ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2012年01月05日(木)
Let's Go with The Routers
The Routers "Let's Go with The Routers" [Collectors' Choice CCM-335-2]

1. Let's Go
2. Pep Rally 3. Limbo Rock 4. Grandstand Stomp 5. Bucket Seats 6. Half Time 7. Sting Ray 8. Mating Call 9. Let's Dance 10. Snap Happy 11. Mashy 12. Make It Snappy

年の初めくらいは,明るく健康的で能天気な音楽を聴いていたい・・・。
1963年にリリースされたアルバムを2003年に CD 化したもの。
ライナーノート(Richie Unterberger) の書き出しは,
Clap-clap, clap-clap-clap, clap-clap-clap-clap --"Let's Go!" It's a chant that's familiar to virtually every American, whether or not you're a music fan or sports fan.
その 'Let's Go'(1962, Hot 100: 19) は,アメリカ人でない我々日本人にも親しまれているはずの曲。Youtube で再生可能なのは,オリジナルではなく Ventures の演奏だけだったが,Ventures がそのカバー・バージョンをタイトルにしたアルバム(1963) は Billboard 200: 30 と,オリジナルの収録されたアルバム(Billboard 200: 104) よりヒットしているので,こちらの方が耳になじんでいる人が多いかも・・・?
Let's Go - The Ventures @ Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=IbZy30csNl0


The Routers というバンドは,セッション・ミュージシャンを集めた架空のグループ。このアルバムで演奏しているのは,プロデューサの Joe Saraceno(Beach Boys が CANDIX という小レーベルからデビューしたとき,その社員としてグループ名の決定などにも関わっていたらしい) によると,ギターに Tommy Tedesco,ベース兼アレンジャーは Rene Hall,ドラムは Hal Blaine,そしてピアノには Leon Russell というメンバー。
Leon Russell に関する Joe Saraceno のコメントが面白く,"Believe it or not, he used to come into the studio suit and tie. He looked like a college freshman." 
Leon Russell というと「長髪」のイメージしかないが,あの "T.A.M.I. Show" のステージ上でピアノを弾いている短髪でスーツ姿の人物が Leon Russell であることは,どうやら本当らしい。

その Leon Russell 以外のメンバーは,全て Sam Cooke のセッションに参加したことがある。特に,Rene Hall は,Keen 時代や RCA の中後期のアレンジャーとして,Sam Cooke のサウンド作りに多大な貢献をした人物。彼が "Twistin' The Night Away" のアレンジを担当したのは,このアルバムの約1年前ということになる。
「チャック・ベリーやミッキー・ベイカーにも影響を及ぼしたと言われ,ロック・ギターの先駆者として今後の再評価が必要な人物」(中村とうよう) でもある。

Production Supervisor としてクレジットされている Sid Sharp も,Sam Cooke のセッションに参加しているが,このアルバムではストリングスの音はほとんど聞こえない。ストリング・セクションのメンバーがこのアルバムで担当しているのは,hand-clapping と chant ・・・(^_^;)

2012年1月5日 07時44分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| Past MUSIC in 2012 |
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こんにちは dennyです
レオン ラッセルはハリウッド時代をいっさい語らない事で有名ですが なにがそこまで頑なにさせたのか 若干興味はあります
もっとも 当時は本名のラッセル ブリッジズで通していたので 別人という意識なのかもしれません
Lets Go といえば 何よりも Jim Pewter Showのオープニング! もちろんベンチャーズではなくルーターズのテイクですね
ワタシにとっては Disk Jockey とはジム ピューター と同義 キング オブ DJとはピューターとなります
denny さん,今年もよろしくお願いします m(_ _)m

その Jim Pewter Show の Intro & Ending は,Youtube にありますね。
Jim Pewter Show - Intro & Ending - AFN - Armed Forces Network Europe 1970
http://www.youtube.com/watch?v=lz_VXNMRmU8

ぼくは FEN を聞くことができず,ラジオ関西の「電リク」でしたから・・・(^_^;)

髪の毛を切ったり伸ばしたりすることについて,女性に比べると男は無頓着ですが,Leon Russell の場合は極端すぎますからね。何があったんでしょう・・・?
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