ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2008年03月25日(火)
Vanthology
Various Artists "Vanthology: A Tribute To Van Morrison" [EVIDENCE ECD 26128-2]

1. Tupelo Honey - Little Milton
2. Jackie Wilson Said - Syl Johnson
3. Have I Told You Lately - William Bell
4. Brown Eyed Girl - Freddie Scott
5. Into The Mystic - Frederick Knight
6. Real Real Gone - Bettye LaVette
7. Crazy Love - Eddie Floyd
8. Gloria - Sir Mack Rice
9. Warm Love - Otis Clay
10. Queen Of The Slipstream - Son Seals
11. Bright Side Of The Road - Dan Penn
12. My Lonely Sad Eyes - Bobby Patterson
13. I Like It Like That - Henry Butler
14. Bulbs - Ellis Hooks
15. Moondance - Chuck Jackson

2003年にリリースされた Van Morrison に対するトリビュート・アルバム。プロデューサは Jon Tiven で,ライナー・ノートも自分で書いている。
選曲はそれほどでもないが,歌っているメンバーの人選が渋い・・・。

Van Morrison との接点がありそうなのは,Bert Berns つながりの Freddie Scott くらいか・・・?
1967年に Van の Bang 時代の "He Ain't Give You None" を歌って,Black Singles で24位にチャート・インさせているバージョンが,↓ に収録されている。
● Freddie Scott "Cry To Me - The Best Of Freddie Scott" [COLUMBIA CK 65241] -1998
↑ の "Cry To Me" はストーンズの録音より後だが,New Barbarians でも First Barbarians でも "Am I Grooving You" をカバーしているので,ストーンズのファンにもおなじみのはず。

Jon Tiven のライナーによると,"Bulbs" を歌っている Ellis Hooks がガイド・ボーカルを吹き込んだテープを元にそれぞれのシンガーがボーカル・トラックを録音し,曲によってハーモニカやギターなどをオーバー・ダブするという形で制作されたらしい。
基本のバンドは,Jon Tiven のギターに,奥さんの Sally がアレンジとベースを担当し,ドラムは Simon Kirke(Free, Bad Company) で,キーボードには New Orleans から Henry Butler が参加している。
ホーンやストリングスは使われておらず,非常にシンプルな演奏で少々物足りなく感じるところもあるが,それだけに,曲そのものの良さやシンガーの個性が際立って聴こえるようになっている。
Van Morrison のファンの中でも,アイリッシュ・トラッドなどの西洋的な側面は好きだがソウルや R&B などアメリカ南部の泥臭い音楽は苦手・・・というような人に特にお勧めしたい。最初はとっつきにくいかもしれないが,何度も聴いているうちに味わいが増してくるはず。

ライナー中の各シンガーの紹介も簡潔だが的を射たもので,Eddie Floyd や Sir Mack Rice がまず The Falcons の一員として紹介されているあたりは,Jon Tiven の Soul Music に対する造詣と愛情の深さがうかがえる。
◎ The Falcons "You're So Fine" [RELIC 7003]
◎ The Falcons "I Found A Love" [RELIC 7012]
アマゾンでは CD は "I Found A Love" だけのようだが,手元にある "You're So Fine" は CD 。第3集もあるらしいが,それは未 CD 化 ?
米アマゾンでは,Falcons (Bahamas) という別のグループと混同されているほど冷遇されているが,Wilson Pickett のリードで有名な "I Found A Love" 以外にも名曲がいっぱいある優れたグループ。

Bettye LaVette は,... she is the least famous and possibly greatest female Soul singer alive. と紹介されているけれども,この後,素晴らしい新作を続けて発表しているので,もう the least famous ではない。
● Bettye Lavette "I've Got My Own Hell to Raise" [Anti 86772-2] -2005
● Bettye LaVette "The Scene Of The Crime" [Anti 86873-2] -2007
彼女の歌う "Real Real Gone" の後半で,Van のオリジナルにはない Sam Cooke の名前が歌いこまれていたのは,ファンとして,うれしかった・・・(^_^;)

2008年3月25日 23時48分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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