Sweet Thing
Ovations, The "Sweet Thing" [XL/Vivid VSCD-016]
1. Till I Find Some Way
2. Don't Say You Love Me
3. Just Enough To Keep Me Hangin' On
4. The Plumber
5. You Gave The Best Performance
6. I'm In Love
7. Let Me Help You Love Again
8. I Can't Believe It's Over
9. Sweet Thing
10. Stars Are Out Tonight
11. Tell Me Why
12. Pa Pa
今年購入した CD の中で,1枚あたりの単価が一番高かったのが,コレ。
高いと言っても,某オークションにて¥4K弱という割安(?)な価格で入手できた。
このアルバムと同時期に VIVID から発売されていた ↓ は,LP でも持っていたし,
◎ V.A. "Soul Sounds Of Memphis" [XL/Vivid VSCD-017]
CD に買い換えて手元に置いてあるのに,1番違いの,この Ovations のアルバムについては,全く記憶に残っていなかったのだが,・・・。
2002年,grapevine からリリースされた ↓ に収録されている "Sweet Thing" を聴いて,
● George Jackson "in Muscle Shoals" [Grapevine/Malaco GVCD 3003]
Louis Williams もその曲を歌っていたのを思い出し,以来,ずっと探していた。
やっと入手できたこの CD を聴いて,その内容を忘れてしまっていた理由がわかったような気がした。
7. Let Me Help You Love Again の,安物のディスコ・サウンドをバックに,それでも精一杯心を込めて歌おうとする Louis Willimas があまりにも哀れで,それを聴いたあと一刻も早く忘れてしまいたい・・・と思ったからにちがいない。
その他の曲も,今ならそこそこ聴けるレベルだと思えるのだが,当時は,Goldwax や MGM での作品に比べると,軟弱に聴こえたのかもしれない。
Goldwax で録音された作品は,去年やっと久しぶりにリイシューされた ↓ が,
◎ "GOLDWAX Recordings - featuring Louis Williams" [KENT CDKEND 24]
MGM 時代の ↓ や,"Hooked On A Feeling" も,早くどこかが再発してほしい。
● "Having A Party: Featuring Louis Williams" [POLYDOR/P-Vine PCD-1203]
特に "Hooked 〜" はアナログ盤しか持っておらず,ここ2年ほど聴いていないので・・・(^_^;)
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2006年12月18日 22時52分
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とはいえ、売ってれば買っちゃいそうですが(笑)
Soul Sounds Of Memphisは私もLP持ってますが、個人的には今ひとつ愛着が湧かなかった印象でした...XLの録音って音質軽いですよね。
Having A Party持っていないんです。
そしてHoked...はやはりLPで持ってまして、デジタル化して聞いてますが、
よりによってスターラーズメドレーで音トビするのがイライラです(笑)
どちらもCD再発を強く望みます...
ぜひお願いしたいです(汗)
わたしはDonnie FrittsのRainbow Road
が聞きたいです。
My BRIEFCASEから色々いただきました
"Rainbow Road"はArthur Alexanderが私にとってイチバンやと確認できました。
それにしても今ショックなニュースを知りました... J.B.
今日は、Christmas In Heaven〜Soulful Christmas聞いてます...
James Brown は Sam Cooke について,自分があんな風に歌えたらダンスの練習をしなくてもすんだのに・・・というようなことを言っていたらしい。
もちろん,逆説的に Sam Cooke は俺のようには踊れないぜ・・・と言いたかったのかもしれないが,JB 自身が「うた」に対してコンプレックスを持っていたことが,あのサウンドを生み出すきっかけになったと考えると,なかなか興味深い発言では・・・?
それから,「魂の宿る街ニューオーリンズから―ネヴィル・ブラザーズ自伝」(デイヴィッド リッツ 著) の pp.24〜25 では,JB と Sam Cooke について,Neville Bros. の父親のおもしろいコメントが読めます。
Sam Cookeへの賛辞と嫉妬が入り交じるような言葉ですね。
しかし、Sam Cookeの踊りは確かにしょぼいですね(笑)
ネヴィルズの自伝は時折引用されてましたが、結構面白そうですね。
今度読んでみます。
ぼくの「スターラーズメドレー」に,針飛びはなかった (^_^)v >cow。
針飛びしていないのに音飛びしたり、機材のノイズがうるさかったり...
所詮は簡易な機材ですね(汗)
昔、オヴェイションズがオリジナルメンバーの三人で来日したとき、ルイウイリアムスのインタビュー記事が某音楽雑誌に記載されました。その中で彼は、「Havin' A Partyのアルバムは、私のソロアルバムとして録音された。レコード会社が私の承諾なしに、バックコーラス(ナイティンゲールス)を加えて、オヴェイションズ名義でリリースした。だから、オヴェイションズは我々三人以外では存在しない。」と答えていたのがいまだに印象に残っています。このSweet Thingにはその4人組の曰く付きの写真が使われているわけです。僕が買ったヴィヴィッドからのLPでは、ジャケットのデザインが全然違っています。CDではルイとバックメンバーが別々に切り離されていますね。ナイティンゲールズは本当のメンバーではなかったからなんでしょうか?
さてこのSweet Thing LPでしか持ってなくて、カセットにダヴィングしてものを大事にして聴いてきました。内容は素晴らしいものがあります。円熟と言う言葉ぴったりくるルイのディープでスムーズなボーカルが冴え渡る。多分に憂いを含んだ切なさに感情移入させられてしまいます。ダングリアー、ジョージジャクソンがプロデュースした70年代TKサウンドを真似た?バックのサウンドもスペーシーで良い。スタックス後期(アルジャクソン、ホーマーバンクス等がプロデュースしたSoul ChildrenのFriction)に似た都会的に洗練された田舎の?ソウルサウンドが心に浸み渡ります。確かにディスコ風のダサ曲も(笑)ありますが、ルイの歌唱力で結構聴けてしまいます。
ただ,ぼくの場合は 80年代半ばから十数年間,レコードは買うよりも売るほうが多くなり,サザン・ソウルどころか音楽そのものに触れる機会が激減する時代があって,Ovations の来日はもちろん,その翌年の Johnny Adams や Mighty Sam などのコンサートも見ておりません。
○ Louis Williams & The Ovations "One in a Million: The XL / Sounds of Memphis Recordings"
XL / Sounds of Memphis 時代の一部の楽曲は,まもなく CD 化されてリリースされますが,↑ のレビュアーの方が,ひょっとして・・・?
最近は,英KENT/Ace Records も商売が上手くなってきて,少しずつ小出しにするのがニクイですね。
未発表曲を発掘してくれるのはありがたいけれども,出来れば,まとめてくれたほうが・・・(^_^;)
○ V.A. "Memphis 70: The City's Funk And Soul In The Decade After Otis 1968-1978"
6. Shake - The Ovations