ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2009年03月21日(土)
Apollo Saturday Night
Various Artists "Apollo Saturday Night" [Atlantic/Collectors' Choice CCM-998]

The Falcons
1. I Found a Love 2. Alabama Bound
Otis Redding
3. Pain in My Heart 4. These Arms of Mine
Doris Troy
5. Misty 6. Say Yeah
Rufus Thomas
7. Rockin' Chair 8. Walking the Dog
The Coasters
9. 'Tain't Nothing to Me 10. Speedo's Back in Town
Ben E.King
11. Groovin' 12. Don't Play That Song (You Lied) 13. Stand by Me
All - Finale
14. What'd I Say

その昔は,アポロ劇場でのライブ盤と言えば,James Brown "Live at the Apollo" の次にあげられるのが,このアルバムだった。それほどの名盤とされていたのになぜかなかなか CD にならず不思議に思っていたのだけれども,やっとリイシューされた。

Jeanie Grenne [CCM-996]Marlin Greene [CCM-997] に続いて,Collectors' Choice Music というレーベルからリリースされている。半年ほど前から i-Tunes では入手可能だった ようだが,これは CD。

1963年11月16日に行われた the midnight show at the Apollo の実況録音盤。演奏しているのは,同じ年の1月に Sam Cooke のバックを務めた King Curtis のバンド。まだ Capitol に所属していた時代で,クレジットは無いが Ray Lucas がドラムで Billy Butler と Cornel Dupree がギター,キーボードは Paul Griffin,ベースは Chuck Rainey あたりか?
もし,当時のテープが残されていれば,Rhino handmade あたりからとっくに完全版がリイシューされていたはずだが・・・。
ラストの全員でのフィナーレ "What'd I Say" がわずか2分弱でフェイド・アウトしてしまうのはいかにも物足りないし,Otis Redding がバラード2曲だけというのも不自然で,いくらデビューしたばかりの新人で出番が少なかったとしてもバラード以外のジャンプ・ナンバーも歌っていたのではないか? また,Doris Troy がヒット曲の "Just One Look" を歌っていないわけがないとも思うが・・・?

1曲目の The Falcons から観客の盛り上がりは尋常でないが,全体を通しても,この "I Found A Love" が最もディープかもしれない。すでに Wilson Pickett はおらず,Eddie Floyd も Sir Mack Rice も抜けた後で,リードは Joe Stubbs らしいが,十分すぎるくらいディープな熱唱。昨年亡くなった弟の Levi Stubbs にも決してひけをとっていない Carlis "Sonny" Monroe ?。Detroit 出身だが,2曲目の "Alabama Bound" はゴスペル・ジャム風のゴキゲンなダンス・チューン。
続く,Otis もすでに貫禄十分で観客の反応も上々。上手く編集されてはいるけれども,2曲の間にアップ・テンポの曲を歌っていたのではないかという気がして仕方が無い・・・。

何とか当時のテープを発掘していただき,完全な形での CD 化を期待したいが,無理だろうか ?
2009年3月21日 08時36分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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