ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2009年07月19日(日)
Otis Rush "Right Place, Wrong Time"
Otis Rush "Right Place, Wrong Time" [edsel ED CD 220]

1. Tore Up (Ralph Bass/Ike Turner)
2. Right Place,Wrong Time (Otis Rush)
3. Easy Go (Otis Rush)
4. Three Times A Fool (Otis Rush)
5. Rainy Night In Georgia (Tony Joe White)
6. Natural Ball (Albert King)
7. I Wonder Why (Mel London)
8. Your Turn To Cry (G.Caple/Deadric Malone)
9. Lonely Man (Milton Campbell/Bob Lyons)
10. Take A Look Behind (Otis Rush)

「歌」で泣きたいときに聴くのが Wilson Pickett "Back In Your Arms" なら,「ギター」で泣きたいときの定番曲が,この Otis Rush のアルバムのラストに収録されている "Take A Look Behind"。

タイトルが変更され自作としてクレジットされているが,Nat King Cole のヒット曲 "Looking Back" (1958, Black Singles: 2, Pop Singles: 5) のカバー。Brook Benton/Belford Hendricks/Clyde Otis 作の,数多くのシンガーによって歌われている名曲。
Looking back over my life, .... 自分の人生を振り返ってみて,I'll never make the same mistake again. と,歌っているわけだが,拙い経験から言うと,同じ過ちを決してくり返さない人間にはお目にかかったことがない。もちろん,ぼく自身も含めて・・・(^_^;)
Otis Rush は,この曲をライブでのレパートリにしていて,"Looking Back" というオリジナルのタイトルで演奏されているアルバムもあり,今年リリースされたばかりの ↓ にも収録されていた。
◎ "Chicago Blues Festival 2001" [P-Vine PCD-24222] -2009
おそらく Otis Rush 自身,実生活で何度も I'll never make the same mistake again. と誓ったことがあるにちがいない。
それらの,いくつかある Otis Rush のバージョンの中でも,ギターの泣かせ方,きしませ方が最高なのは,この "Right Place, Wrong Time" に収録されたスタジオ・バージョンのように思う。

このアルバムは,Otis Rush が Atlantic 傘下の Cotillion から,Fame 録音の1st LP "Mourning in the Morning" を出した後,Capitol と契約して録音(1971) したものだがなぜか発売されず,これらの楽曲が日の目を見るのは,その5年後に P-Vine がリリースした LP まで待たなければならなかった。

Personnel: Otis Rush - vocals, guitar; Doug Killmer - bass; John Kahn - bass; Bob Jones - drums; Fred Burton - rhythm guitar; Mark Naftalin - piano; Ira Kamin - organ; John Wilmeth - trumpet; Ron Stallings - tenor sax; Hart McNee - alto sax

Produced by Nick Gravenites and Otis Rush
Recorded at Wally Heider's Studio, San Francisco, Feb., 1971
Originally P-Vine PLP-702 (Bullfrog LP 301) Released: 1976

前作の "Mourning in the Morning" と共通しているのは,Mark Naftalin(The Paul Butterfield Blues Band) とプロデューサの Nick Gravenites(Big Brother & the Holding Company,Electric Flag)。
前作とは違って,Otis Rush 自身もプロデュースに加わっているためか,歌もギターもさらにテンションが高くなっている。
バックのサウンドは Cobra 時代のドス黒さに比べるとどうしても軽く聴こえてしまうが,Otis Rush の歌もギターも快調そのもの。アルバム単位での最高傑作という高い評価を受けているのも,うなずける内容。

曲名が Otis Rush の人生そのもののような "Right Place, Wrong Time" とか,バラード・シンガーとしての実力を見せつけてくれた "Rainy Night In Georgia"(Tony Joe White が書いた Brook Benton のヒット曲) などもお気に入り。


この Otis Rush も Sam Cooke のファンで,2曲もカバーしているアルバムがある。
● "Ain't Enough Comin' In (Japanese version)" [THIS WAY UP PHCR-1248] -1994
3. Somebody Have Mercy
11. Ain't That Good News

2009年7月19日 00時29分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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