ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2007年12月09日(日)
Having A Party featuring Louis Williams
The Ovations "Having A Party featuring Louis Williams" [POLYDOR/P-Vine PCD-1203]

1. "Having A Party" Medley
2. Your Love Is Like A Song To Me
3. Born On A Back Street
4. Touching Me
5. My Nest Is Still Warm(My Bird Is Gone)
6. You Send Me
7. Under The Banana Tree
8. Don't Look Back
9. I Can't Believe It's Over
10. A Change Is Gonna Come
11. Don't Say You Love Me
12. I'm In Love
13. Just Too Good To Be True

1973年に MGM からリリースされたアルバムに,シングル盤のみで発売されていた3曲(11.〜 13.) をボーナストラックとして追加した CD 。日本語解説(鈴木武彦) 付き。
The Ovations featuring Louis Williams と表示してあるように,ほとんど Louis Williams のソロ・アルバム。

Sam Cooke のソックリさんとして定評のある Louis Williams だが,Sam Cooke を直接カバーした曲は少なく,このアルバム中の3曲(1. 6. 10.) 以外には,MGM での前作 "Hooked On A Feeling" に ゴスペル時代のカバー "Medley: Were You There / Touch The Hem Of His Garment" があるくらい・・・?
DVD だと,"The !!! Beat Vol.6" に Otis Redding の紹介の後に歌う "Twisting The Night Away" が収録されている。

ただし,Sam Cooke 調の曲となると,このアルバム中の "Touching Me" を初めとして数え切れない・・・(^_^;)
6. You Send Me の途中,「オレは Sam Cooke じゃない。オレはオレの歌い方で歌う・・・」と言った後の歌い方も,どうしようもなく Sam Cooke ・・・。

録音は,Sounds of Memphis スタジオで Hi のミュージシャンを使って行われており,Mabon Hodges のギターがなかなかの "A Change Is Gonna Come" も悪くはないが,このアルバムのハイライトはやっぱり 1. "Having A Party" Medley 。
プロデューサである Dan Greer が,Goldwax 時代に George Jackson とのコンビで発表した "Good Times" と同様のスタジオ・ライブ風のアレンジが決まりすぎるくらいに決まっていて,素晴らしい。
● George & Greer: V.A. "The Goldwax Story vol. 2" [KENT CDKEND 225]


8. Don't Look Back は,Mick Jagger が Peter Tosh と歌っているバージョンが最近 "The Very Best Of Mick Jagger" に収録されたが,オリジナルはもちろん The Temptations 。
12. I'm In Love は,Bobby Womack 作の Wilson Pickett の曲とは,同名異曲。解説によると,11.と 12. は,Quin Ivy がらみの Muscle Shoals 録音らしい。

この CD は廃盤になっているが,Barbara & The Browns の Sounds Of Memphis 時代の録音を CD 化してくれた英 KENT が,"Hooked On A Feeling" との2on1に未発表曲も追加して CD 化してくれることを期待したい。


Louis Williams がこの後 XL からリリースした楽曲は,"Sweet Thing" [XL/Vivid VSCD-016] として CD 化されている。ただ,それ以降は日本公演を行ったりもするが表舞台からは消え,Bobby Womack のアルバムにゲスト・ボーカルとして参加したのが最後・・・?
◎ Bobby Womack "resurrection" [Pony Canyon PCCY-00686]
4. Don't Break Your Promise (Too Soon)

その曲でギターを弾いているのは,Keith Richards と Ronnie Wood で,ドラムは Charlie Watts 。Louis Williams の声は少ししか聴くことができず,主に Bobby Womack とからむボーカルは,Rod Stewart 。





英 KENT から Barbara & The Browns の CD が出た後,Sounds of Memphis シリーズの第2弾は,おそらく The Ovation のアルバムだろうと期待していたところ,リリースされたのが ↓ 。
◎ V.A. "Can't Be Satisfied: The XL And Sounds Of Memphis Story" [KENT CDKEND 283]

あまり聴いたことのないシンガーが多く,未発表曲もいくつか収録されているようだが,正規にリリースされていた曲をきちんと CD 化するのが先だろう・・・などと思いながら聴いてみたが,さすが 英KENT ・・・m(_ _)m
ハズレなし,捨て曲なしの素晴らしいアルバムだった。

初期 Goldwax のディープなサウンドをバックに,Sam & Dave が吼える・・・といった風情の Richard & Walter あたりがお気に入りだが,ライナーには Richard & Walter are a complete mystery; no one can remember who they were, .... と書いてある。Barbara & The Browns のテープの中に入っていたとも書かれているのだが,ひょっとすると,Barbara Brown の兄弟 ? Richard Brown という名前はソングライターとしてクレジットされている曲があるようだが・・・。


The Ovations の CD 化の後は,未発表曲として収録されている "Best Thing I Ever Had" が素晴らしかった Spencer Wiggins のこの時代の録音の CD 化もお願いしたいが,Fame が権利を持っているという "Cry To Me" などの CD 化はいったいどうなっているのだろう・・・?
2007年12月9日 11時51分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2007 / COVERs of Sam Cooke |
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