Music Of The Medicine Shows 1926-1937 (2 CDs)" [Old Hat CD-1005]

収録曲のリストは,リリース元の Old Hat Records のサイトにあり,サンプルを聴くこともできる。
http://www.oldhatrecords.com/cd1005.html

medicine 「薬」について,日本では「薬九層倍」という慣用句が残っているくらい原価率が低く,ぼろ儲けのできる商売だったらしいが,それは万国共通で,アメリカでもかなりの広告宣伝費をつぎ込んでも利益の出るビジネスだったようだ。表題のアルバムは,薬屋がスポンサーとなって各地を巡業していた The Medicine Show の,有名無名の出演者たちの音源を集めた CD 。

様々な演目で構成されたショーには,ミンストレル・ショーも含まれていたらしい。
minstrel 「ミンストレル」 は,そもそも中世ヨーロッパの吟遊詩人(音楽家・歌手なども含む) のことだが,1830 年代からアメリカで人気を博していた「ミンストレル」と言えば,「顔を黒く塗って黒人の歌を歌う白人」。ところが,本物の黒人が「黒人」を演じることもあったそうだ。(pp.18-9 『アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ,ブルースからヒップホップまで』 大和田俊之 著)
当然,このアルバムに収録されている楽曲の演奏者や歌手も,黒人と白人が入り乱れていて,わけが分からない・・・(^_^;)

ルーツ・ミュージックの原典とも言える ↓ を聴いていると,同じように,ジャンルや肌の色などどうでもよくなってくるから不思議だ。
◎ V.A. "Anthology Of American Folk Music (6 CDs)" [Smithsonian Folkways/Sony SFW 40090]
● V.A. "The Retrospective 1925-1950 (4 CDs)" [Sony SRCS 5963〜6]
● V.A. "Sounds of the South (4 CDs)" [Atlantic 7 82496-2]


このアルバムのジャケ写やブックレットの表紙に使用されている写真のキャプションは,"Unidentified performers, human and canine, of the Kickapoo Indian Medicine Company, circa 1885."
オリジナルの写真は当然モノクロ →。
犬まで黒く塗られていたのだろうか・・・?

Kickapoo というのはアメリカインディアンの部族の一つ。
medicine には「まじない,魔よけ」という意味もある。
76ページもある付属のブックレットに掲載されている写真の中には,インディアンの衣装を着た出演者の姿もあった。
英文の解説を読むのは疲れるが,写真を眺めているだけでも十分面白い・・・(^_^;)
2011年6月13日 21時59分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年06月07日(火)
"Sam Cooke - The RCA Albums Collection"
"Sam Cooke - The RCA Albums Collection (8 CDs)" [RCA/Legacy 88697898702]

本日,届きました。
このボックスセットのリリースを知らせていただいた foolishpride さんには,感謝の念に堪えません m(_ _)m

やはり,いまだに Legacy Recordings の Sam Cooke のページ には情報がなく,PopMarket という会員制通信販売のネット・ショップだけでしか販売されていないのは,いったいなぜ・・・?
http://www.popmarket.com/sam-cooke-the-rca-albums-collection/details/25809731

その後,いつの間にか Popmarket の商品は Not available in other countries. ということで日本からは購入できなくなっている。広告メールはいまだに届いているのだが・・・(^_^;)
日本でも一部の専門店等で扱われるようになっているけれども,↓ の価格が最も良心的なようだ。
The RCA Albums Collection(輸入盤) @ Sony Music Shop
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=0401&cd=00DX000089870

<<以上,8月17日 追記>>

Sony Music Shop ↑ での販売が終了した後,かなり割安(PopMarket からの個人輸入より安い (T_T)) な価格で Disc Union での予約受付 が始まり,日アマゾンにも商品が登録された。
日アマゾンは,現時点では「出品者からお求めいただけます。」状態だが,米英アマゾンでは予約を受け付けている(ASIN: B005APT72M) ので,もうしばらくすると,再び予約の受付が始まると思われる。
米英アマゾンで,Sam Cooke "RCA Albums Collection" と同時期に発売されることになっている ↓ は,日アマゾンでも予約が始まっていて,同じ扱いになるはずなのだが・・・?
● Nina Simone "Complete RCA Albums Collection (9 CDs)"
↑ は,予約済み。5枚組の "Original Album Classics" を我慢してよかった (^_^)v
<<以上,10月8日 追記>>


タイトルどおりの "Albums Collection" なので,RCA Victor からリリース(1960-63) された LP 7枚と,1963 年にライブ録音されたアルバムをそのままストレートに CD 化したセットで,Not on LP の曲などは含まれていない。
最近,RCA 初期の曲も英欧でリイシューされ始めたため,このボックス・セットで初めて CD 化されたのは6曲のみ。
'The Song Is Ended' on "My Kind Of Blues"(1961)
'Camptown Twist','The Twist','Twistin' In The Kitchen With Dinah','Twistin' In The Old Town Tonight' on "Twistin' The Night Away"(1962)
'Willow Weep For Me' on "Mr. Soul"(1963)

しかし,"Mr. Soul" までの6枚の LP が,こうやって CD 化されたことには,計り知れない価値がある。
特に,『U.S.BlackDiskGuide』「第1章 The Pioneers」の最初に掲載されている "Twistin' the Night Away" は,それまで New York で借りてきた猫のようにおとなしくしていた Sam Cooke が,Hollywood, CA. のスタジオで Earl Palmer を初めとする身内ともいえるミュージシャンたちと創り上げた名盤として,重要曲は "The Man Who Invented Soul (4 CDs)" で既に CD 化済みではあっても,オリジナルのまま CD 化されたことは,非常に喜ばしい。
今後は,一般のマーケットでも流通し,未発表曲などの発掘が進むことも期待したいが・・・,abkco が邪魔さえしなければ・・・(^_^;)

「紙ジャケ」の出来はまあまあ・・・,厚みがある分だけ Rhino の "Original Album Series" に比べるとマシ・・・(^_^;) 不自然な「白枠」だけは何とかしてほしかったが・・・。
付属のブックレット(24 pages) には,Stuart Colman という人のライナーノートと,アルバムごとのかなり詳細な録音データが掲載されている。セッション単位で参加ミュージシャンの名前がクレジットされているのはありがたい。


◎ "Cooke's Tour" [RCA Victor LSP-2221] -1960
1. Far Away Places (Joan Whitney / Alex Kramer)
2. Under Paris Skies (Hubert Giraud / Kim Gannon / Jean Drejac)
3. South Of The Border (Down Mexico Way) (Jimmy Kennedy / Michael Carr)
4. Bali Ha'i (Richard Rodgers / Oscar Hammerstein)
5. The Coffee Song (They 've Got an Awful Lot of Coffee in Brazil) (Bob Hilliard / Dick Miles)
6. Arrivederci, Roma (Goodbye to Rome) (Carl Sigman / Renato Rascel)
7. London By Night (Carroll Coates)
8. Jamaica Farewell (Irving Burgess)
9. Galway Bay (Billy Strayhorn)
10. Sweet Leilani (Harry Owens)
11. The Japanese Farewell Song (Hasegawa Yoshida / Freddy Morgan)
12. The House I Live In (Lewis Allen / Robinson)

◎ "Hits of the 50's" [RCA Victor LSP-2236] -1960
1. Hey There (Richard Adler / Jerry Ross)
2. Mona Lisa (Jay Livingston / Ray Evans)
3. Too Young (Sylvia Dee / Sidney Lippman)
4. The Great Pretender (Buck Ram)
5. You, You, You (Lotar Olias / Robert Mellin)
6. Unchained Melody (Hy Zaret / Alex North)
7. The Wayward Wind (Stanley Lebowsky / Herbert Newman)
8. Secret Love (Paul Francis Webster / Sammy Fain)
9. The Song From Moulin Rouge (George Auric / William Engvick)
10. I'm Walking Behind You (Billy Reid)
11. Cry (Churchill Kohlman)
12. Venus (Ed Marshall / Peter DeAngelis)

◎ "Sam Cooke (Swing Low)" [RCA Victor LSP-2293] -1961
1. Swing Low, Sweet Chariot (Harry Warren / Al Dubin)
2. I'm Just A Country Boy (Fred Hellerman / Marshall Barer)
3. They Call The Wind Mariah (Alan Jay Learner / Frederick Loewe)
4. Twilight On The Trail (Sidney D.Mitchell / Louis Alter)
5. If I Had You (James W.Alexander / Sam Cooke)
6. Chain Gang (Sam Cooke)
7. Grandfather's Clock (Henry Clay Work)
8. Jeanie With The Light Brown Hair (Stephen Foster)
9. Long, Long Ago (Thomas Haynes Bayly)
10. Pray (Johnnie Taylor)
11. You Belong To Me (Sam Cooke / James W.Alexander)
12. Goin' Home (Anton Dvorak)

◎ "My Kind of Blues" [RCA Victor LSP-2392] -1961
1. Don't Get Around Much Anymore (Bob Russell / Duke Ellington)
2. Little Girl Blue (Richard Rodgers / Lorenz Hart)
3. Nobody Knows When You're Down And Out (Jimmie Cox)
4. Out In The Cold Again (Ted Koehler / Rube Bloom)
5. But Not For Me (George Gershwin / Ira Gershwin)
6. Exactly Like You (Dorothy Fields / Jimmy McHugh)
7. I'm Just A Lucky So-And-So (Duke Ellington / Mack David)
8. Since I Met You Baby (Ivory Joe Hunter)
9. Baby, Won't You Please Come Home (Charles Warfield / Clarence Williams)
10. Trouble In Mind (Richard M.Jones)
11. You're Always On My Mind (James W.Alexander)
12. The Song Is Ended (Irvin Berlin)

◎ "Twistin' the Night Away" [RCA Victor LSP-2555] -1962
1. Twistin' The Night Away (Sam Cooke)
2. Sugar Dumplin (Sam Cooke)
3. Twistin' In The Kitchen With Dinah (Sam Cooke)
4. Somebody's Gonna Miss Me (Lattimore Brown / Arthur Lee Reeves)
5. A Whole Lotta Woman (James W.Alexander / Lowell Jordan)
6. The Twist (Henry Ballard)
7. Twistin' In The Old Town Tonight (Mack David)
8. Movin' And Groovin' (Sam Cooke / Lou Rawls)
9. Camptown Twist (Sam Cooke)
10. Somebody Have Mercy (Sam Cooke)
11. Soothe Me (Sam Cooke)
12. That's It - I Quit - I'm Moving On (Roy Alfred / Del Serino)

◎ "Mr. Soul" [RCA Victor LSP-2673] -1963
1. I Wish You Love (Charles Trenet / Lee Wilson /Albert Beach)
2. Willow Weep For Me (Ann Ronell)
3. Chains Of Love (Nugeter)
4. Smoke Rings (Ned Washington / Gene Gifford)
5. All The Way (Sammy Cahn / James Van Heusen)
6. Send Me Some Lovin' (Leo Price / John S.Marascalco)
7. Cry Me A River (Arthur Hamilton)
8. Driftin' Blues (Johnny Moore / Charles Brown / Eddie Williams)
9. For Sentimental Reasons (Deek Watson / William Best)
10. Nothing Can Change This Love (Sam Cooke)
11. Little Girl (Madeline Hyde / Francis Henry)
12. These Foolish Things (Eric Marschwitz / Jack Strachey / Henry Link)

◎ "Night Beat" [RCA Victor LSP-2709] -1963
1. Nobody Knows The Trouble I've Seen (traditional, arranged by Sam Cooke)
2. Lost And Lookin' (James W.Alexander / Lowell Jordan)
3. Mean Old World (Sam Cooke)
4. Please Don't Drive Me Away (Charles Brown / Jesse Ervin)
5. I Lost Everything (Ella Tate)
6. Get Yourself Another Fool (Tucker / Haywood)
7. Little Red Rooster (Willie Dixon)
8. Laughin' And Clownin' (Sam Cooke)
9. Trouble Blues (Charles Brown)
10. You Gotta Move (Sam Cooke)
11. Fool's Paradise (Johnny Fuller / Robert Geddins / David Avid)
12. Shake, Rattle And Roll (Charles Calhoun)

◎ "One Night Stand! Live at the Harlem Square Club, 1963"
1. Soul Twist / Introduction (Curtis Ousley)
2. Feel It (Don't Fight It) (Sam Cooke)
3. Chain Gang (Sam Cooke)
4. Cupid (Sam Cooke)
5. Medley: It's All Right / For Sentimental Reasons (Sam Cooke / William Best / Deke Watson)
6. Twistin' The Night Away (Sam Cooke)
7. Somebody Have Mercy (Sam Cooke)
8. Bring It On Home To Me (Sam Cooke)
9. Nothing Can Change This Love (Sam Cooke)
10. Having A Party (Sam Cooke)

2011年6月7日 21時30分 | 記事へ | コメント(10) | トラックバック(0) |
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2011年06月05日(日)
Drift Away - A Decade of Dobie
Dobie Gray "Drift Away - A Decade of Dobie 1969 - 1979 (4 CDs)" [Hip-O Select B0003621-02]

Disc I: The White Whale & Decca Years
1. Rose Garden [White Whale 300] -1969
2. Where's The Girl Gone [White Whale 300] -1969
3. Do You Really Have A Heart [White Whale 330] -1969
4. What A Way To Go [White Whale 330] -1969
5. Guess Who [White Whale 342] -1970
6. Honey, You Can't Take It Back [White Whale 342] -1970
○ "Drift Away" [Decca DL7-5397] -1972
7. Drift Away 8. The Time I Loved You The Most 9. L.A. Lady 10. We Had It All 11. Now That I'm Without You 12. Rockin' Chair 13. Lay Back 14. City Stars 15. Sweet Lovin' Woman 16. Caddo Queen 17. Eddie's Song

Disc II: The MCA Years
○ "Loving Arms" [MCA 371] -1973
1. Good Old Song 2. You And Me 3. I Never Had It So Good 4. Lovin' The Easy Way 5. Loving Arms 6. Reachin' For The Feeling 7. There's A Honky Tonk Angel (Who(ll Take Me Back In) 8. Mississippi Rolling Stone 9. Love Is On The Line 10. Rose
○ "Hey Dixie" [MCA 449] -1974
11. Hey Dixie 12. How Can You Live All Alone 13. So High (Rock Me Baby And Roll Me Away) 14. Watch Out For Lucy 15. Old Time Feeling 16. Turning On You 17. Roll On Sweet Mississippi 18. Can You Feel It 19. Performance 20. The Music's Real (Mentor's Song)
21. Watch Out For Lucy [MCA 40268] -1974

Disc III: The Capricorn Years
○ "New Ray Of Sunshine" [Capricorn 0163] -1975
1. Harold And The Swinging Rocks 2. Drive On, Ride On 3. If Love Must Go 4. Lover's Sweat 5. A New Ray Of Sunshine 6. I'll Take You Down To Mexico 7. Easy Loving Lady 8. Comfort And Please You 9. What A Lady 10. Easy Come, Easy Go
○ "Let Go" [Capricorn 0188] -1976
11. Let Go 12. Do It (aka Do Me) 13. Mellow Man 14. Find 'Em, Fool 'Em And Forget 'Em 15. The Best Of My Love 16. Country Love 17. When A Man Loves A Woman 18. But I Do 19. Moonlight Trippin' 20. Can't Stop A Man In Love
21. Find 'Em, Fool 'Em And Forget 'Em [Capricorn 0259] -1976
22. The Christmas Song [Previously Unreleased]

Disc IV: The Infinity Years
○ "Midnight Diamond" [Infinity 9001] -1978
1. You Can Do It 2. We've Got To Get It On Again 3. Let This Man Take Hold Of Your Life 4. Weekend Friend 5. Miss You Nights 6. I Can See Clearly Now 7. Sharing The Night Together 8. Who's Lovin' You 9. I'll Be Your Hold Me Tight 10. Thank For Tonight
○ "Dobie Gray" [Infinity 9016] -1979
11. The "In" Crowd 12. Stumblin' Back To You 13. Sunny Day To Rain 14. Spending Time, Making Love And Going Crazy 15. You Can't Keep A Good Man Down 16. Fool, Fool 17. All I Wanna Do Is Make Love To You 18. We Had It All 19. Bridge Of Silence
20. The "In" Crowd [Infinity 50043] -1979

Dobie Gray が,1969〜79年に録音した楽曲を集めたボックス・セット。シングル・バージョンや未発表曲も含まれているので,ほぼコンプリートのはず。収録曲のリストは → D_Gray69-79.xls

4年ほど前に Hip-O Select から 5,000 セットの限定盤としてリリースされ,一時はそこそこのプレミアが付いていたはずだが,売れ残りが倉庫から見つかったのかアマゾンに新品が出品されていた。結局,余計な回り道をせずに最初からこのセットを購入するべきだったかも・・・(^_^;)
● "Drift Away: His Very Best" [Razor & Tie RE 2112-2] -1996
● "The Soulful Sound of Dobie Gray" [SPECTRUM HMNCD 022] -1997
● "Drift Away / Loving Arms (+3)" [Raven RVCD-337] -2011

Disc I の最初に,Biography - Dobie Gray Interview というのが収録されていて,To access, simply "rewind" to top of disc とあり,通常の CD プレイヤーで1曲目を再生中に「巻き戻し」ボタンを押し続けると聞くことができるのだけれども,こういうトラックを iPod に取り込む方法が分からない。取り込んだところで,ぼくのリスニング力では大して理解できないのだが・・・(^_^;)

'Drift Away' の大ヒット以前に White Whale というレーベルに録音した作品も収録されている。Joe South 'Rose Garden' のカバーはヒットしても不思議ではなかったと思うが,Jesse Belvin 'Guess Who' はちょっとまだ荷が重いかな・・・という感じ。

● "Drift Away / Loving Arms (+3)" [Raven RVCD-337] -2011
↑ に含まれていなかった "Hey Dixie" 収録曲の内で聴いてみたかったのは,Allen Toussaint が書いた 'Performance'。Aaron Neville や Johnny Adams も歌っている曲。New Orleans が生んだ最高のシンガー二人に比べるといささか分が・・・(^_^;)

Capricorn からの1枚目 "New Ray Of Sunshine" で印象的なのは Will Jennings 作の 'If Love Must Go' というラブ・バラードだが,アルバム全体としては,Mentor Williams から離れたことでポップ色が薄れ,Country Rock'n'Soul な曲が多くなっている。
前作までと同じ Quadrafonic Sound Studio, Nashville で録音されているけれども,Background Vocals には Darlene Love の名前もあった。

次作の "Let Go" から,このボックス・セットの最後に収録されている "Dobie Gray" まではすべて,Rick Hall プロデュースの FAME 録音。もちろん,'70 年代後半のこの時代のサウンドに,かつての FAME を期待してはいけない。
最後の,自分の名前をアルバム・タイトルにしたアルバムなどは,完全にディスコ・サウンド。
'60 年代半ばに,Earl Palmer と Carol Kaye のリズム・セクションをバックに歌ってヒットさせた 'The "In" Crowd' のディスコ・バージョンあたりは,聞いていると情けなくなってくる・・・(T_T)

ただし,Dobie Gray の声そのものには衰えはまったく感じられず,そういう「時代」を感じさせるサウンドを割り切って「歌」を聴く分には,十分楽しめた。
2011年6月5日 20時32分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2011年05月22日(日)
"Drift Away / Loving Arms (+3)"
Dobie Gray "Drift Away / Loving Arms (+3)" [Raven RVCD-337]

1. Drift Away (Mentor Williams)
2. The Time I Love You The Most (Mentor Williams)
3. L.A. Lady (D.Goodman/W.Jennings/T.Seals)
4. We Had It All (Troy Seals/Donnie Fritts)
5. Now That I'm Without You (Mentor Williams)
6. RockIn' Chair (Donald Dunn)
7. Lay Back (Will Jennings/Troy Seals)
8. City Stars (Dobie Gray/Charles Higgins Jr.)
9. Sweet Lovin' Woma (T.Seals/M.Williams/W.Jennings)
10. Caddo Queen (T.Seals/M.Williams/W.Jennings)
11. Eddie's Song (Will Jennings/Troy Seals)
12. Good Old Song (Mentor Williams/Ronny Davies)
13. You And Me (Will Jennings/Troy Seals)
14. I Never Had It So Good (Roger Nichols/Paul Williams)
15. Lovin' The Easy Way (T.Seals/M.Williams/W.Jennings)
16. Loving Arms (Thomas Jans)
17. Reachin' For The Feeloing (D.Gray/B.Dillon/C.Higgins Jr.)
18. There's A Honky Tonk Angel (Who'll Take Me Back In) (Denzil Rice/Troy Seals)
19. Mississippi Rolling Stone (Troy Seals/Don Goodman)
20. Love Is On The Line (D.Goodman/W.Jennings/T.Seals)
21. Rose (Paul Williams/W.Jennings/T.Seals)
22. Hey Dixie (Lonnie Mack/Troy Seals)
23. So High (Rock Me Baby and Roll Me Away) (Jack Conrad/Mentor Williams)
24. The Music's Real (Mentor's Song) (Dobie Gray)

Dobie Gray が '70 年代前半にリリースした2枚の LP 全曲に,もう1枚の LP から3曲をボーナス・トラックとして追加した CD 。
1.〜 11. ○ "Drift Away" [Decca DL7-5397] -1972
12.〜 21. ○ "Loving Arms" [MCA MCA-371] -1973
22.〜 24. ○ "Hey Dixie" [MCA MCA-449] -1974
"Drift Away"[Bilboard 200: 64] や "Loving Arms"[Bilboard 200: 188] は以前から CD 化されるのを心待ちにしていたので,この3月に発売された直後に入手し愛聴していたのだけれども,もうすぐ "Hey Dixie" も全曲収録された CD 2枚組のセットがリリースされる。値段も大差ない・・・(T_T)
○ "Drift Away/Loving Arms/Hey Dixie (2 CDs)" [Beat Goes On ]

表題の CD には収録されていない "Hey Dixie" の残りの曲の一部は ↓ にも入っているのだが・・・。
● "The Soulful Sound of Dobie Gray" [SPECTRUM HMNCD 022] -1997
● "Drift Away: His Very Best" [Razor & Tie RE 2112-2] -1996
どうせ買い換えるなら,この際,この後 Capricorn からリリースされた2枚のアルバム(Rick Hall プロデュースの FAME 録音もある) も含まれた ↓ にする手もあるが・・・(^_^;)
● "The Complete Dobie Gray (1969-1979)" [Hip-O Select B0003621-02]
↑ の収録曲は ↓ Hip-O のサイトにリストがある。
http://hip-oselect.com/scr.public.product.asp?product_id=75976b1c-1c91-774c-2bff-9d9ec3f4d365


Dobie Gray の最大のヒット曲である 'Drift Away'[Hot 100: 5, R&B Singles: 42] を最初に聴いたのは,Rod Stewart のカバーがきっかけ。
● Rod Stewart "Atlantic Crossing [Collector's Edition] (2 CDs)" [Warner Bros. 8122 79868-4]
さまざまなアーティストにカバーされている曲で,オフィシャルな録音ではないがミックも歌っている。
The Rolling Stones-Drift Away @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=sVhLe8sqGj0

同じアルバムに収録されていた 'We Had It All' をキースが歌っているのは,紹介済み。
つまり,ミックもキースも "Drift Away" の LP を気に入っていたらしい。
その LP に Musicians としてクレジットされているのは,
Guitar: Reggie Young, Troy Seals, Mentor Williams
Keyboards: David Briggs,Bass: Mike Leech,Drums: Kenny Malone
Pedal Steel: Weldon Myrick,Fiddle: Buddy Spicher
録音は,Quadrafonic Sound Studio, Nashville で行われ,プロデュースしたのは Mentor Williams(Paul Williams の弟)。

次の LP のタイトルになっている 'Loving Arms' [Adult Comtemporary: 7, Hot 100: 61, R&B Singles: 81] は Tom Jans が書いた,いろいろなカバー・バージョンのある名曲の一つ。

その次の "Hey Dixie" では,Lonnie Mack がギターだけでなく曲作りにも加わって製作されたが,大して売れず,MCA から出て契約したのが Capricorn 。
○ "New Ray Of Sunshine" [Capricorn 0163] -1975
○ "Let Go" [Capricorn 0188] -1976
 前者は MCA 時代の延長で Nashville 録音だが,後者は Rick Hall プロデュースの FAME 録音。Pete Carr がギターを弾いている。
さらにその後の Infinity 時代の2枚の LP も Rick Hall のプロデュースだった。
○ "Midnight Diamond" [Infinity 9001] -1978
○ "Dobie Gray" [Infinity 9016] -1979
2011年5月22日 08時57分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年05月16日(月)
"The Best Of Teresa Brewer"
Teresa Brewer "The Best Of Teresa Brewer" [MCA MCAD-1545]

1. Music! Music! Music! (Weiss/Baum) [1950, Hot 100: 1]
2. You Send Me (Cooke) [1957, Hot 100: 8]
3. Jilted (Colby/Manning) [1954, Hot 100: 6]
4. Empty Arms (Hunter) [1957, Hot 100: 13]
5. I Gotta Go Get My Baby (Rainwater/Adelman) [1955, Hot 100: 19]
6. Ricochet (Coleman/Darion/Gimble) [1953, Hot 100: 2]
7. Pledging My Love (Washington/Robey) [1955, Hot 100: 17]
8. Bo Weevil (Domino/Bartholomew) [1956, Hot 100: 17]
9. Till I Waltz Again With You (Prosen) [1952, Hot 100: 1]
10. A Tear Fell (Burton/Randolph) [1956, Hot 100: 5]

Sam Cooke が 'You Send Me' をヒットさせた頃は,黒人が R&B のチャートでヒットさせている曲を白人がカバーして Pop チャートでヒットさせるというパターンが一般的だった。
Sam と同じ1931年に生まれた Teresa Brewer は,5歳のころから Major Bowes' Amateur Hour というラジオ番組に出演していて,1950年の 'Music! Music! Music!' を皮切りにかなりのヒット曲を持つシンガー。
Teresa Brewer - Music Music Music @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=NY-L-NurhX8


'50 年代半ばからは R&B もカバーするようになり,Pop チャートではオリジナルと同等あるいはそれ以上にヒットさせているが,そんな彼女も 'You Send Me' を Sam Cooke 以上にヒットさせることはできなかった。
7. Johnny Ace [1955, Hot 100: 17, R&B Singles: 1]
10. Ivory Joe Hunter [1956, R&B Singles: 15]
8. Fats Domino [1956, Hot 100: 35, R&B Singles: 5]
4. Ivory Joe Hunter [1957, Hot 100: 43, R&B Singles: 2]
2. Sam Cooke [1957, Hot 100: 1, R&B Singles: 1]
Teresa Brewer - You Send Me @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=HcBXZvaVpg0


Youtube には彼女の動画がいろいろアップされていて,なかでもおもしろかったのが,↓
Teresa Brewer: Cotton Fields. NEW IMPROVED audio & video! @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=UuWwEILIZlM

↑ の曲の CCR のライブ動画が見当たらなかったのは残念だったが,↓ のバージョンがあった。
The Beach Boys - Cotton Fields (Single Version) @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=K8NkQQ6oMtc



なぜ今頃,この Teresa Brewer を引っ張り出してきたかというと,Cornel Dupree が亡くなったのを知り,彼がクレジットされているアルバムを AllMusic で調べていると,↓ のアルバムがあったから。
○ Teresa Brewer "16 Most Requested Songs" [Sony ]
 '70〜'80 年代には,年相応にポップ・ジャズ風の曲を歌っていたそうだから,その時代の作品集だろうか?
AllMusic の Credits を見ると非常に豪華なメンバーが演奏している。今すぐ聴いてみたいとは思わないが,米アマゾンのマーケット・プレイスなら送料込みでも10ドル以下で入手できそうなので,そのうち・・・・(^_^;)

2011年5月16日 19時47分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2011年05月07日(土)
"Come And Get Yourself Some"
Leon Haywood "Come And Get Yourself Some" [Get On Down GET 54040]

1. Come And Get Yourself Some (Charles Richard Cason) [3:26]
2. This Feeling's Rated Extra (Leon Haywood) [3:44]
3. I Want'a Do Something Freaky To You (Leon Haywood) [5:52]
4. Who You Been Giving It Up To You (Leon Haywood) [2:48]
5. You Need A Friend Like Mine (Frederick Knight) [3:00]
6. Consider The Source (Leon Haywood) [3:57]
7. Just Your Fool (Leon Haywood / M.Tynes) [3:27]
8. I Know What Love Is (M.McQueen / E.McQueen) [3:12]
9. Believe Half Of What You See (And None Of What You Hear) (Leon Haywood) [2:42]

Leon Haywood のアルバム(1975) をストレート・リイシューした CD 。
この前作(1974) と前々作(1973) も,先日リイシューされたばかり。こうやって立て続けに CD 化されるということは,最近 Leon Haywood の再評価が進んでいるのだろうか?

↓ には,表題の CD の内,1. 3. 4. 6. 7. 8. 9. のシングル・バージョンが収録されていた。'I Want'a Do Something Freaky To You' がシングルと LP で長さが違っているほか,アルバムとしての統一感を出すためか 'Come And Get Yourself Some' では左右の定位が逆になっていた。音質については,シングル・バージョンと大差なく,"The Best Of Leon Haywood" よりも迫力が増している。
● Leon Haywood "Back To Stay / Keep It In The Family" [Shout! SHOUT D71] -2011
Disc I:
1. I Want'a Do Something Freaky To You (3:22)
2. I Know What Love Is (3:14)
3. Believe Half Of What You See (2:43))
4. Come And Get Yourself Some (3:13)
Disc II:
2. Who You Been Giving It Up To (2:49)
3. Just Your Fool (3:27)
4. Consider The Source (3:55)


Strings のほか,Horn や 一部の Rhythm のアレンジャーとしてクレジットされている Gene Page が最初に脚光を浴びたのは,The Righteous Brothers "You've Lost That Lovin' Feeling" (1964, Hot 100: 1, R&B Singles: 3) のアレンジ。
◎ V.A. "Wall Of Sound: The Very Best of Phil Spector 1961-1966" [Phil Spector Records/Legacy 88697 61294 2] -2011
 16. You've Lost That Lovin' Feeling - The Righteous Brothers
↑ の収録曲の内,この曲だけ Jack Nitzche ではなく Gene Page がアレンジを担当しているのは,当時 Jack Nitzche が "T.A.M.I. Show" の音楽監督の仕事で多忙だったため。
翌 '65 年に Gene Page は,↓ のような曲のアレンジを担当し,ヒットさせている。
○ Dobie Gray 'The "In" Crowd' (Hot 100: 13, R&B Singles: 11)
○ Solomon Burke 'Got to Get You off My Mind' (Hot 100: 22, R&B Singles: 1)
2011年5月7日 01時20分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年05月05日(木)
Percy Sledge "Wanted Again"
Percy Sledge "Wanted Again" [Demon FIEND CD 140]

1. Keep the Fire Burning (Hutche / Lewis)
2. Wanted Again (J.Aslinger)
3. Kiss an Angel Good Morning (B.Peters)
4. Hey Good Lookin' (Hank Williams)
5. If You Got the Money Honey (Unknown)
6. He'll Have To Go (J.Allison / A.Allison)
7. Today I Started Loving You Again (Haggard / Owens)
8. She Thinks I Still Care (D.L.Lipscomb/ S.Duffy)
9. Wabash Cannonball (arr. byBoxcar Willy)
10. For the Good Times (K.Kristofferson)

1986〜7年の間に Broadway Sound Studio, Sheffield, Alabama で,Percy Sledge が David Johnson のプロデュースで録音したアルバム。演奏しているミュージシャンは,↓
Clayton Ivey: keyboards, Travis Wammack: guitar, John Willis: guitar, Cal Freeman: steel guitar, David Hood: bass, Owen Hale: drums, Ava Aldridge, Cindy Walker, Lenny LeBlanc: background vocals

● "When A Man Loves A Woman: 34 HITS (2 CDs)" [king BX2-3523-2] -2001
↑ に収録されていたバージョン(1. 8. 以外) は,表題の CD 収録のオリジナルをリミックス,オーバーダブしたものだった。ボーカル・トラックについては,そのまま流用されているようだ。
当然,"34 HITS" に収録されているほうが完成度は高くなっているが,コーラスが豪華になりすぎて Percy Sledge の声が埋もれてしまっているものもあり,一長一短・・・(^_^;)


未 CD 化の Percy Sledge のアルバムは,もう1枚 ↓ がある。
○ "Percy!" [Monument 38532] -1983

Pete Carr/Muscle Shoals マニアの dennys さんによると内容はかなり良さそうなので,オリジナルのままの CD 化を心待ちにしているのだが・・・m(_ _)m
http://whink.seesaa.net/article/29715649.html

このアルバムの曲も,"34 HITS" 収録のバージョンには,リミックスやオーバーダブが施されていたのだろうか?
2011年5月5日 10時07分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年05月02日(月)
The Best of Sam Cooke (2 CDs)
Sam Cooke "The Best of Sam Cooke (2 CDs)" [Not Now NOT2CD0386]

Disc I:
1. Wonderful World (Cooke/Alpert/Adler) Rec.1960
2. Only Sixteen (Cooke) Rec.1959
3. Chain Gang (Cooke) Rec.1960
4. You Send Me (Cooke) Rec.1957
5. Sad Mood (Cooke) Rec.1960
6. Everybody Loves To Cha Cha Cha (Cooke) Rec.1959
7. Summertime (Gershwin/Gershbin/Heyward/Heyward) Rec.1958
8. For Sentimental Reasons (Best/Watson) Rec.1957
9. Steal Away (Trad./Arr.Cooke) Rec.1960
10. Venus (Marhsall) Rec.1960
11. Ol' man River (Hammerstein/Kern) Rec.1958
12. Win Your Love For Me (Cooke) Rec.1958
13. You Were Made For Me (Cooke) Rec.1957
14. The Little Things You Do (Alexander) Rec.1959
15. Unchained Melody (North/Zaret) Rec.1960
16. They Can't Take That Away From Me (Gershwin/Gershwin) Rec.1959
17. There, I've Said It Again (Eveas/Mann) Rec.1959
18. She's Funny That Way (Whiting/Moret) Rec.1959
19. The Great Pretender (Ram) Rec.1960
20. Blue Moon (Cooke) Rec.1958
21. Cry (Kohlman) Rec.1960
22. I Gotta Right To Sing The Blues (Arlen/Koehler) Rec.1959
23. Hey There! (Adler/Ross) Rec.1960
24. Desire Me (Culver) Rec.1957
25. Let's Go Steady Again (Alexander) Rec.1959
26. I'll Come Running Back To You (Cooke) Rec.1957

Disc II:
1. Swing Low, Sweet Chariot (Traditional) Rec.1960
2. I'm Just A Country Boy (Brooks/Barer) Rec.1960
3. They Call The Wind Mariah (Learner/Loewe) Rec.1960
4. Twilight On The Trail (Mitchell/Alter) Rec.1960
5. If I Had You (Alexander/Cooke) Rec.1960
6. Chain Gang (Cooke) Rec.1960
7. Grandfather's Clock (Work) Rec.1960
8. I Dream Of Jeanie With The Light (Foster) Rec.1960
9. Pray (Taylor) Rec.1960
10. Long, Long Ago (Bayly) Rec.1960
11. You Belong To Me (Cooke) Rec.1960
12. Goin' Home (Dvorak) Rec.1960
13. Far Away Places (Whitney/Kramer) Rec.1960
14. Under Paris Skies (Giraud/Ganon/Drejac) Rec.1960
15. South Of The Border (Kennedy/Carr) Rec.1960
16. Bali Ha'i (Roders/Hammerstein) Rec.1960
17. The Coffee Song (Hilliard/Miles) Rec.1960
18. Arrivederci, Roma (Sigman/Rascel) Rec.1960
19. London By Night (Coates) Rec.1960
20. Jamaica Farewell (Burgess) Rec.1960
21. Galway Bay (Colahan) Rec.1960
22. Sweet Leilani (Owens) Rec.1960
23. Japanese Farewell Song (Yoshida/Morgan) Rec.1960
24. The House I Live In (Allen/Robinson) Rec.1960

2008年の "You Send Me (3 CDs)" 以来,Sam Cooke の初期の音源を CD 化してくれている,リイシュー専門の Not Now Music から最近リリースされたアルバム。
1枚目は Keen 時代と RCA 初期の作品からの選曲。2枚目には RCA からの1st LP と3rd LP が全曲収録されている。"Swing Low" と呼ばれることが多い3rd LP がオリジナルのまま CD 化されたのは初めて。
格安の MP3 アルバム ↓ には収録されていない曲が含まれていて,重複する曲も Digitally Remastered と表示されているだけあって音質が良くなっている。
● Sam Cooke "100 Greatest Hits (Amazon Edition)" [AudioSonic Music ]

現時点では,日アマゾンだと「通常2〜3週間以内に発送」,HMV だと「通常ご注文後 14-20 日以内に入荷予定」ということだが,おそらく,もうしばらくすると "The Keen Records Story (3 CDs)" と同じように,タワレコの店頭に並べられるのではないかと思われる。

「音楽」については,著作権(作詞家,作曲家に与えられる) とは別に著作隣接権(歌手,演奏者,レコード製作者等に与えられる) というものがあり,著作隣接権の保護期間については,アメリカ以外ではレコード発行後50年ということになっているのが,この Not Now など,英欧のリイシュー専門レーベルの法的な根拠らしい。アメリカだけは発行後95年。
表題の CD についても,トラック・リストにはわざわざ録音年が表示されている。

ただ,著作権については,英欧でも死後70年という保護期間(日本は死後50年) は同じなので,そちらの方がクリアされているかどうかは疑問。トラック・リストには Songwriters のクレジットがあり,その中には当然 Sam Cooke の名前もある。Sam の死後まだ70年経っていないということは,その楽曲について Sam の著作権継承者の許諾が必要なはずなのだが・・・?
2011年5月2日 10時30分 | 記事へ | コメント(7) | トラックバック(0) |
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2011年05月01日(日)
The Very Best of Phoebe Snow
Phoebe Snow "The Very Best of Phoebe Snow" [COLUMBIA/legacy 504483 2]

1. Poetry Man (P.Snow)
2. All Over (P.Snow)
3. Teach Me Tonight (S.Kahn/G.de Paul)
4. Don't Let Me Down (J.Lennon/P.McCartney)
5. Shakey Ground (J.Bowen/E.Hazel/A.Boyd)
6. Love Makes A Woman (E.Record/G.Simms/C.Davis/W.Sanders)
7. Never Letting Go (S.Bishop)
8. Every Night (P.McCartney)
9. Do Right Woman, Do Right Man (D.Penn/C.Moman)
10. Going Down For The Third Time (E.Holland/L.Dozier/E.Holland,Jr.)
11. Two Fisted Love (P.Snow)
12. Something Real (P.Snow)
13. Something So Right (P.Simon)
14. Harpo's Blues (live) (P.Snow)
15. Good Times (live) (S.Cooke)
16. In My Girlish Days (E.Lawier)
17. San Francisco Bay Blues (J.Fuller)

1. ◎ "Phoebe Snow" [Shelter 2109] -1974
2. 10. 11. ○ "Second Childhood" [Columbia 33952] -1975
3. 4. 5. 16. ○ "It Looks Like Snow" [Columbia 34387] -1976
6. 7. 13. ○ "Never Letting Go" [Columbia 34875] -1977
8. 9. ○ "Against the Grain" [Columbia 35456] -1978
12. ○ "Something Real" [Elektra 60852] -1989
14. 15. 17. (Previously Unreleased) Recorded at Carnegie Hall, NewYork, 1977

Phoebe Snow dies at 60; singer of 1974 hit 'Poetry Man'
http://www.latimes.com/news/obituaries/la-me-phoebe-snow-20110427,0,5216521.story


Phoebe Snow が亡くなったと言う話を聞いて,久しぶりにこの CD を引っ張り出して聴いてみた。
2001年リリースのベスト盤で,これに収録されている 'Good Times' は,1st アルバムの冒頭を飾っていたスタジオ録音(2:46) ではなく,未発表だったライブ・バージョン(6:19)。イントロにゴスペル風のコーラスが付け加えられている。
軽くスイングするソウル・ジャズ風のスタジオ録音や,Youtube にアップされているバージョンより泥臭くて,お気に入り。
Phoebe Snow - Let The Good Times Roll @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=c7QhKmi_fBc


Youtube には 'You Send Me' のカバーもあった。
Phoebe Snow - You Send Me @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=3h0KW6DaXgk

↑ で,彼女を Blues, Jazz, R&B, Gospel を結びつけたユニークなシンガーとして紹介しているサックス奏者は,David Sanborn ?
2011年5月1日 13時48分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年04月30日(土)
Lucinda Williams "BLESSED"
Lucinda Williams "BLESSED [Deluxe Edition] (2 CDs)" [Lost Highway B0015240-02]

DISC I:
1. Buttercup 2. I Don't Know How You're Livin' 3. Copenhagen 4. Born To Be Loved 5. Seeing Black 6. Soldier's Song 7. Blessed 8. Sweet Love 9. Ugly Truth 10. Convince Me 11. Awakening 12. Kiss Like Your Kiss

Disc II: [The Kitchen Tapes] 1.〜 12. (same title)

Lucinda Williams の新作。
このブログのテーマである Rock'n'Soul & Blues + Country をそのまま具現したような内容のアルバム。収録曲一つ一つの印象はさまざまだが,アルバム全体の印象は,前々作 "West" ほどソフトではなく,前作 "Little Honey" ほどハードではない・・・つまり,要するに,ちょうどよい・・・(^^♪
タイトル曲の 'Blessed' を聴いていて連想したのは,Rolling Stones 'You Can't Always Get What You Want',それも,ロニー加入後の "Love You Live" バージョン。
● "West (+2)" [Lost Highway UCCU-1146] -2007
● "Little Honey" [Lost Highway B0011434-02] -2008

昨年の R'n'S & B + C 大賞 は,Holmes Brothers "Feed My Soul" だったけれども,六十過ぎの爺さんたちの歌や演奏より,もう若くないとはいえ女性の歌のほうが色気があっていい・・・(^_^;)

同じタイトルで,CD1枚(Disc I のみ) だけのもの,2枚組,2枚組+LP という3種類のアルバムがリリースされていて,手元にあるのは CD 2枚組のバージョン。2枚目には1枚目と同じ曲順で Lucinda Williams のギターのみによる弾き語りが収録されている。美しい女性はやっぱりスッピンもきれいで,味わい深い。
彼女のサイトによると,ジャケットの写真にもいろいろなバージョンがあるらしい。
http://www.lucindawilliams.com/index.php
Youtube には,そのジャケ写のメイキング映像が数種類アップされている。残念ながら,ぼくの貧弱なリスニング力では十分理解できたとは思えないが,それでも 'BLESSED' という言葉の持つ深い意味が感じ取れるような気はした。

1曲目のタイトルになっている 'Buttercup' は,植物のキンポウゲのことだが,ほかにもいろいろな意味があり,かなりエロチックなものもある。ミステリーで毒殺によく用いられるトリカブトもキンポウゲ科なのだそうだ。

2011年4月30日 09時17分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年04月03日(日)
Sir Lattimore Brown "Soul Survivor"
Sir Lattimore Brown "Soul Survivor" [Real Thing RTM EP109]

1. Pain In My Heart
2. The Itch (5:49)
3. The Itch part 1 (2:49)
4. The Itch part 2 (3:30)

月が変わったので気持ちを切り替えて・・・というわけには,なかなか・・・。
毎年この時期は憂鬱になることが多いのだけれども,今年は,私的には久しぶりに「入試」の心配をしなくてもよくなった以外は公私共に先が見えない,読めない状況が深まるばかり・・・。
細君の実家が仙台の百貨店に出店していて,たまたま地震直後の日曜日にその店員の女性と電話で話をすることができ(家庭の電話はなかなかつながらないが,百貨店の電話はすぐに使えるようになったそうだ),その後ほぼ毎日ファックスで送られてくる日報を読むと,地震のみによる被害についてはかなり復旧が進んでいるらしい。
このブログにも仙台や盛岡,山形などからアクセスしてくれるユーザーがでてきた。'hall of fame al green change is gonna come','janis joplin classics','fame records 6409' というキーワードから地震の影響はうかがえないが・・・。


前置きが長くなってしまったけれども「悪い知らせ」は重なるもので,Lattimore Brown が先月,交通事故で亡くなったそうだ。
R.I.P. SIR LATTIMORE BROWN
http://sirlattimorebrown.com/


表題の CD は,Sir Lattimore Brown が再発見後に新たに録音し,リリースしたシングル。
'Pain In My Heart' はもちろん,Irma Thomas "Ruler Of My Heart" を改作した Otis Redding の曲。
'The Itch' は,Keb' Mo' というブルース・シンガーのアルバム "Suitcase"(2006) に収録されていた曲らしい。
3. と 4. はおそらく,シングル盤用に 2.を分割したものと思われるが,アナログでもリリースされていたのだろうか?
日アマゾンでは,CD は品切れ状態だが MP3 ダウンロードで入手可能。

1975年にリリースされたシングル[Ace 3012] を最後に,'80 年代には死亡説も流れた Lattimore Brown が生きていたという話を聞いたときは素直にうれしかったが,最後のシングル の時点で歌唱力はかなり衰えていたので,今回の新作も余程のマニア以外にはオススメできるような内容ではない。
プロデュースは,Slim Harpo や Earl Gaines,Joe Simon,Z.Z. Hill を手がけたこともあるベテランで,Sound Stage 7 時代からの知り合い(再発見時に電話で本人確認をした人物) だった Bob Wilson で,録音も Royal Recording Studio, Memphis で Boo Mitchell(Willie Mitchell の息子?) がエンジニアを担当し,ミュージシャンには Steve Potts などおなじみの名前もあるのだが・・・。


全盛期の Lattimore Brown の楽曲もかなり MP3 化が進んでいて,収録曲をチェックしていると,'The Man Next Door' という,↓ の CD には収録されていない曲があった。
● Lattimore Brown, Sir "Little Box Of Tricks" [AIM 1507] -2006
● Lattimore Brown, Sir "Nobody Has To Tell Me" [Soulscape SSCD7018] -2009

過去に CD 化された Lattimore Brown の楽曲にはないが,サンプルを聞くとどこかで聞いたような気もする・・・ということで,たまっていたクーポンを利用して購入してみると,聞いたことがあるように思ったのも当然で,Percy Milem 'Crying Baby Baby Baby' [Goldwax 315] のカバー。
ネットで検索してみると,どうやら iTunes で初めて公表された・・・?
the "B" side: Percy Milem - Crying Baby Baby Baby (Goldwax 315)
http://redkelly.blogspot.com/2009/06/percy-milem-crying-baby-baby-baby.html


Sound Stage 7 時代の未発表曲らしいけれども,この時代の作品が悪いわけがなく,惚れ惚れするような歌いっぷり。
Lattimore Brown が亡くなったのは残念だったが,その「悪い知らせ」がなければこの未発表曲に気が付かなかっただろうと考えると,一面では「良い知らせ」だったかも・・・(^_^;)
2011年4月3日 11時26分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2011年03月14日(月)
Ain't That Good News
Various Artists "Ain't That Good News" [Specialty/P-Vine PCD-1920]

1. My Rock - Swan Silvertones
2. Jesus Is A Friend - Swan Silvertones
3. He Won't Deny Me - Swan Silvertones
4.* By And By - R.H. Harris & The Soul Stirrers
5. Touch The Hem Of His Garment - Sam Cooke & The Soul Stirrers
6. I've Got A New Home - Original Five Blind Boys Of Alabama
7. There Is A Fountain - Original Five Blind Boys Of Alabama
8. I've Got A New Home - Pilgrim Travelers
9. Stay With Me Jesus - Chosen Gospel Singers
10. No Hiding Place - Original Gospel Harmonettes
11. I Wouldn't Mind Dying - Original Gospel Harmonettes
12. Ain't That Good News - Meditation Singers
13.* Too Close To Heaven - Alex Bradford
14.* Thank You Lord For One More Day - Brother Joe May
15. Whosoever Will - Bessie Griffin
16.* The Ball Game - Sister Wynona Carr

たとえ小さくわずかなものではあっても,よい知らせ 'Good News' がもたらされることを期待し,願って・・・m(_ _)m
1969年に Specialty からリリースされた LP に,ボーナストラック4曲(*) を追加して CD 化したもの。
'70 年代初めに日本盤 LP が発売され,ぼくと同世代の人なら,このジャケットのデザインを懐かしく感じる人も多いはず。

Sam Cooke が歌った 'Ain't That Good News' は,もちろん,ゴスペル曲が元ネタ。
● Sam Cooke "Ain't That Good News (Hybrid) [SACD]" [ABKCO 98992]

このアルバムでその曲を歌っているのは,Laura Lee が在籍していたこともある Meditation Singers だが,
◎ Meditation Singers, The "Good News" [Specialty SPCD-7032-2]

Sam が参考にしたのはおそらく,The Staple Singers のバージョン ↓
◎ Staple Singers, The "Too Close" [Peacock/MCA MVCE 22051]

ちょうど 『ブルース&ソウル・レコーズ』 の最新号 "Blues & Soul Records No.98" がゴスペルの特集をしていて,ソウルとゴスペルの切っても切れない関係について詳しく解説されており,丁寧なディスク・ガイドも掲載されているので,オススメ。聴いてみたいアルバムがまだまだいっぱいあって目移りして困るが・・・(^_^;)

表題の CD は廃盤になっているけれども,Specialty というレーベルで録音された楽曲については CD 化が進んでいて,少なくとも当時リリースされた作品については,そのほとんどを手軽に楽しめるようになっていると思われる。
手元にある P-Vine 盤 CD に付された日本語解説(鈴木啓志) で「超名作」として絶賛されている Chosen Gospel Singers 'Stay With Me Jesus' も ↓ で聴くことができる。
◎ Chosen Gospel Singers, The "The Lifeboat" [Specialty SPCD-7014-2] -1992

ほかにもすばらしいグループ,シンガーが目白押しのアルバムだが,そんな中でも,ソウル・ファンにお勧めなのが,The Swan Silvertones。特に,Al Green が好きな人なら避けて通ってはいけないグループ。Al が真似た Claude Jeter 師のファルセット(本人によるとリリカル・テナー) と,Rev. Robert Crenshaw や Paul Owens などのシャウターたちによる,柔と剛,ソフトとハードの絡みと対比が絶妙。
◎ Swan Silvertones, The "The Best Of The Swan Silvertones (Japanese version)" [Specialty/P-Vine PCD-1827]
◎ Swan Silvertones, The "Heavenly Light" [Specialty SPCD-7044-2]
↑ 1993年にリリースされた CD には,貴重なライブ・バージョンが発掘され収録された。
そのアルバムの最後の曲が,'After Awhile' という曲。
After awhile, it'll all be over.
After awhile, the sun is going to shine.
After awhile, the dark clouds will pass over.
...

被災されている方々の悩みや苦しみが一刻も早く軽減され,何らかの 'Good News' がもたらされることを,切に願ってやみません・・・m(_ _)m
2011年3月14日 00時22分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年03月06日(日)
"The Best Of Leon Haywood"
Leon Haywood "The Best Of Leon Haywood" [Mercury 314 532 469-2]

1. Daydream [1980, from "Leon Haywood Naturally"]
2. Strokin', Pts. I & II [1976, 20th Century TC 2285]
3. Don't Push It Don't Force It [1980, from "Leon Haywood Naturally"]
4. T.V. Mama [1983, from "It's Me Again"]
5. Come And Get Yourself Some [1975, "Come And Get Yourself Some"]
6. This Feeling's Rated Extra [1975, "Come And Get Yourself Some"]
7. I Want'a Do Something Freaky To You [1975, "Come And Get Yourself Some"]
8. That's What Time It Is [1980, from "Leon Haywood Naturally"]
9. Keep It In The Family [1974, "Keep It In The Family"]
10. Consider The Source [1975, "Come And Get Yourself Some"]
11. Long As There's You (I Got Love) [1974, "Keep It In The Family"]
12. Sugar Lump [1974, "Keep It In The Family"]
13. La La Song [1973, "Back To Stay"]
14. One Way Ticket To Loveland [1973, from "Back To Stay"]
15. That Sweet Woman Of Mine [1974, from "Keep It In The Family"]
16. Who You Been Givin' It Up To [1975, from "Come And Get Yourself Some"]
17. Just Your Fool [1975, from "Come And Get Yourself Some"]
18. Believe Half Of What You See (And None Of What You Hear) [1975, from "Come And Get Yourself Some"]
19. It's Got To Be Mellow [1967, from "It's Got To Be Mellow"]

1996年にリリースされたベスト編集盤の CD。もちろん,今のようなプレミア価格になる前に入手したもの。
米アマゾンでは MP3 のアルバムがあるのに,CD にはそこそこの値段が付いている。日アマゾンでは MP3 としては登録されておらず,日米で MP3 の扱いが異なっているのはなぜだろう・・・?

収録曲を年代順に整理すると,
○ "It's Got to Be Mellow" [Decca 74959] -1967
 19.
○ "Back To Stay" [20th Century 411] -1973
 13. 14.
○ "Keep It in the Family" [20th Century 440] -1974
 9. 11. 12. 15.
○ "Come and Get Yourself Some" [20th Century 476] -1975
 5. 6. 7. 10. 16. 17. 18.
○ 'Strokin', Pts. I & II' [20th Century TCD-58] -1976
 2. (Single only release)
○ "Leon Haywood Naturally" [20th Century 613] -1980
 1. 3, 8.
○ "It's Me Again" [Casablanca 810 304] -1983
 4. (Single mix)

"Back To Stay" と "Keep It In The Family" はボーナス・トラック付きで,最近 CD 化されたばかり。
● "Back To Stay / Keep It In The Family (+8)" [Shout! SHOUT D71]

"Come And Get Yourself Some" もまもなくリイシューされる予定。
● "Come And Get Yourself Some" [Get on Down GET 54040]

1942年,Houston, Texas で 生まれ,B.B. King や Bobby Bland にあこがれてミュージシャンを志し,ピアノのレッスンを始めて Houston のローカルなミュージック・シーンで頭角を現すようになり,Bobby Bland の producer, arranger and mentor であった Joe Scott の教えを受けて,実際に Bobby Bland のセッションに参加したこともあったらしい。

ソロ・デビューする以前のセッション・ミュージシャン時代,伝説的な disc jockey だった Magnificent Montague の元でレコーディングを行っている。
Magnificent Montague は '70 年代の初めに,Sam Cooke の Keen 時代の音源にキーボードをダビングしたアルバムをアレンジしているのだが,ひょっとすると,そのアルバムでキーボードを演奏していたのは,Leon Haywood だった・・・?
◎ "The Immortal Sam Cooke (2 LPs)"[TRIP TLP-8019(2)] -1972 ?
 Dedicated to J.W. Alexander,
 who knew the true meaning of Gospel Soul Music
 and became the first convert it into Rhythm and Blues.
 Released through special arrangement of Magnificent Montague.
2011年3月6日 23時17分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年03月05日(土)
"Back To Stay / Keep It In The Family"
Leon Haywood "Back To Stay / Keep It In The Family (+8)" [Shout! SHOUT D71]

Disc I:
1. I Want'a Do Something Freaky To You [1975, 20th Century 2228]
2. I Know What Love Is [1975, 20th Century 2228]
3. Believe Half Of What You See [1975, 20th Century 2146]
4. Come And Get Yourself Some [1975, 20th Century 2146]
○ "Back To Stay" [1973, 20th Century T411]
5. La La Song 6. Sweet Loving Pair 7. Show Me That You Care 8. Let Them Talk 9. Fair Warnin' 10. One Way Ticket To Loveland 11. Make Me Yours 12. Long As There's You (I Got Love) 13. There Ain't Enough Hate Around (To Make Me Turn Around)
Disc II:
1. Don't Push It Don't Force It [1980, 20th Century 2443]
2. Who You Been Giving It Up To [1980, 20th Century 2443]
3. Just Your Fool [1975, 20th Century 2264]
4. Consider The Source [1975, 20th Century 2264]
○ "Keep It In The Family" [1974, 20th Century T440]
5. Keep It In The Family 6. Sugar Lump 7. That Sweet Woman Of Mine 8. The Day I Laid Eyes On You 9. When It Comes Down On You In The Middle Of The Night 10. A Hundred Pounds Of Clay 11. Long As There's You (I Got Love) 12. B.M.F. Beautiful 13. You'll Never Walk Alone

この CD には,"Back To Stay"(1973) と "Keep It In The Family"(1974) という2枚の LP のタイトルが付けられているが,注目すべきは,ボーナス・トラックとして追加された曲では・・・?
I - 1.〜 4. と II - 2.〜 4. には,1975年にリリースされた "Come And Get Yourself Some" からシングルカットされた曲が収録されている。

● "Come And Get Yourself Some" [Get on Down GET 54040]
 まもなくリイシューされる↑ がどんな風にリマスター・リミックスされているかわからないが,以前ベスト盤 CD に収録されていたバージョンと比べると,迫力が違う。モノラルに近いミキシングで,広がりには欠けるが音圧が高い。
● Leon Haywood "The Best Of Leon Haywood" [Mercury 314 532 469-2] -1996

もともとキーボード奏者で,'60 年代初めには Sam Cooke の伴奏を務めたこともあるというミュージシャンだが,その割には歌が上手い・・・歌は上手いのだけれども,'I Wanta Do Something Freaky To You' が Marvin Gaye,'La La Song' が Al Green,'Believe Half Of What You See' が The Staple Singers ・・・というように,元ネタがミエミエの曲がいくつかある。スチール・ドラムの音が聞こえてカリビアンな雰囲気のある 'Come And Get Yourself Some' も,すぐには思い出せないが,元ネタがあったような・・・?
ただし,元ネタがはっきりわかるといっても単純なパクリではなく,それぞれのオリジナルからエッセンスを抜き出して,より緻密に再構築したような,完成度の高いサウンドになっている。
サンプリングのネタ元として多用されているのも,そのサウンドの完成度の高さが好まれているのではないかと思われる。
20th Century 時代のアレンジャーには Gene Page(Strings) や James Mitchell(Horn) がクレジットされ,ミュージシャンとして,ギターには David T.Walker, Ray Parker,Jr. や Lee Ritenour,ピアノには Joe Sample,ベースに Wilton Felder,ドラムには Ed Green が参加しているそうだ。

そもそも,この CD をショッピング・カートに入れたのは,'Let Them Talk' をカバーしていたから。その 'Let Them Talk' はオーソドックスなアレンジで標準的な出来栄えだったが・・・(^_^;)
Bettye Swann 'Make Me Yours' もカバーしているが,セッション・ミュージシャン時代,Leon Haywood 自身がこの曲のオリジナルでキーボードを弾いていた可能性があるらしい。
2011年3月5日 09時10分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年03月02日(水)
Percy Sledge "34 Hits (2 CDs)"
Percy Sledge "When A Man Loves A Woman: 34 HITS (2 CDs)" [king BX2-3523-2]

Disc I:
1. When A Man Loves A Woman [1987, Hollywood 102]
2. Warm And Tender Love [1987, Hollywood 102]
3. It Tears Me Up [1987, Hollywood 102]
4. Cover Me [1987, Hollywood 102]
5. Dark End Of The Street [1987, Hollywood 102]
6. My Special Prayer [1987, Hollywood 102]
7. Kiss An Angel Good Morning [1987, Broadway]
8. I Still Miss Someone [1983, Monument 25369]
9. I'd Put Angels Around You [1983, Monument 25369]
10. She's Too Pretty To Cry [1983, Monument 3878 / 1983, Monument 25369]
11. Save Me For Last [?]
12. You Had To Be There [1983, Monument 3612 / 1983, Monument 25369]
13. Hard Loving Woman [1983, Monument 3612 / 1983, Monument 25369]
14. That Didn't Hurt Too Bad [?]
15. Personality [1983, Monument 25369]
16. If She Were Mine [?]
17. It's Good To Be Wanted Again [1987, Broadway]
Disc II:
1. Take Time To Know Her [1987, Hollywood 102]
2. Just Out Of Reach [1987, Hollywood 102]
3. My Girl [?]
4. You're Gonna Love Yourself In The Morning [?]
5. Out Of Left Field [1987, Hollywood 102]
6. You're All Around Me [1987, Hollywood 102]
7. Whiter Shade Of Pale [1987, Hollywood 102]
8. All Night Rain [1983, Monument 25369]
9. Dock Of The Bay [?]
10. He'll Have To Go [1987, Broadway]
11. Hey Good Looking [1987, Broadway]
12. Today I Started Loving You Again [1987, Broadway]
13. For The Good Times [1987, Broadway]
14. If You Got The Money [1987, Broadway]
15. Wabash Cannonball [1987, Broadway]
16. Why Me Lord [?]
17. I Can't Stop Now - Dobie Gray

Percy Sledge は,'70 年代半ばに Capricorn からアルバム1枚とシングル3枚(内1枚 [Capricorn 0273] は Not on LP で未 CD 化?) をリリースした後,
○ 'I'll Be Your Everything'/'Blue Water' [Capricorn 0209] -1974
○ 'Behind Closed Doors'/'If This Is The Last Time' [Capricorn 0220」 -1974
● "I'll Be Your Everything" [Capricorn 314 546 221-2] -1975
○ 'When She's Touching Me'/'When A Boy Becomes A Man' [Capricorn 0273] -1977

'80 年代に入ると,自分自身や他人のヒット曲のカバーを中心に録音するようになるが,そんな中でも,1983年には Monument からシングル2枚とアルバム1枚,1989年には David Johnson が Broadway Sound Studio で録音(1987) したカントリーの定番曲集をリリースしている。
○ 'Hard Lovin' Woman'/'You Had To Be There' [Monument 3612] -1983
○ 'She's Too Pretty To Cry'/'Home Type Thing' [Monument 3878] -1983
○ "Percy!" [Monument 38532] -1983
 1. Bring Your Lovin To Me 2. You Had To Be There 3. All Night Rain 4. She's To Pretty To Cry 5. I Still Miss Someone 6. The Faithful Kind 7. Home Type Thing 8. Personality 9. I'd Put Angels Around You 10. Hard Lovin' Woman
● "Wanted Again!" [Demon FIEND140] -1989
 1. Keep The Fire Burning 2. Wanted Again 3. Kiss An Angel Good Morning 4. Hey Good Lookin' 5. If You've Got The Money, Honey 6. He'll Have To Go 7. Today I Started Loving You Again 8. She Thinks I Still Care 9. Wabash Cannonball 10. For The Good Times

表題の CD は,何のクレジットも無い廉価盤ではあるけれども,どうやら Monument や Broadway の作品と,Hollywood というレーベルからリリースされた再録物の寄せ集めらしい。
《5月5日 追記》 Broadway の作品については,ボーカル・トラックはそのままで,リミックスやオーバーダブが施されていた。
AMG などで調べる限りでは出所不明の楽曲も類似のサウンドなので,同時期の録音と思われる。

一般に「再録物」というと,安っぽいサウンドで新鮮味や緊張感の無いボーカルの曲が多いのだが,この CD に収録されているセルフカバー曲は,なかなかしっかりとしたプロダクションで聴き応えがある。Percy Sledge の歌も,オリジナル・バージョンにあった朴訥とした趣には欠けるが技巧的な上達が感じられ,それが嫌味になっていないのは,Percy Sledge の人柄によるものだろう。

Monument や Broadway で録音された作品の水準も高く,最近気に入っているのは,カントリー・ソウルというよりは 100% カントリーと言っても過言ではない Broadway の楽曲。
特に Lefty Frizzell 'If You've Got The Money, Honey' のカバーのようなアップテンポの曲がお気に入り。ソウル・ナンバーではテンポが速くなるとノリが悪いように感じた Percy の歌もカントリーだとなかなか快調。
'Kiss An Angel Good Morning' を聴いていると,うまくプロモートできれば第2の Charley Pride になっていたのではないかという気もしてくる。
一方で,'For The Good Times' や 'Today I Started Loving You Again' などは,Al Green Bobby Bland のバージョンに比べると分が悪く,曲によって多少の出来・不出来があることも,また事実。

それでも,Percy Sledge の哀愁を帯びた「声」が好きな人なら,この時代の作品もきっと楽しんでいただけるはず。
2011年3月2日 21時09分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年02月27日(日)
Percy Sledge "I'll Be Your Everything"
Percy Sledge "I'll Be Your Everything" [Capricorn 314 546 221-2]

1. Walkin' In The Sun (Jeff Barry)
2. Behind Closed Doors (Kenny O'Dell)
3. Make It Good And Make It Last (Court Pickett / Pete Carr)
4. The Good Love (Wendy Waldman)
5. I Believe In You (Phillip Mitchell)
6. I'll Be Your Everything (George Soule)
7. If This Is The Last Time (Dallas Frazier)
8. Hard To Be Friends (Larry Murray)
9. Blue Water (Mark James)
10. Love Among People (Phillip Mitchell / Ernie Shelby)

Percy Sledge Atlantic を離れた後,Capricorn Records から1975年にリリースしたアルバム。

◎ "Percy Sledge - The Atlantic Recordings (4CDs)" [Rhino/Atlantic RHM2 526138]
↑ が届いたので,早速 iPod にこの CD や ↓ もいっしょに詰め込み,当分 Percy Sledge の世界にどっぷり・・・の予定・・・(^^♪
◎ "Blue Night" [POINTBLANK 7243 8 39871 2 2] -1994
◎ "Shining Through the Rain (Japanese Edition)" [argus GQCD-10004] -2005
Atlantic 時代の楽曲リスト → P_Sledge.xls

表題の CD をプロデュースしたのは,デビュー・ヒット "When A Man Loves A Woman" と同じ Quin Ivy。
By Special Arrangement with Phil Walden というクレジットがあり,Phil Walden が簡単なライナーを書いている。
録音は,Muscle Shoals Sound と Broadway Sound で行われ,演奏しているのは,Pete Carr がリード・ギターの Muscle Sholas Rhythm Section(Jimmy Johnson, David Hood, Barry Beckett, Roger Hawkins) に,Jeanie Greene などがコーラスを担当し,The Muscle Shoals Horns が加わるという,正に「鉄壁の布陣」。
Strings は,FAME 最初のハウス・バンドの一員だった David Briggs がアレンジして,Quadraphonic Sound, Nashville で録音されている。

Atlantic 時代の楽曲が素晴らしいのはもちろんだが,アルバム単位となると数合わせのための粗雑な造りの曲が含まれていたりするので,トータルなアルバムとしては,これがいちばん好きかもしれない。

タイトル曲の 'I'll Be Your Everything' には,作者自身が歌ったバージョンもある。
◎ George Soule "Take A Ride: The Southern Soul Sound" [Zane ZNCD 1024] -2006

'Behind Closed Doors' は,Little Milton のカバー・バージョンより,Charlie Rich のオリジナルに近い,カントリー調。その Charlie Rich をプロデュースしていた Billy Sherrill も,Muscle Shoals の出身だった。
2011年2月27日 09時59分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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2011年02月23日(水)
OST "Performance"
Original Sound Track "Performance" [Warner Bros 9 26400-2]

1. Gone Dead Train (J.Nitzsche/Russ Titelman) - Vocal by Randy Newman
2. Performance (J.Nitzsche) - Vocal by Merry Clayton
3. Get Away (J.Nitzsche) - Bottleneck Guitar Solo by Ry Cooder
4. Powis Square (J.Nitzsche) - Bottleneck Guitar Solo by Ry Cooder
5. Rolls Royce And Acid (J.Nitzsche)
6. Dyed, Dead, Red (J.Nitzsche) - Mouth Bow Solo and Vocal by Buffy Sainte-Marie
7. Harry Flowers (J.Nitzsche)
8. Memo From Turner (Jagger/Richards) - Vocal by MIck Jagger
9. The Hashishin (J.Nitzsche) - Mouth Bow Solo by Buffy Sainte-Marie; Dulcimer Solo by Ry Cooder
10. Wake Up, Niggers (J.Nitzsche) - Vocal by Last Poets
11. Poor White Hound Dog (J.Nitzsche) - Vocal by Merry Clayton
12. Natural Magic (J.Nitzsche)
13. Turner's Murder (J.Nitzsche) - Vocal by the Merry Clayton Singers

ジャケ写はグロテスクだが,なかなかおもしろい内容のアルバム。Guitar Solo とクレジットされた曲以外にも Ry Cooder が活躍している曲がいくつかあり,Ry のファンにはマスト・アイテムのはず。1970年の作品なので,ちょうど Ry のソロ・デビュー作と同じ時期の録音ということになる。
◎ "Ry Cooder" [Reprise WPCP-3153] -1970

『青春の罠』という邦題で,Mick Jagger が主演した映画のサウンド・トラック。映画そのものを見たという記憶は無い。安価な DVD もあるようなので,そのうち・・・。

Arranged and Produced by Jack Nitzsche
Conducted by Randy Newman
というクレジットがあり,Randy Newman は1曲目 'Gone Dead Train' ではボーカルも担当している。"Guilty: 30 Years of Randy Newman (4 CDs)" にも収録されていて,そのライナーによると,演奏しているのは,Randy Newman: organ, Russ Titelman: guitar, Ry Cooder: slide guitar, Jerry Scheff: bass, Gene Parsons: drums 。
この曲には,Neil Young のバンド Crazy Horse によるバージョンもある。
◎ Crazy Horse "Crazy Horse" [Reprise 1657504] -1971
 ↑ Neil Young 抜きのグループとしてのデビュー・アルバムで,この時点でのメンバーには Jack Nitzche と Nils Lofgren が加わり,Ry Cooder もゲスト参加(Slide Guitar on 'I Don't Want To Talk About It' など) していた。

Mick Jagger が歌っている 'Memo From Turner' には Jagger/Richards のクレジットがあるけれども,キースは参加しておらず,演奏しているのは Ry Cooder; bottleneck guitar と, Steve Winwood: bass に Jim Capaldi: drums という Traffic のメンバー。曲作りも,ミックと Steve Winwood が中心になって行われたらしい。

Merry Clayton は昨年,この時代のアルバムが CD 化されたのだが,未入手。こちらも,そのうち・・・(^_^;)
◎ Merry Clayton "Gimme Shelter" [Repertoire REP 5176]

Buffy Sainte-Marie が Jack Nitzche と結婚するのは '80 年代に入ってかららしいので,この時点ではまだ恋人同士だった・・・?

Jack Nitzche はこの後,本格的に映画音楽に取り組むようになり,"The Exorcist"(1973),"One Flew Over the Cuckoo's Nest"(1975) を初めとして,'80 年代には年間2本のペースで担当していたそうだ。
2011年2月23日 20時46分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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2011年02月20日(日)
DVD "T.A.M.I. Show"
Various Artists "T.A.M.I. Show: Teenage Awards Music International" [Shout!/Universal ]

1. Jan And Dean
 SHOW OPEN: (Here They Come) / From All Over The World
2. Chuck Berry
 Johnny B. Goode / Maybellene
3. Gerry And The Pacemakers
 Maybellene / Don't Let The Sun Catch You Crying / It's Gonna Be Alright
4. Chuck Berry
 Sweet Little Sixteen
5.* Gerry And The Pacemakers
 How Do You Do It?
6.* Chuck Berry
 Nadine (Is It You?)
7.* Gerry And The Pacemakers
 I Like It
8. Smokey Robinson And The Miracles
 That's What Love Is Made Of / You've Really Got A Hold On Me / Mickey's Monkey
9. Marvin Gaye
 Stubborn Kind Of Fellow / Pride And Joy / Can I Get A Witness / Hitch Hike
10. Lesley Gore
 Maybe I Know / You Don't Own Me / You Didn't Look Around* / Hey Now* / It's My Party / Judy's Turn To Cry
11. Jan And Dean
 The Little Old Lady (From Pasadena) / Sidewalk Surfin'
12.* The Beach Boys
 Surfin’U.S.A. / I Get Around / Surfer Girl / Dance, Dance, Dance
13.* Billy J.Kramer And The Dakotas
 Little Children / Bad To Me / I'll Keep You Satisfied / From A Window
14. The Supremes
 When The Lovelight Starts / Shining Through His Eyes / Run, Run, Run / Baby Love / Where Did Our Love Go
15.* The Barbarians
 Hey Little Bird
16. James Brown And The Flames
 Out Of Sight / Prisoner Of Love / Please, Please, Please* / Night Train*
17. The Rolling Stones
 Around And Around / Off The Hook / Time Is On My Side / It's All Over Now / I'm All Right
18. ALL PERFORMERS SHOW CLOSE:
 Let's Get Together

タワレコの店頭に平積みしてあり,もちろん問題なく再生できた。
* 印が,VHS "THAT WAS ROCK - The TAMI-TNT Show" には収録されていなかったパフォーマンス。

DVD の Bonus Features として Commentary が副音声で追加されているが英語字幕がなく,そこそこ読めてもお粗末なリスニング能力しかないため・・・(T_T)
ただし,20ページもあるブックレットの解説(Don Waller) を読むと,いろいろ面白いことがわかる。
ストーンズや The Flames など,自分で楽器を演奏しているグループ以外のシンガーを伴奏しているのは,"Wrecking Crew" と呼ばれていた凄腕のセッション・ミュージシャンたち。ステージ上のセットでピアノを弾いている短髪でスーツ姿の男性は Leon Russell らしいが・・・?
そのミュージシャンたちの演奏をアレンジし指揮していたのが Jack Nitzsche。The Supremes を紹介する場面で,ヘッドセットをつけカウントを出しているサングラスの人物が彼で,レコーディング・エンジニアの Dave Hassinger を連れて来たのも彼だったそうだ。Dave Hassinger は,当時 RCA のスタジオで Sam Cooke や Rolling Stones の録音を担当していたエンジニア。

このショー全体のハイライトは,やはり 'Please, Please, Please','Night Train' が追加収録された James Brown。歌唱力だけに限っていえば,レーベル・メイトの Little Willie John の足元にも及ばないけれども,ダンスやショーの構成・演出,バンド・リーダー,サウンド・クリエーター,パフォーマーとしての James Brown が,この "T.A.M.I. Show" 全体の出演者の中でも群を抜いていることは,認めざるを得ない。
躍動する生身の肉体を最大限に活用した,この JB のパフォーマンスに比べると,マイケル・ジャクソンあたりのステージは,タネも仕掛けもあるガキの遊び,オママゴト・・・(^_^;)
JB のバックで演奏している The Flames が生み出すビートも恐ろしいまでにタイト。ただし,あまりにもタイト過ぎて,個人的にはちょっと付いていけない。・・・次に登場するストーンズくらいのルーズさがちょうどよい・・・(^_^;)
一応弁解しておくと,ストーンズ自身はちゃんと身の程をわきまえていて JB より前の出演を希望したが,プロデューサの Bill Sargent がストーンズをどうしてもトリにしたかったのだそうだ。

JB の出演順に不満を感じるソウル・ファンは多いだろうが,Chuck Berry の扱いに比べればまだマシ・・・(^_^;)
全盛期を過ぎているとはいえ,DVD に追加収録された 'Nadine' が当時,Hot 100 で23位というそこそこのヒットを記録しているのに,完全に前座扱いなのは,ひどい・・・(T_T)
たしかに Gerry And The Pacemakers の 'Don't Let The Sun Catch You Crying'(Hot 100: 4),'How Do You Do It'(Hot 100: 9) の方がヒットしていたようだが・・・。

Motown 勢の中では The Miracles のみ自前のリズム・セクションで,Marvin Gaye や The Supremes のバックは,Wrecking Crew。もうこの頃には Motown はかなりの部分を Los Angeles で録音していたのだろうか?
Marvin Gaye のコーラスを担当しているのは The Blossoms で,中央が Darlene Love
『マーヴィン・ゲイ物語 "引き裂かれたソウル"』デイヴィッド・リッツ著(P-Vine BOOKS 刊) によると,当時 Berry Gordy は Marvin Gaye に Sam Cooke を演じさせたかったそうだ。「彼(Berry Gordy) は,僕の主演でサム・クック・ストーリーをやりたがった。サムが死んだ1964年のことだった。僕はベリーにそのアイデアはぞっとすると言った。考えただけで身の毛もよだつ。そんな役をやるのはまっぴらごめんだ。ソウル・シンガーが撃たれて死ぬなんて考えただけで,震えがとまらなくなるよ。」(pp.188-9)
同書の中には,次のような記述もあるのだが・・・
「彼のデビュー作はゲイが正式に名前のスペルに『e』を付けた初めてのアルバムだ。父親との距離感を持とうとする彼は,このたった一文字がある種のクラス(品格) を醸しだすものと見ていた。『サム・クックがまったく同じことをやっていたことを知っていた。サムはうまくいったんだから,僕もうまくいくだろう?』」(p.77)
JB のために影が薄くなってしまったが,The Miracles のダンス・パフォーマンスもなかなかのもの。
Lesley Gore 'Judy's Turn To Cry' が前半の終了にあたり,それまでの出演者が全てステージに登場するのだが,Smokey Robinson は,Chuck Berry がふざけているのを横目で見て苦笑いしていたような・・・?

The Beach Boys では,そういう先入観で見るからかもしれないが,Brian Wilson の表情が不気味・・・。マイクなどのセッティングが,その他のロック・グループに比べ,こじんまりと一箇所にまとめられているのは,なぜ ?

Diana Ross のヘア・スタイルは,いったいどうなっているのか ?
まるで,火星人・・・(^_^;)

ストーンズでは,やはり Brian Jones が元気で,とんがっている姿を見ることが出来るのがうれしい。それに比べるとキースは,ちょっぴりがに股の立ち姿や垢抜けない表情が,田舎者丸出し・・・(^_^;)
James Brown And The Flames の圧倒的なパフォーマンスの後であるにもかかわらず,たいして緊張せずマイペースで演奏している姿はなかなか健気で,「しっかりやれ!」と声をかけたくなってくる。
2011年2月20日 19時46分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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