ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2012年12月11日(火)
"Sam Cooke at the Copa"
Sam Cooke "Sam Cooke at the Copa (Hybrid) [SACD]" [ABKCO 99702]

1. Opening Introduction
2. The Best Things In Life Are Free (Buddy DeSylva, Lew Brown, Ray Henderson)
3. Bill Bailey (Hughie Cannon [Adapted: Cooke])
4. Nobody Knows You When You're Down And Out (James Cox)
5. Frankie And Johnny (Traditional [Cooke])
6. Medley:
 Try A Little Tenderness (Woods, Campbell, Connelly), (I Love You) For Sentimental Reasons (Deek Watson, William Best), You Send Me (Cooke)
7. If I Had A Hammer (The Hammer Song) (Lee Hays, Pete Seeger)
8. When I Fall In Love (Victor Young ,Edward Heyman)
9. Twistin' The Night Away (Sam Cooke)
10. Band Introductions
11. This Little Light Of Mine (Sam Cooke)
12. Blowin' In The Wind (Bob Dylan)
13. Tennessee Waltz (Redd Stewart, Pee Wee King)

最近「紙ジャケ」としてリイシューされたが,これは,2003年にリリースされた SACD(Hybrid)盤。
This disc also includes SACD Multi-Channel surround sound which contains as many as six separate channels, each captured on disc with full DSD sound quality in 5.1. You will hear every nuance of the original master tapes and the vocal quality as it was originally recorded.
・・・ということなのだが,SACD 対応のプレイヤーも,マルチ・チャンネルで聞けるようなオーディオも持っていないので,・・・(T_T)
しばらくの間,我慢して全く新たに CD を購入せず資金を貯えればそこそこのシステムの購入は可能だが,とてもそんな「我慢」は出来そうにない・・・(ToT)
音楽を聴くのに投入できる「予算」は限られているので,宝くじでも当たらない限りは・・・(TOT)


● 浅川マキ 『こんな風に過ぎて行くのなら』 石風社 刊
このアルバムに関しては,浅川マキ のエッセイ集 ↑ に収録された 「ネオン輝く日々」(pp. 131-138) 中の 「・・・だが,時間(とき)が経つ程に,明るさの向こう側に彼のディープなソウルが見えてくる。重くて暗い直接的な表現よりも,この一枚には彼が抱く背景がみえる。」 という表現以上に付け加えるべき言葉はない。


◎ Sam Cooke "Sam Cooke at the Copa [SHM-CD]" [ABKCO UICY-75340] -2012
 最近リイシューされた「紙ジャケ」盤にはマルチ・チャンネルのレイヤーは含まれていない。
オリジナルな LP にライナーとして付けられていた Don Paulsen(Rhythum and Blues Magazine) によるインタビューの日本語訳と,2003年にリリースされる際に追加された Peter Guralnick の日本語訳は,以前の日本盤 CD にも含まれていたが,新たに日本語解説(鈴木啓志) が付け加えられた。
揚げ足を取るようで申し訳ないが,その日本語解説には,いくつか事実誤認がある。
例えば,'Bill Bailey' について,解説中には「ここで早くも自作曲を披露するが」とあるけれども,これは Sam Cooke の「自作曲」ではない。
Wikipedia によると,元々は 'Bill Bailey, Won't You Please Come Home?' というタイトルで1902年に発表され,デキシーランド・ジャズのスタンダード曲として知られている曲。
Youtube には,Sam Cooke のバージョンと同じ年に録音された ↓ がアップされていた。
Sarah Vaughan *Bill Bailey, Won't You Please Come Home* Live 1964 @Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=T6ccPEsODiE

 こんな風に,Wikipedia や Youtube でちょっと調べれば分かるようなことを勘違いされるのは,勘弁していただきたい・・・m(_ _)m

もっとも,この曲について ABKCO は,1987年版の CD には (Adapted: Cooke) としてあるものの,2003年版では (Sam Cooke) ABKCO Music,Inc. とクレジットしてしまっているのだが,・・・。
日本語解説中で「民謡」と書いておられる 'Frankie and Johnny' や,「彼が子供の頃から歌っているゴスペル」と書いておられる 'This Little Light Of Mine' も,ABKCO によると,Sam Cooke の「自作曲」・・・(^_^;)

◎ Sam Cooke "Sam Cooke at the Copa" [ABKCO 99702]
↑ は,SHM-CD ではないが,2003年版の DSD リマスターを使用した廉価な輸入盤。
ただ,この CD のブックレットには,オリジナルにあった Don Paulsen とのインタビューは収録されていない。

このブログを始めてから Sam Cooke の命日を迎えるのは,もう8回目。
当時,Sam Cooke のオリジナル・アルバムはほとんど CD 化されておらず,編集盤 CD もわずかしかなかったことを思うと,今昔の感がある。


2012年12月11日 20時22分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2012 / CDs of Sam Cooke |
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