ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2013年05月10日(金)
Boz Scaggs "Memphis"
Boz Scaggs "Memphis (+2)" [Columbia COCB-54060]

1. Gone Baby Gone (Boz Scaggs)
2. So Good To Be Here (Al Green, Michael Allen)
3. Mixed Up, Shook Up Girl (Willie Deville)
4. Rainy Night In Georgia (Tony Joe White)
5. Love On A Two Way Street (BB Keys, Sylvia Robinson)
6. Pearl Of The Quarter (Donald Fagan, Walter Becker)
7. Cadillac Walk (Moon Martin)
8. Corrina, Corrina (Traditional)
9. Can I Change My Mind (Carl Wolfolk, Barry Despenza)
10. Dry Spell (Jack "Applejack" Walroth)
11. You Got Me Cryin (Jimmy Reed, Ewart Abner)
12. Sunny Gone (Boz Scaggs)
13. Mixed Up, Shook Up Girl [Demo]
14. It Takes A Lot To Laugh (It Takes A Train To Cry) [Demo] (Bob Dylan)

Boz Scaggs - MEMPHIS - Album Pre-View @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=xpkhxuKA9BU


Boz Scaggs の新譜を購入するのは,アナログ時代の "Down Two Then Left"(1978, Billboard 200: 11) 以来なので,何と35年ぶりということになる。その次作の ↓ を LP で買った記憶はなく,その後,入手したのは中古の CD として。
● "Middle Man" [SONY SRCS 9296] -1980

このアルバムに興味を持ったのは,キースのドラマーだった Steve Jordan がプロデュースして,Royal Recording Studios, Memphis, TN で録音されていたから。
もちろんキースも Royal Recording Studios を使ったことがある。
◎ Keith Richards "Talk is Cheap" [Virgin 7-90973-2] -1988
 5. Make No Mistake (with Memphis Horns arranged by Willie Mitchell)


Boz Scaggs のオリジナルだがハイ・サウンドそのもの(Organ は Charles Hodges)の1曲目と,ラスト(12.) のいかにも Boz らしいバラード曲以外は全てカバー。

2. ◎ Al Green "Livin' For You" [Hi/Capitol 72438-73609-2-1]
 Al の原曲よりもハイ・サウンドっぽい仕上がり。ただし,Hi の直接的な影響が感じられるのはここまで。

3. ◎ Mink DeVille "Cadillac Walk - The Mink DeVille Collection" [Capitol 5 35016 2]
 一転してエスニックな曲調だが,どこかで聞いたような記憶があるものの全く思い出せず気になっていたところ,iTunes のおかげで Jack Nitzsche のプロデュース曲であることが分かり,Mink Deville の編集盤 CD も注文してしまった。
かなりポップなパンク・ロック。New York で活動していたこともあるらしく,Velvet Underground の影響を感じさせる曲もあった。
日本盤のボートラとして収録されているデモ・バージョンは,Mink DeVille のオリジナルのほとんどコピー。

4. ◎ Brook Benton "Brook Benton Today" [Atlantic WPCR-25245]
 1970年のヒット曲(R&B Singles: 1, Hot 100: 4) で,カバーも多い。手持ちの CD だけでも これだけ ある。

5. ◎ Moments, The "The Best of - Love On A Two-Way Street" [Rhino R2 72415]
 これも1970年のヒット曲(R&B Singles: 1, Hot 100: 3)。ボーカルがファルセットでないこと以外は,ほぼオリジナルのサウンドに近い。

6. Steely Dan のアルバム収録曲らしい。Youtube で聞くことができるし,ここまで手を広げるつもりは・・・(^_^;)
オリジナルにあったスティール・ギターがなくなってソウル色の強いサウンドになっている。
Steely Dan - Pearl of the Quarter @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=g9UOWxBs89c


7. Moon Martin というシンガーのオリジナルが Youtube にあったが,Boz は Mink DeVille(3.) のカバー・バージョンを参考にしているようだ。
MOON MARTIN - CADILLAC WALK @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=fnR0pUVYhiE


8. ◎ "The Freewheelin' Bob Dylan" [Columbia/SONY SRCS 9240]
 いくつかバリエーションのあるトラディショナル曲だが,Boz が意識したのはおそらく Bob Dylan のバージョン。日本盤のボートラに収録されている 14. も Bob Dylan のカバー。
Bob Dylan - Corinna Corinna @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=ZuSYYmEzYBQ

 ↑ の Bob Dylan の元ネタとなったのは,↓ らしい。
◎ Bo Carter - V.A. "The Roots of Bob Dylan (3CDs + DVD)" [Proper PROPERBOX150]
'Corrine Corrina' BO CARTER, Delta Blues Guitar Legend @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=WbHs1EgFN5c


9. ● Tyrone Davis "Can I Change My Mind/Turn Back The Hands Of Time" [edsel/Brunswick DIAB 898]
 1969年のヒット曲(R&B Singles: 1, Hot 100: 5)。オリジナルよりもかなりテンポを落としたアレンジ。
数多くあるカバー・バージョン の中でもお気に入りの一つになった (^^♪

10. この曲だけ出自がよく分からない。日本盤の解説(大鷹俊一) には「レイ・チャールズなどとも共演しているトランペッターのジャック・ウォルラスの書いた」曲とあるが・・・?
Meters に同名曲があるけれども,それは彼らのオリジナル。
Son House に 'Dry Spell Blues' という曲があり,Boz のバージョンで聴ける Keb' Mo のスライド・ギターが Son House のものとかなり似ているような・・・?

11. ◎ Jimmy Reed "I'm Jimmy Reed / Just Jimmy Reed" [Vee Jay/P-Vine PCD-1405]
 Dan Penn も,16歳の頃にギターを弾き始めたとき 'I was hung up on Jimmy Reed.' だったそうだ。
Boz のバージョンは,ハーモニカこそ入っていないがオーソドックスなカバー。


たまたまポイントがたまっていたので日本盤を購入したが,ボートラ2曲は,あまり意味がなかった・・・(^_^;)
13. については日本語解説中で触れられているのに,14. に関する言及が全くないのはなぜ・・・?
2013年5月10日 07時52分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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