ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2009年05月03日(日)
Ronnie Milsap "Ronnie Milsap"
Ronnie Milsap "Ronnie Milsap" [Warner Bros./Collectables COL-CD-7709]

1. Dedicate The Blues To Me (Huey P.Meaux)
2. Sunday Rain (Mark James)
3. Please Don't Tell Me How The Story Ends (Kris Kistferson) 3:00
4. Sweet Little Rock And Roller (Chuck Berry)
5. Blue Skies Of Montana (Dan Penn, Spooner Oldham) 5:29
6. Sanctified (Jim Dickinson, Bob McDill)
7. Keep On Smiling (Spooner Oldham, Karen Oldham) 3:21
8. The Cat Was A Junkie (B.Weinstein, J.Stroll) 2:30
9. Crying (Orbison, Melson) 3:15
10. Not For The Love Of A Woman (Nat Foster)
11. Why (Swain Schafer) 3:04

Dan Penn がプロデュースした Ronnie Milsap の最初のアルバム(1971)。2006年に CD 化される際にボーナス・トラック(9.) が追加された。

1965年から所属していた Scepter レーベルが Memphis で録音するようになり,Ronnie Milsap にとってよほど居心地が良かったのかそのまま居ついてしまって Chips Moman のレーベルで数枚のシングルを録音したあと制作されたのが,このアルバム。
American Recording Studios, Memphis(1. 2. 5. 6. 8. 9.),Muscle Shoals Sound Studios, Muscle Shoals, Alabama(3. 4. 7. 11.),Quadrafonic Sound Studios, Nashville(10.) で録音されている。
セッションに参加したミュージシャンは一括して表記されているけれども,Muscle Shoals のベースが David Hood ではなく Chris Ethridge になっている以外は,おなじみのメンバーが多い。ホーンは The Memphis Horns で,コーラスは The Black Berries。

Dan Penn にしてみれば,'60 年代末にヒットさせた The Box Tops の夢をもう一度・・・というつもりでプロデュースしたのかもしれないが,残念ながらチャート上での動きはほとんどなかったようだ。
Scepter からヒット曲を連発していた B.J. Thomas を意識していたかもしれない。2. Sunday Rain を書いた Mark James は,B.J. Thomas のヒット "Hooked On A Feeling"(Pop Singles: 5) の作者でもある。

収録曲の中で,個人的に最も好きなのは,Nashville 録音の 10. Not For The Love Of A Woman 。
James Burton のギターや,David Briggs,Norbert Putnam,Kenny Buttery という Area Code 615 と呼ばれた Nashville のセッション・プレイヤーの演奏が素晴らしい。David Briggs と Nobert Purnam は,Fame 最初のスタジオ・ミュージシャン だった。

3. Please Don't Tell Me How The Story Ends は,Huey Meaux のプロデュースでも録音しており,RCA と契約するきっかけともなった曲で,RCA でも録音している。Kris Kristferson が書き,Rita Coolidge とデュエットした,美しくも哀しいラブ・ソング。

Chuck Berry の 4. Sweet Little Rock And Roller でスライド・ギターを弾いているのは,Eddie Hinton か ?

5. Blue Skies Of Montana は,Penn/Oldham のコンビによる作品だが,大げさなアレンジが施されていて,いかにも「大作」風。3分半ほどに編集されたバージョンがある。
● "A Rose By Any Other Name" [Warner.Bros/Collectables COL-CD-7710] -2006

2009年5月3日 09時22分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2013年07月28日(日) 03:20 by HIDEKI WATANABE
いつもお世話になっているDan Pennサイトの管理人です。
質問あります。僕の持っているWS-1934 はCryingも収録されている11曲バージョンなのですが、貴殿所蔵のレコードは10曲バージョンなのでしょうか。教えて下さい。

余談ですがWHY の作者はSwain Schaeferとなっていますが、楽曲を管理しているのがDan Penn Musicとなっているので、間違いなくこの曲はDan Pennとの共作ですね。このパターンよくあります。
こちらこそお世話になっております m(_ _)m

手元にあるのは,レコードではなく,Collectables からリリースされた CD のみです。
AllMusic でこのアルバムを検索すると10曲入りとして表示されるし,
他にも10曲入りの LP として紹介しているサイトが複数あったので,
Ronnie Milsap - Le site du Rockabilly, du Rock

Praguefrank's Country Music Discographies: Ronnie Milsap

'Crying' は,てっきり CD 化の際のボートラだと思って記事を書きましたが,
今回改めて検索すると,11曲入りの LP(promo盤) としてレーベルの画像付きで紹介しているサイトもありました。
http://nakashima-records.com/goods/detail_48812.html

2nd プレスで曲が追加されることはよくありますが,このアルバムがそれほど売れたとは思えないし・・・
・・・ということは,AllMusic などのサイトの内容が間違っているのでしょうか・・・?
2013年07月28日(日) 23:29 by HIDEKI WATANABE
そうなんですよ。全く同じサイトみてて10曲バージョンと11曲バージョンが存在すると。プロモ盤が11曲なので後からCryingを削除した10曲バージョンになったと考えられますね。今まで気づきませんでした。ただ10曲バージョン実際目にしてないのでまだ断言できません。

http://www.geocities.jp/hideki_wtnb/agp-label45.html

Chips Moman が関わったレーベルを調べていて気が付きました。

これからも宜しくお願いします。

AllMusic だけなら単純ミスも考えられるのですが・・・

貴サイトの内容はたいへんくわしく,いつも参考にさせていただいております。
今後とも,よろしくお願いいたします m(_ _)m
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