ニックネーム:Mr.Pitiful
タイトルの "R 'n' S & B" は "ROCK 'n' SOUL & BLUES"。 "+ c" は, 最近聴き始めた Country Music 。
2011年05月29日(日)
『ライフ (キース・リチャーズ自伝)』
『ライフ (キース・リチャーズ自伝)』 キース・リチャーズ 著,棚橋志行 訳,楓書店 発行

発売以来チラチラと立ち読みしていたが,「ポイント3倍クーポン」を活用して購入。
翻訳の質はともかく,「索引」が省略されているのはなんとも不便なので,ペーパーバック版を注文済み。
□ "Life: Keith Richards" [Phoenix ]

読書中の BGM は ↓ で,飲んでいるのはもちろん,安物のワイン・・・。
◎ "Vintage Vinos" [Mindless 59704 53719] -2010
 アマゾンの「カスタマーレビュー」ではボロクソだが,「内容最高、編集最悪」は,表題の訳本と同じということで・・・,MP3 ダウンロードなら \900 だし,'Hurricane' だけなら \100 ・・・(^_^;)
↓ のような CD もあったが,例によってダブりが多いので,そのうち・・・。
○ V.A. "Keith Richards' Jukebox: The Songs That Inspired The Man" [Chrome Dreams ]

「索引」どころか「目次」まで省略されていて,まだパラパラと流し読みしただけだけれども,やはりなかなか面白そう。
'64〜'68 年にかけての RCA Hollywood Studios でのセッションに関係して Sam Cooke の名前が登場するのを期待したが,見当たらなかったのは残念だった。原書の「索引」に期待しているのだが・・・。
RCA Hollywood で録音された 'Play With Fire' の bass は Phil Spector で,harpsichord を弾いたのは Jack Nitzsche だったそうだ。(pp.194-196)

オルタモントの数日前に行われた Muscle Shoals でのセッションについては詳細な記述があった。(pp.306-314)
'Wild Horses' でピアノを弾いている Jim Dickinson の証言が非常に面白い。

Allen Klein については,もっと過激な発言を期待していたが・・・,キース自身は貴重な「教訓」だったと考えているらしい。(pp.324-325)
「クラインはできそこない弁護士だった。法律の条文を愛し,正義と法律にはお互い何の関係もないという事実を愛していた。あいつにとってはゲームだったんだ。最終的に俺たちの全作品の著作権とマスターテープを所有することになった。デッカと契約中に書かれたものや録音されたものをすべて。」
現在,abkco からリリースされている Rolling Stones のアルバムは,彼らが Allen Klein と手を切るために支払った代償。英 Decca と契約する前に録音されたデモ・テープがいまだに公式にリリースされないのも,abkco が権利を主張しているためではないかと思っているのだが・・・?

驚いたのは,Billy Preston が,「大っぴらにゲイと言えない時代からゲイだった」ということ。(p.402)
知らなかった・・・(^_^;)

何しろ分厚い本なので,じっくり読むと,まだまだいろいろな発見がありそうだ・・・(^^♪

2011年5月29日 22時22分 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
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2011年06月04日(土) 22:42 by テルミー
はじめまして。
私が一番驚いたのは、ティム・ローズが歌っていた「ヘイ・ジョー」のデモテープのコピーを、リンダキースが、ジミに渡してしまったこと!
キースがヘイジョーを出したら、どんなであったかなあ、としみじみ考えます。

原書にあるキースの手書きの手紙を載せていないのも残念なことですわ。
やっぱり索引はないと・・・
索引からひっぱって読むだけでも楽しいですからね。

原書はやはりしっかりと作られていて息遣いを感じるし、日本語版は全体的に「ほれ」って感じの作り。
はじめまして m(_ _)m
ジミヘンとリンダ・キースの関係は,『ジミ・ヘンドリクス 鏡ばりの部屋』チャールズ・R・クロス 著 (P-Vine 刊) の第12章〜(pp.193-) にも詳しく書かれていました。
ジミヘンに LSD を教えたのもリンダだったらしい。初トリップの夜には,発売されたばかりの Bob Dylan "Blonde on Blonde" を聞いたり,キースのシングル・コレクションから Johnnie Taylor 'Little Bluebird' や Snooks Eaglin 'Yours Truly' などを聞いたそうです。

『ライフ』のペーパーバック版は入荷が遅れているようで「お届け予定日」が変更になってしまい,がっかりしております。ハードカバー版は在庫があるようですが,値段が高い上に重そうなので,ちょっと手が出ない・・・(^_^;)
2011年06月05日(日) 08:34 by テルミー
いい忘れましたが、SamCookeのことは残念ながら書いてありませんでした〜

リンダはビッチ(笑)

アニータはもっとビッチ。
シェルターが欲しいほど、キースはがっくりきて
パフォーマンス撮影中に、かの名作「Gimmie Shelter」作っちゃったとのこと。

ビッチはロックに必要なのかも^〜^
そうですか,Sam Cooke について語った部分はありませんでしたか,・・・残念です。
'Little Red Rooster' は,ストーンズが取り上げる1年前に Sam Cooke がカバーしてヒット(R&B Singles: 7, Hot 100: 11) させているので,ひょっとすると・・・と思っていたのですが・・・。

Muscle Shoals でのセッションがくわしく書かれている割には,それよりはるかに多くの曲を録音した RCA Hollywood でのセッションの記述があっさりしているのも物足りなかったです。
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